関東近辺の美術館めぐり ~美術・美景・美味を楽しむブログ~

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評価




よみがえる幻の壁画たち レオナール・フジタ展 【そごう美術館】

去年の年末から今年の頭にかけて、上野の森でやっていた展示がまた横浜に回ってきたので、最終日寸前に行ってきました。上野のとあわせると3回目かな。 その頃はブログをやってなかったので、この機会に改めてご紹介しようかと思います。

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【展覧名】
よみがえる幻の壁画たち レオナール・フジタ展

【公式サイト】
 http://www2.sogo-gogo.com/common/museum/archives/09/0612_fujita/index.html
 http://leonardfoujita.jp/index.html

【会場】そごう美術館(横浜)
【最寄】横浜駅
【会期】2009年6月12日(金)~7月21日(火)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
 ※写真はコンパクトデジカメで撮影しました。


【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間20分程度

【混み具合・混雑状況(日曜日16時頃です)】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
最終日が近かったせいか、そこそこ混んでいました。上野の森でこの展覧を観た方も多いかと思うので、上野の森の時との違いを説明しますと、まず上野の森にあった藤田の初期~エコールドパリ全盛時代の作品は少なくなっていました。それと、猫のコーナーが無くなっていました。全体的にちょっと減ってるなーって感じはします(そのため1時間ちょっとで回れる量になっていました) 上野の森の別館にあった修復のVTRとかも結構面白かったけど無くなってたかな。。。
しかし、逆に上野の森には無かった大作が5点ありました。私が行ったときには目玉の1つになっていた「野遊び」(志摩観光ホテル クラシック蔵)は展覧を終了していて残念な限りでしたが、それ以外の4点で乳白色の頃ともキリスト教に改宗した晩年とも違う作風を味わうことができたのは大きな収穫でした。それと、藤田の私物や教会の下絵の展示が増えているように思いました。上野のときに藤田のそろばんとかあったっけ??流石に記憶が怪しいですw
あとは大体同じ内容だったかな。上野の森のように時系列を感じなかったので、藤田をあまり知らない人にはわかりづらくなってるかも?と思いました。


もう横浜でも終わってしまいましたが巡回していくようなので、気に入った作品をいくつか紹介。上野で観た作品が多いですが、最初に受けた印象を思い出しつつご紹介しますw


「花の洗礼」
藤田と言えば独特の乳白色と細い線で描かれた絵を真っ先に思いつきますが、これは淡くも色彩豊かな作品です。というのもこの作品は1959年の作品でだいぶ歳をとった頃の作風なのです。3人の女性が姉妹か3美神のように向き合った立ち姿で花を散らしている絵で、華やかさから精神的な充実を向かえた様子が伺えます。上部に描かれた天使も藤田を祝福しているかのような絵でした。(しかしこれをしょぱなに展示するとは意外でした。。。)

・・・と、ここで「藤田嗣治」は何故「レオナール・フジタ」なのかって話ですが、(ファンの方は今更ですみません) フジタはこの絵を描いた前の年に、奥さんと共にキリスト教の洗礼を受けています。その時授かったのがレオナールという洗礼名で、これは藤田がレオナルド・ダヴィンチが好きだったのでそこからつけられたのだとか。さらに言えば、藤田はフランスに帰化していますので、戸籍上ではフランス人です。


「二人の友達」
これは乳白色の作品で(1926年)、大作「構図」を観るときに1つのヒントとなる作品です。2人の女性が肩を並べてこちらを見ながら微笑んでいます。藤田はやっぱり裸婦が素晴らしいです。親しげな目線と気品のある美しさが印象的です。

アトリエ・フジタの再現 ★こちらで観られます
リンク先の動画で結構観られます。展示序盤に藤田のアトリエを再現したコーナーがあって、周りには彼の私物が展示されています。まず再現ですが、リアルにできていて特に壁面に描かれたフレスコ画が目を引きます。これは藤田が教会を建てる際に内壁に描く前に、素早く正確さが求められるフレスコ画に慣れるため練習として描いたもの(の再現)らしいです。そして、部屋の右端には額縁がいくつも置いてあるのですが、これも藤田が作ったもの。なんと藤田は額縁も自分で作っていたようです。
そして、周りの私物などですが、教会や自分のアトリエのミニチュアは必見です。なんとも可愛らしいけれども、恐ろしく時間のかかりそうなミニチュアです。ほうきとか雑巾かけまである… 面白いです。
私物には陶磁器やら縫い物やらまであります。これも全部、藤田が作ったものです。恐るべし器用さw 結構可愛いデザインが多くて親しみやすく、彼の人となりがよく出ているコーナーでした。音声ガイドでは彼の肉声の小唄も聞けますw

「アージュ・メカニック」
沢山の子供たちが汽車や飛行機、車といったメカの模型で遊んでいる様子を描いた絵です。これも「花の洗礼」と同じような画風で描かれています。藤田の作品はこういう絵と乳白色の2つの画風の作品をよく観ますが、最初のうちは同一人物の作品とは思えませんでした。この絵もちょっと萌え入ってるしw 

「フランスの冨」
横8×縦6で合計48の正方形に分かれている絵で、それぞれのマスの中にはフランスの富を象徴する絵が描かれています。シャンパンとか医療とかモナリザとか・・・ ちょっと漫画チックですw フランスをいかに愛していたかわかる作品でした。

「ノルマンディーの春」
これを観にきたといって良いかも。前述の通り残念ながら「野あそび」の展示は終わっていましたが、こちらも中々の作品。 林檎の木(桜かも?)の下でピクニックしている3人の女性が何とも穏やかです。寝そべっている女性の隣には犬もちょこんと伏せていて可愛らしいです。 この絵は1936年に描かれたらしく、ちょうど乳白色と洗礼した頃の中間のような作風でした。あまり観る機会がない作風なので貴重でした。

「イヴ」
藤田はアダムとイブや失楽園の話が好きだったようで、それを題材とした作品をいくつか描いています。そういえば、ゴーギャン展でもゴーギャンがアダムとイブに深い興味を持っていたと解説を聞いたばかりでした。よほど芸術家を刺激する題材なんですね。 この絵は林檎を持ったイブと上からそそのかす蛇の様子が描かれていて、何枚も同じ構図の絵があるのが興味深かったです。

「闘争 I」「闘争 II」 ★こちらで観られます
今回の目玉はなんと言ってもこの闘争と構図です。1枚が3m×3mと巨大で、彼自身が認める大作です。この作品のために藤田はいくつもの仕事を断って、50人以上もの筋肉質なモデルを雇いスケッチを描いたのだとか。相当気合を入れて出来映えにも満足していたのに、人手に渡るうちに行方不明となり長い間倉庫に丸めて放置されていたらしいです。なんとも勿体無い話です。
「闘争」という名前からして荒々しいんだけど、作品からもそれを感じます。特に真ん中でバットのように棒を持って振り回しそうな男が目に付きます。こいつ今にもパワフルなスウィングしそうw そしてその近くでレスリング?してる連中とか、とにかく肉弾戦の様相で、褐色の肌も相まって力強い(というか暴力的な)イメージがありました。

「ライオンのいる構図」「犬のいる構図」 ★こちらで観られます
こちらは「闘争」と対を成す作品。闘争が地獄ならこちらは天国です。藤田作品の集大成のようで、モデル達からは明るさと生気を感じました。この「構図」の2枚はよく観ると、藤田作品にゆかりのある人たちがいます。先ほどの「二人の友達」も登場し、人脈も含めて集大成の様相です。そのせいか、全体的に楽しげな感じが漂っていました。沢山のモデルがいて隅々まで観てきましたが、全体的に自然と上へ上へと視点が行くつくりになっているらしいです。

この4枚が揃うのは今回の一連の展覧が初めてだそうで、かなり貴重な経験でした。周りにはこの作品のためのスケッチがあるので、それと比較しながら観るのも面白いです。

平和の聖母礼拝堂 ★こちらで観られます
藤田は洗礼後、ラベルの絵を描いていたシャンパン会社の社長の協力を得て、ランスに礼拝堂を建てます。そこは彼のステンドグラスやフレスコ画などで埋め尽くされているらしいです。 さすがにそれを展示するのは無理なので、教会内部のVTRや素描、ステンドグラスの再現などがありました。 80歳くらいの藤田にこの仕事は相当きつかったようで、完成して1年くらいで生涯を閉じたようです。 最後は信仰に生きた藤田としてはこの教会こそが最高傑作なのかも?と思いました。


ということで、藤田の洗礼後と構図・争闘がメインになっているのは上野と同じでした。この展覧のおかげで藤田への理解が深まったように思います。貴重な経験でした。
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新横浜ラーメン博物館

先月、横浜美術館の「フランス絵画の19世紀 美をめぐる100年のドラマ」展を観に横浜まで行ったばかりですが、今度はそごう美術館に「よみがえる幻の壁画たち レオナール・フジタ」展を観るために横浜に行ってきました。(私の住んでいるところから横浜は結構遠いのです)
その際、ちょっと離れていますがどうせ横浜まできたんだからということで、新横浜の<新横浜ラーメン博物館>に行ってきました。横浜からは地下鉄で15分くらいかな。ラーメン好きの私には猫に鰹節って感じの施設です。博物館って名前だしw

公式サイト:http://www.raumen.co.jp/home/

入り口。入館するのに1人300円かかりました。
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看板。ラーメン屋は地下にあります。
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地下は昭和30年代初期の雰囲気漂う町並みになっています。
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まずはネットで評判が良かった「井出商店」へ。今思い出しましたが、昔、和歌山行ったときに食べたことがありましたw すっかり忘れてた。。。
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店内はこんな感じです。中まで昭和30年代ですなあ
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ミニラーメンを頼みました。非常に濃厚な豚骨醤油で、ちょっと変わった熟成された風味がします。
人によって好みが分かれるかも。悪くはないですが私の好みとの相性は微妙でした。
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続いて間髪をいれず「こむらさき」へ。こちらも豚骨です。
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味噌とんこつのミニラーメンを頼みました。意外なほどあっさりしていて美味しかったです。このニンニクの焦げたのがいい風味を出していました。
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連れは普通のとんこつのミニラーメン。鶏がらが入っているらしく、あっさりまろやかな味です。
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流石に2杯たべてお腹が膨れたので、ちょっと散歩しなが写真をとってきました。
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郷愁というよりは逢魔が刻って感じがしないでもないw
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駄菓子屋。こち亀か20世紀少年に出てきそうな店です。私の通った駄菓子屋も似たような感じでしたがw
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ちょっといかがわしい感じも昭和30年代風。
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ある程度余裕ができたので、締めで、「らーめんの駅(純連)」へ。私が行ったときはすぐに入れましたが、かなりの人気店のようで帰る頃には長蛇の列でした。
ここは最近この博物館に出店したらしく、札幌のすみれの姉妹店らしいです。すみれは昔行ったけど美味かったなあ。
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私はミニ塩ラーメンを頼みました。これが本日の大当たり! こってりした油とスープが絶品でした。今まで食べたラーメンの中でもトップクラスの美味しさです。
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連れはミニ味噌ラーメン。味噌が看板商品っぽいですが、普通といってましたw 好みによるんでしょうね。
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全部ミニとはいえ、3店も食べたので流石に撤収。1Fには博物館の名に相応しく、ラーメンの歴史なんかのコーナーもありました。
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ということで、私は最後のらーめんの駅(純連)で非常に満足しました。横浜に行ったらまた寄りたいです。

次回は、横浜に行ったメインの目的、「よみがえる幻の壁画たち レオナール・フジタ」展をご紹介します。
  → こちらに書きました。


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日本の美・発見II やまと絵の譜 【出光美術館】

会期が終わりそうだったので、慌てて出光美術館へ「日本の美・発見II やまと絵の譜」を観に行ってきました。最近、会期末が迫った展示会ばかり行ってるかも。

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【展覧名】
 日本の美・発見II やまと絵の譜

【公式サイト】
 http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/exhibition/schedule/200902.html

【会場】出光美術館
【最寄】JR・東京メトロ 有楽町駅/都営地下鉄・東京メトロ 日比谷駅
【会期】2009年6月6日(土)~7月20日(月・祝)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
 ※写真はコンパクトデジカメで撮影しました。


【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間20分程度

【混み具合・混雑状況(日曜日15時頃です)】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_③_4_5_満足

【感想】
そもそも大和絵って何ぞや?という感じですが、漢絵に対して国産の絵を指すみたいです。なぜか浮世絵から展示が始まるのを疑問に思ったのですが、狩野派に対抗意識が少なからずあったようで、浮世絵は世俗を描いているという姿勢から伝統的な大和絵の後継者であるという自負があったようです。狩野派の強弱がついた漢絵のような作風に比べて、やまと絵は均一でなめらかな雰囲気を持っているのが特徴のようです。

次の日が最終日だったせいか混んでいて、36点と点数は少ないですが観るのに案外時間がかかりました。章ごとに気に入った作品をご紹介。

<第一章 「うつつをうつす」-「やまと絵」と浮世絵>
伝 菱川師宣 「二美人図」
2人の美人が描かれた絵です。1人は硯をすっていて、もう一人は屏風の前に居ます。屏風には海と月が描かれていて、これは恋の想いの深さを表しているのだとか。優美な感じがやまと絵のスタートを飾るに相応しいように思いました。

懐月堂安度 「立姿美人図」
同じポーズの似たような絵が2枚並んでいるのですが、まるで着せ替え人形のように着物だけ違います。1枚だけでは普通の美人画ですが、2枚を比較できたのが面白かったです。

英一蝶 「凧揚げ図」
縦に長い作品。めっちゃ長っ! 凧揚げをして高い空まで飛んでいっている様子がよく現れていました。

英一蝶 「桜花紅葉図」
左は紅葉したもみじが描かれ、右は桜と2羽のつばめが描かれています。つばめは短冊の下を潜り抜けて飛んでいて、自由で軽やかな感じがします。左右で紅白の対比になっているのも綺麗でした。

筆者不詳 「江戸名所図屏風」
8枚組の屏風で、横は20mくらいはあるんじゃないかな? かなりの大作です。江戸を描いた作品の中で最も大きい作品らしいです。金地に雲がたなびいているよくある感じの屏風ですが、江戸をぎっしり描き込んだ絵中にはなんと2000人以上の人が描かれているのだとか。江戸城などの名所的なところだけでなく、浄瑠璃・歌舞伎を見物している人や舟遊びしている?ところ、家を建てている人や合戦ごっごをしている子供など、当時の世相がよくわかる活気に満ちた絵で、江戸っ子のエネルギーが伝わってくるようでした。この展覧会の見所だったと言って良いと思います。

<第二章 「物語」をうつす - 「やまと絵」絵巻の諸相>
筆者不詳 「橘直幹申文絵巻」
お屋敷が火事になって逃げている絵です。牛車が暴れそうな所や荷物を持ち出して必死に逃げている人などが描かれていました。それぞれ描かれている人たちが一目で何をしているのかわかる「物語」性の強い作品でした。

伝 住吉如慶 「木曽物語絵巻」
木曽義仲が逃げ落ちるシーンを描いた作品。細かくて鮮明な感じで、緑色が鮮やかでした。巴御前もいるみたいですがどの人かわからなかったw

冷泉為恭 「雪月花図」
今回の展示でこれが一番気に入りました。2枚組みの絵です。平安時代の屋敷が描かれていて上空から見下ろして屋根を透視したような感じの構図をしています。人物だけがカラフルに描かれ特に十二単が美しいです。
2枚組みのうち、左は雪、左に月と花となっています。これは「枕草子」の香炉峰の雪と源氏物語のシーンを表現しているのだとか。 その主題からもわかるとおり非常に上品な作風で線の細い優雅な感じでした。

田中納言 「異形賀茂祭図巻」
百鬼夜行みたいな感じかな。コミカルな作品で、猿などの動物達が妖怪みたいになって行進していました。こういう漫画的な物語も面白いです。

<第三章 「自然」をうつす - 「やまと絵」屏風とその展開>
伝 土佐光信 「四季花木図屏風」
ポスターになっている絵で、これぞやまと絵!という作品です。四季の様子を6曲の屏風に凝縮しています。線の細かい上品な絵で、色合いもやまと絵らしい少しぼんやりした感じの柔らかさがありました。

筆者不詳 「日月四季花鳥図屏風」
一瞬、抽象画みたい…と思いましたがデフォルメされた木や雲が力強い一方で、草花は細かく描かれているという2つの顔を持っているように思いました。

筆者不詳 「宇治橋柴舟図屏風」
川を描いた作品なのですが、流れが線で描かれていてダイナミックな感じです(あれ?大和絵の特徴って平坦じゃなかったの?と思ってみたりw) 水車などは半分沈んでいてこれは川が氾濫してるんじゃないかってくらい豊富な流れでした。

狩野安信 「松竹に郡鶴図屏風」
その名の通り鶴が多く出てくる作品。特に鶴が地面をつついている立ち姿が美しかったです。これも優雅さに溢れた作品でした。

渡辺始興 「鴫図」
かなりリアルな絵です。ほぼモノクロでシンプルな感じです。凄く良いと思ったのですが、これまでの絵とだいぶ違う感じがして逆にやまと絵って何だ?って最初の疑問に立ち返ってしまったかなw

ということで、やまと絵とは?は分かったようで分からなかったところも多かったですが、こまけぇことはいいんだよ!って感じで、目に映る美しさを堪能してきました。

おまけ:
帰りはいつもどおり、休憩所から皇居を眺めてから帰りました。 ちょっとこの日は天気悪かったのが残念でした。
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立川まつり国営昭和記念公園花火大会の動画

いくつか美術展の記事がたまっていますが、差込で昨日観てきた花火の記事をご紹介しようかと思います。世間では墨田川の花火が話題だったようですが、同日に開催されていたねっころがって観ることができるという立川の花火大会に行ってきました。

公式ページ 立川まつり国営昭和記念公園花火大会

行きは最寄の西立川駅から行きました。 開始1時間くらい前でこれくらい人が集まっていました。18時以降は入園無料です。
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これが東京ドーム2杯分という「みんなの原っぱ」 めっちゃ広いですが、人の海と化していましたw この写真で左奥方向のあたりで用地を確保できたのでレジャーシートをひいてねっころがって観ました。
周りにはカキ氷ややきそばといった定番の屋台の他、ケンタッキーやピザーラの屋台なんかもありました。ただし、トイレが少ないのが難です。
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日が暮れてきました…。7時20分スタートですが、今は7時すぎまで明るいです。
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そして7時20分にスタート! ということで、いくつか動画を撮ってきたので、それをご紹介。周りで歓声をあげているのはご近所さんですw 風が強くて右から左に流され気味です。


多分、これは東京五輪誘致の一環の作品です。









こんな感じで、遮蔽物がまったくないのでじっくり楽しめました。新種の花火が多めで、あれをもう1度みたい!と思わせる花火が多くて、また来年も行きたくなりました。 5000発1時間ちょっとの花火大会でした。。 (この公園は普通に昼間にきても面白そうです。)

余談ですが、大会終了後に周りの屋台が一斉に値下げを始めたので、混雑を避けるのをかねて夜のピクニック気分で屋台のやきそばとピザを夕飯にしました。終了後1時間くらいして帰りましたが、それでもかなり混んでたかな。帰りは立川駅まで30分以上かけて歩いていきました。ちょっと疲れましたが良い思い出です。


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ゴーギャン展2009 【東京国立近代美術館】

竹橋でお昼を食べた後、この日の目的地、東京国立近代美術館へゴーギャン展2009を観にいきました。 実はゴーギャンは大して好きではなかったりしますが、これだけ良い作品が集まるのは滅多に無いと思い、とりあえず行っておくかーくらいの勢いで行きましたw
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【展覧名】
 ゴーギャン展2009

【公式サイト】
 http://www.gauguin2009.jp/
 http://www.momat.go.jp/Honkan/gauguin2009/index.html

【会場】東京国立近代美術館 企画展ギャラリー
【最寄】東京メトロ東西線 竹橋駅
【会期】2009年7月3日(金)~9月23日(水)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
 ※写真はコンパクトデジカメで撮影しました。


【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間30分程度

【混み具合・混雑状況(土曜日14時頃です)】
 混雑_1_②_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
50点程度と小規模な展示だったにも関わらず結構混んでいて、観るのに列を組んでいる感じでした。(入場制限するほどではなかったです。) 名前が有名な割りにゴーギャンの作品は国内ではあまり多く観られないせいかな。

超ざっくりと経歴を説明すると、パリで株式仲買人をしていたゴーギャンは34歳で画家になることを目指し、印象派としてスタートします。ゴッホの呼びかけに応じて、ゴッホと共同生活を始めるもすぐに破綻。その後、文明から離れてタヒチに行きます。そこで独自の境地を開いた後、一度フランスに戻りますがあまり評価されず、版画を使ってタヒチ作品をアピールします。結局、またタヒチに行って、さらに未開の島へと行きますがそこで体調が悪化してしまい生涯を閉じます。・・・とこういう感じです。今回の展示は印象派時代から晩年までちょこっとずつありましたが、作品の解説がメインで彼自身の生涯についてはあまり多くの説明は無かったと思います。40歳を超えた頃に13歳の現地妻とか、波乱万丈の人生にも説明が欲しいところなんですけどねw


章ごとに気に入った作品をご紹介。なぜかWEB上の章の名前とリストの章の名前が違うので、両方明記しておきます。上段がWEB、下段がリストの名前です。

<1章 内なる「野性」の発見> (WEBでの章の名前)
<1章 野生の開放> (リストでの章の名前)
「水浴の女たち」 ★こちらで観られます
国立西洋美術館所蔵の作品です。薄い緑の海で手を取り合う4人の女性の絵で、のんびりした雰囲気を持っいます。まだ印象派っぽい作風ですが自然と純朴な水浴が主題となっていて、既に脱文明的なニュアンスを感じました。

「馬の頭部のある静物」 ★こちらで観られます カ行→ゴーガンです。
これもブリヂストン美術館でよく観る作品ですが、ゴーギャン作品が一堂に会すると、だいぶ他と趣が違うように観えます。まだ色彩が淡くて筆致も繊細ですね。。。 ゴーギャンも日本の浮世絵や中国から影響を受けていますが、この作品には団扇や中国人形が描かれていて、生活の一部になっていたことが伺えます。

「アリスカンの並木路、アルル」 ★こちらで観られます
せっかくなので、普段、都内で観られる作品をもう1枚ご紹介。これは損保ジャパン東郷青児美術館の常設作品です。アルルはゴッホとの短い共同生活をした土地で、貴重な時期の作品と言えます。この作品ではオレンジや黄色が目立つようになりました。もう印象派を離れて、まるでフォーヴみたいな色使いになりつつあるように思います。ゴーギャン独特の平坦な色面は浮世絵の影響らしいです。

「洗濯する女たち、アルル」 ★こちらで観られます
これもゴッホとの共同生活中の作品です。川の曲線、丸まった姿勢の女性たち、それに呼応するような丸っこい積みワラ。。。ということで曲線が多い作品です。そういうシンフォニーのような画面に突如左下に頭だけよぎる女性が現れます。 まるでシャッターを押した瞬間に横切られたような作品ですw あえて協和性を乱すところが面白いです。

「海辺に立つブルターニュの少女たち」 ★こちらで観られます
かなりタヒチ時代の作風に近くなってきていて、タヒチへの予感を感じます。 画面いっぱいに2人の女性が立っていますが、その画面構成を含めて、かなり原始(プリミティブ)な感じの力強さがあります。色合いも濃くなってきてすでに印象派の雰囲気はないですね。

「異国のエヴァ」「かぐわしき大地」 ★こちらで観られます
「異国のエヴァ」は次の章の「かぐわしき大地」と比較しながら観ていただきたい作品。この2作品に出てくる女性は同じポーズをとっています。異国のエヴァは少し頼りない感じがしますが、タヒチ時代の「かぐわしき大地」の女性はどっしりとしていて生命力に溢れているようです。タヒチに行ってからの作風は何しろ力強い印象があります。
ゴーギャンはアダムとイブ(エヴァ)の話や失楽園に大変関心があったようで、しばしばそのシーンが描かれています。「かぐわしき大地」の女性の顔のすぐ左には赤い羽の生えたトカゲ?がいますが、これが蛇で、女性はエヴァを表しているようです。

「純潔の喪失」 ★こちらで観られます
タヒチに旅立つ直前に描かれた作品。裸の女性が横たわり、狐っぽい動物が寄りかかっています。女性は手に花を持っているのですが、この表情や狐から純潔の喪失というタイトルを暗に示しているかのようです。 なぜか真っ赤な草原や、向こうの道から女性を眺めている人々などどこか不安な雰囲気が漂います。 不思議というか不気味な感じすらしました。。。この作品も平坦な感じがします。

<2章 熱帯の楽園、その神話と現実> (WEBでの章の名前)
<2章 タヒチへ> (リストでの章の名前)
タヒチ=文明化していない楽園と思ってきたものの、この時代でも文明化の波は着ていたようです。しかし、失われつつある独特の文化に触れて作品に取り入れ、明らかに作品に力強さとダイナミックさが増した時期だと思います。

「かぐわしき大地」
 これは上記の「異国のエヴァ」をお読みください。

「小屋の前の犬、タヒチ」 ★こちらで観られます
この頃の作品はやたらと、原色に近い赤と黄土色が多い!w 平坦な感じもさらに強くなっている気がします。(これが好みじゃない所以ですw) 素朴というよりはプリミティブという言葉が合うんじゃないかな。 ところで、ゴーギャンの作品には犬がよく出てきますが、これはゴーギャン本人を表しているとのことでした。のんびりしてますね。

「エ・ハレ・オエ・イ・ヒア(どこへ行くの?)」 ★こちらで観られます
これは次の彫像の「オヴィリ」と一緒に観て欲しい作品。同じポーズをしています。犬を抱いているのにかなり不自然な抱き方をしています。後ろで「どこへ行くの?」と見ている人に見えないように、こっそり犬を隠してるのかな?なんて思いながら観ていました。この犬は例によってゴーギャン自身のようです。そう考えると、この女性と秘密の関係なのかな?なんて妄想は膨らみますw なお、タイトルはタヒチ語で「どこへ行くの?」という意味らしいです。

「オヴィリ」 ★こちらで観られます
宇宙人みたいな原始的な偶像のような。。。奇妙な怪物の彫像です、狼っぽいのを踏みつけて子供を抱えています。野蛮なる自分のことを表現しているのかもしれません。このオヴィリはゴーギャンの墓の上にも置かれているそうです。

「パレットを持つ自画像」
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この写真は常設展にあったテレビ解説の画面を撮影しています。(常設展は許可を貰えば一部の作品以外は撮影可能です)
中世の画家か聖人か?という雰囲気をたたえています。この作品が一番好みかも。 穏やかな眼差しと厳格さが同居しているように感じました。実際のゴーギャンはこの頃は貧乏でカツカツの生活だったようです。

<「ノアノア」連作版画>
ゴーギャンはタヒチからパリに戻りますが、パリでの彼のタヒチ作品の評価は低かったようです。そこで彼は版画で魅力を伝えよう!と(確かそんな理由でした。うろ覚えですw)版画製作に取り組みました。それがこのノアノアの一連の作品です。 ノアノアっていうのは「かぐわしい」って意味です。
この版画には3つ種類があって以下のようになります。
 【自刷り】 自分で刷った1点もの。あえてぼやけた感じに仕上がっています。
 【ルイ・ロワ版】 黄色や赤が鮮やかな刷り
 【ポーラ版】 モノクロで彫り目がくっきり現れる刷り。細部まで分かりやすい
この3種類が全部揃った作品もあり、それぞれの違いをみることができます。この展示の50作品程度のうち半分くらいがこの版画でした。

「ナヴェ・ナヴェ・フェヌア(かぐわしき大地)」 ★こちらで観られます
これは自刷りです。これだけだとわかりづらいですが若干ぼやけた感じがしました。

「マナオ・トゥパパウ(死霊が見ている)」
13歳現地妻を描いた作品。それってロリコンなのではw タヒチでは夜は死者たちの世界と考えられていたらしく、丸くなっておびえているところを描かれています。胎児のような格好で、周りには円の絨毯がしかれていてまるで子宮を描いているかのようでした。

<3章 南海の涯(は)て、遺言としての絵画> (WEBでの章の名前)
<3章 漂泊のさだめ> (リストでの章の名前)
結局、パリの居場所を失ったゴーギャンはもう帰らないつもりで再度タヒチに向かいます。そこでまた貧乏生活していたところに、娘の死の知らせが舞い込み、絶望したゴーギャンは自殺すらも考えたようです。そしてその遺言として最高傑作「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」を描くことになります。その後、さらなる未開の地を求めていくのですがそこで最後を迎えたようです。

「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」 ★こちらで観られます
リンク先にかなり詳しい解説があるので、それを読めばおおよそのことがわかると思いますが、一言で言えばこの作品は彼の集大成です。今まで使ってきたモチーフやポーズを駆使し、右側から左側に向かって誕生から死、再生までを描いています。
この絵を観て真っ先に目に付くのが林檎をもぎ取っている人と青い女神像です。もぎ取ってる人は生命感があるので、これが命の象徴なのかな?と思いながら見ていました。 逆にボーっと浮き上がるような青色の女神は死を連想しました(実は再生の神らしいです) 1枚の中に彼のすべてを注ぎ込み、生死という根源的なテーマを扱ったこの作品は、文句無く最高傑作だと思います。139cm×374cmという作品の大きさからも圧倒的なオーラが漂っていました。ビデオやボードで詳しい解説を見られるので、深く理解できると思います。

「ファア・イヘイヘ(タヒチ牧歌)(タヒチの田園)」  ★こちらで観れます
名前の表記を統一してくれw これは「我々は~」からの派生作品らしいです。ファア・イヘイヘというのはめかしこむことを意味してたと思います。なんか一気に作風が変わったような…。昔の壁画を思わせるような色調に変わっているように感じました。

「浅瀬(逃走)」 ★こちらで観れます
青い馬に乗っているのは死霊らしいです。後ろの腕をあげて馬に乗っている若者を死の世界に導いているのでしょうか。若者の左上には「かぐわしき大地」にも出てきた羽のあるトカゲが飛んでいます。どこか爽やかさも感じるこの作品は彼が既に死を覚悟してたのでは?という感じすらうけました。

「女性と白馬」
紅葉のような赤い木々、3人の女性は白い服を着ていたり白馬に載っています。そして一際目を引くのが丘の上にある白い十字架です。どことなく死を暗示するものの、穏やかさを感じるこの作品から、完全に死を迎え覚悟があったのではと思いました。結局このあたりが最晩年の作品となり、この丘に埋葬されたようです。墓に前述のオヴィリが置かれているようです。

参考;ヒヴァ=オア島のゴーギャンの墓


ということで、大して好きでもないと言ってた割には、「我々は~」を観られただけでも価値がある内容だと思いました。色々と知らなかったこともあったので収穫は大きいかな。 ゴーギャン好きの方は是非いってみてください。

おまけ:常設の2Fで、平山郁夫氏が浮世絵で「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」を再現するというビデオを共に、これが飾られていました。観にいかれた際は、こちらも合わせてご覧下さい。
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この後、常設展で許可をとって写真を撮ったのですが、著作権に抵触する可能性があるとの注意書きがあるので残念ながら公開は見送ります。。。以前撮った美術館周辺の写真はこちら



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評価




百人亭 竹橋パレスサイド店 【竹橋・九段界隈のお店】

この日、「ゴーギャン展2009」を観に東京国立近代美術館に行ってきました。そしていつもどおり現地付近でランチをとることに。 ・・・実は社会人1~2年生の頃に竹橋付近で働いていたことがあるので、この辺のお店はかなり知っていました。その中でもよく利用していた「百人亭」に久々に行きました。

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【店名】
 百人亭

【ジャンル】
 牛タン・洋食など

【公式サイト】
 http://r.gnavi.co.jp/g846800/
 http://gourmet.yahoo.co.jp/0000664015/
 ※地図はこちら
 ※営業時間・休日などは公式サイトでご確認下さい。確か日曜祝日は休みです

【最寄駅】
 東西線竹橋駅 (駅ビルの中です)

【近くの美術館】
 東京国立近代美術館、東京国立近代美術館工芸館、
 宮内庁三の丸尚蔵館、科学技術館 北の丸公園など

【この日にかかった1人の費用】(※ランチです)
 1000円程度

【味】
 不味_1_2_3_④_5_美味

【接客・雰囲気】
 不快_1_2_③_4_5_快適

【混み具合・混雑状況(土曜日13時頃です)】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【総合満足度】
 地雷_1_2_3_④_5_名店

【感想】
久々にきたので、味や雰囲気が変わってるかも?と心配しましたが、全然変わってませんでした。
店の中は↓こんな感じで、あまり気取りのない大衆的な雰囲気です。一応、仕切りがあるブースっぽい席もあります。
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さっそく、牛タンと麦とろの定食を注文。ライス大盛・特盛無料につられて特盛にしました。漫画の中のご飯みたいになってます。スープに非常口のマークが写りこんですみませんw
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単純に私が牛タン好きっていうのもありますが、肉の美味しさはね○しより上だと思います。結構シンプルなメニューですが、味と値段を考えるとお得な感じがします。ランチは1000円くらいで済むんじゃないかな? 美術鑑賞は結構体力を使いますので、ここでたっぷりと栄養をつけておきました。でっかいカレーもあったみたいで気になりましたw

次回はゴーギャン展2009 【東京国立近代美術館】をご紹介いたします。

 →こちらに書きました。引き続きよろしくお願いします(><)




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評価




野村仁 変化する相―時・場・身体 【国立新美術館】

週末の会社帰りに、国立新美術館で「野村仁 変化する相―時・場・身体」展を観てきました。
この前、ラリック展を観た時、時間切れ&体力切れで行けなかったんだけど、会期末が迫っていたので、仕事をさくっと切り上げて行ってきました。

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【展覧名】
 野村仁 変化する相―時・場・身体

【公式サイト】
 http://www.nact.jp/exhibition_special/2009/03/nomura.html

【会場】国立新美術館
【最寄】千代田線乃木坂駅/日比谷線・大江戸線 六本木駅
【会期】2009年5月27日(水)~ 7月27日(月)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
 ※写真はコンパクトデジカメで撮影しました。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間30分程度(実際は1時間しか観ていませんが普通に観たら1時間半くらいです)

【混み具合・混雑状況(金曜日18時頃です)】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
この野村仁氏は、この前「ヴィデオを待ちながら」展で「カメラを手に持ち腕を回す:人物、風景」 という作品を観て、その発想が面白かったので、個展も気になっていました。そして、今回の展覧を観て思ったのは、映像は彼のほんの一部で、様々なユニークで独創的な発想と科学的な視点を持っているということでした。


会場に着いたら、18時半から野村仁展とのコラボで国立天文台の縣秀彦(あがた ひでひこ)氏のトークがあったので、まずはそれに参加してきました。作品を観る前にトークを聞いてしまったのですが、野村氏の作品を天文学的な見地で素人の私にもわかるように解説していて、大変楽しめました。(そのトークの内容は各作品の感想の所でご紹介します) 縣氏が言うには星を毎日みている天文学の人たちよりも星を見ているんじゃないか?というくらい、野村氏はよく観察しているとのことでした。
また、2009/07/22の11時過ぎにトカラ列島付近で起きる皆既日食についてのトークがあって、日食の仕組みと観測の際の注意点を説明していました。東京でも7割くらいの日食が見られるようですが、専用の観測用具を使わないと目に見えない赤外線で目をやられるとのことでした。 詳しくは国立天文台のサイトで読んでください。 
 (丁度この記事を書いたのが日食のあった日になってしまいましたが、残念ながら曇りで見れない地域も多かったようです。私も観られませんでした。。。)

トークが終わったのは19時くらいだったので、閉館まで残り1時間で急いで展覧会を観てきました。トーク参加者は200円引きで800円とお得でした。

部屋ごとに気に入った作品をいくつかご紹介。

<第1室>
「Tardiology:東京」
でっかいダンボールのオブジェです。四角いダンボール段重ねになっています。部屋には屋外に作った同様のダンボールの写真が何枚かありました。その写真は、最初はきっちり建っているんだけど、自重で潰れていって最後はぐちゃぐちゃになっていく様子がわかります。自分でコントロールできない形の変容を表しているのだとか。順に見ると、止まっている筈の写真に変化と時間を感じられました。

<第2室>
「Dryice:1969」
第1室と同じように、物の形が変化していく様子を捉えた写真が並んでいます。ドライアイスが小さくなっていく様子が面白いです。

「道路上の日時」
交差点の様子を撮り続けた作品です。写真には日時が書かれていて断続的に写真を撮っているのがわかります。これも物の形の変化と同じく、時間を感じる作品でした。

この部屋には他にも液体窒素の入った筒?みたいなのもありました。解説は忘れましたが、やはり同じような主題なのかな??と思ってみていました。

<第3室A>
「HEARING」についての特別資料室
ここにも連続写真が並んでいました。水面に顔をつけている写真を横から見たかのような写真では、口をあけて空気が出てくる瞬間や、水の中で目を開けたり閉じたりしている様子が連続した写真でわかります。

他にも、特別資料室ということで、CDなんかもありました。いくつか聴いたのですが、一番記憶に残っているのは、普通に買い物に行って、店主に「こういうビニールが欲しいんだけど」と相談している音源。 これって普通の日常会話じゃ?? と思いましたw どこら辺がアートなのかは分かりませんが、日々の生活をアートととらえる視点を持っているんだなと感心していました。

<第3室B>
「TEN-YEAR PHOTOBOOK 又は 視覚のブラウン運動」
時間がなかったのでここは飛ばしていったのですが、フォトブックの貸し出しをして、そこで読めるようなコーナーでした。図書館のカウンターみたいな感じかな。何人か借りて読んでいました。

<第4室>
'moon' score:宇宙は収縮に転ずるか?
この部屋はぷわ~~んぽわ~~~んって感じの宇宙っぽい音楽?がずっと流れていて、何だろって思っていたのですが、これも作品でした。壁には月の写真が並べられていて、それぞれ日によって月の高さが違いがあります。その写真に五線譜を引っ張って、月を音符に見立てています。 そして出来上がったのが、この部屋で流れている音楽です。 月の高さを楽譜にしたらこんな宇宙的な音楽になるなかーと結構な驚きでした。この五線譜を引く作風は後の方でも出てきますが、不思議と心地良い感じです。

「宇宙は収縮に転ずるか?」
似たようなタイトルの作品がいくつかありますが、これはガラスと大理石で作られた作品。クラゲみたいなガラスに同じ形の小さなクラゲが入っているような見た目をしています。これと同じような作品は第5室・第6室にもあって、それぞれ野村氏の宇宙館を表現したものだとか。特に解説はありませんでしたが、超ひも理論の膜宇宙を想起します。それともフラクタルを表現したのかな?

<第5室>
「正午のアナレンマ '90」 ★公式サイトで観られます
事前のトークで解説を聞いた作品です。空に8の字を描いたいくつもの光点があります。何だろこれ?と思ったら、これは同じ場所で正午の太陽を1年間撮り続けた作品です。その発想も凄いけど手間も凄いw
国立天文台の縣氏が解説してくれましたが、8の字の上の方が夏で、頂点には夏至があるはずなのですが、恐らくその日は曇ってたせいか頂点はありません。逆に一番下は冬至で、交差しているところは秋分または春分です。これは私の推察ですが単純に上下していないで8の字を描くのは地軸の傾きのせいでしょうか。 それにしても、観測もここまでくると尊さを感じます。

「北緯35度の太陽」
これもトークで解説して貰いました。これは「正午のアナレンマ '90」よりさらに壮大な作品です。 一見、眼鏡みたいな∞の字を描いているオブジェなのですが、実はこれは365日分の太陽の軌道写真を繋げたものです。毎日、日の出から日の入りまでシャッターを開きっぱなしにして弧を描いた写真を撮り、前の日の日没の場所と今日の日の出の場所、今日の日没の場所と明日の日の出の場所… というようにどんどんくっつけていくと、∞と螺旋を組み合わせたような作品に仕上がります。 ・・・読んでてお気づきかと思いますが、これを作るのは何年もかかります。もし今日雨が降って日が出なかったら今年は諦めて来年に託しますw そんな感じで5年かけて作成されたようで、これは正に偉業といって良いかも。 よく観ると、右側と左側で螺旋の大きさが違っていて、右は冬の時期なので日が短い分、回転するのに多くの日を要するためゆるやかです。逆に夏は回転が小さくてすみます。春分秋分は直線でした。と、自然現象をこんな切り口でアートにしようという発想に驚かされっぱなしです。アートと科学が融合したような作品は初めての経験なので、この部屋の作品郡はかなり楽しめました。

<第6室>
「COWARA(電磁波と放射)」
大きな電気メガホンがいくつも上をむいています。でっかいキノコみたいにも見えるかも。そして、ゴーーーーーー ゴトンゴトンという工事現場か工場みたいな音を発しています。実はこれは宇宙からの電磁波を音に変換した音らしいです。さっきの月の楽譜ほどは風情がないかもと思いましたが、メガホンの機械っぽさとマッチしていました。

「軟着陸する隕石'97」 「軟着陸する隕石'96」
人工衛星の翼の上に隕石のような石が乗っかっている作品です。生命は隕石が運んだというのを表現しているものだったと記憶しています。またこの2つの作品の間には「Cosmo-Arbor '06」というDNAを模したようなプラスチックの作品(この記事の最初の写真の作品です)もあり、生命と宇宙の関わりを表現しているようでした。このあたりの部屋は宇宙好きの私としては最高に面白いです。

<第7室>
「赤道上の太陽」
先ほどの「北緯35度の太陽」と似ています。こっちは赤い∞を描いています。これも赤道上の太陽を撮り続けたものなのかな?? ちょっと解説が無かったので憶測です。

「結晶体:隕石・大理石・マントル」
9の字にDNAの螺旋が絡まっているような感じの作品でした。前にあった「Cosmo-Arbor '06」もそうですが、DNAのような科学的なものをアートに取り込むというのは斬新な感じです。

<第8室A>
「映像 Elliptic score:in falling」
この映像は4時間48分もあるらしいですw この部屋に来た時点で閉館まで15分を切っていたのでさらっと観ただけですが、ここも写真に五線譜をつけて音楽を作っていました。

<第8室B>
「'Grus' score ・・・」
Grusというのは鶴のことらしいです。鳥の群れの写真が楽譜になっています。この曲?はピアノでポロンポロンという感じで軽やかな感じのメロディに仕上げていました。 聴きながら音符や楽器を選ぶのも含めて作品なんだろうなーと考えていました。

<第9室A>
「Chromatist Painting」
絵文字で表現したら↓こんな感じでしょうかw
 ■□□■■□■■
 ■■□■□■■□
色とりどりの正方形が縦2段横10個くらいにならんでいます。中には正方形の中で縦に2分割されて別々の色になっているものもあります。これは一種の言語となっているそうです。・・・法則性がありそうでないような。。。普通に綺麗なデザインに見えましたw  まるで暗号みたいです。

<第9室B>
「Plagiophyllum & NGC 2007+IC 2163(1.63億光年)」
この辺りは化石を使った作品が並んでいたのですが、これは1.63億光年離れた星の写真と、その頃の時代の化石がセットになっている作品でした。今見える星空は何億年も前の輝きだったりするんですよね。。。感慨深いです。
みんなのうたにあったこの歌を思い出しました。。。



<第10室>
「映像 HAASプロジェクト-ソーラーカーによるアメリカ大陸横断」
この人はどこまでマルチな才能の持ち主なんだろうかw ソーラーカーでアメリカを横断したときの映像を観ることができます。そのソーラーカーも展示されていてよく観ると傷や汚れがあって実際に使われた様子が伺えます。実際に通った地図やソーラーカーのコラージュ写真?みたいな作品もあり、ソーラーカーへの情熱を感じることができるコーナーでした。

<第11室>
「植物を育む言語又は'反射している'を見る」
ガラスケースに植物が入っていて、青・オレンジ・紫などの光を当てて、その色に染まっているかのように見せている作品。当てる光の色によって植物の成長の早さが違うのだとか。また、タイトルの通り、光が物に当たった際に吸収されずに反射された光線が「色」として認識されているというのをこういう形で表現しているということでした。(元は全部普通の緑らしいです。) 知っていても普段意識しない色の原理について再認識する共に、この人はやはり科学とアートが融合した作品が多いなと思いました。


ということで、1時間ちょっとしか見ていない割りに凄い充実感でした。特に科学・宇宙に興味がある方にはお勧めの展覧会です。事実の積み重ねである科学と、感性中心のアートという、相反するような2つが融合している作品郡はきっと心に残ると思います。おすすめです。


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評価




江戸東京たてもの園 の写真 その3 【江戸東京たてもの園】

その1その2に続き、江戸東京たてもの園の写真 第三弾です。今回で最終回です。今回は東ゾーンからご紹介。ここはいくつかの約束事を守っている限り、建物や内部の写真を撮ることが可能です。


まずはおさらい

【公式サイト】
 http://tatemonoen.jp/
 ※写真撮影についてはこちら

【会場】江戸東京たてもの園
【最寄】JR中央線 武蔵小金井駅/東小金井駅
     西武新宿線 花小金井駅

 ※営業時間・休館日・地図などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 3時間00分程度

【混み具合・混雑状況(日曜日14時頃です)】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
<西ゾーン>
西ゾーンの奥のほうは1つの街となっています。例によってお店の中に入れるのも楽しみの1つです。
前回の路面電車のところを曲がると、この風景が現れます。タイムスリップしたかのような風景です。
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「丸二商店(荒物屋)」
建物正面は小さい銅板片を組み合わせているようです。緑は錆びてるってことなのかな? 良い色です。荒物屋って今はもう見ないですね。。。
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「花市生花店」
花屋さん。昭和初期の「看板建築」の建物です。看板建築の特徴は建物の前面が軒の出ない平坦なつくりになっている所だとか。
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「武居三省堂(文具店)」
この建物は花屋の隣にあります。これも看板建築です。
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文具屋の内部。この引き出しを観て、何か観たことがあるぞ?と思った人も多いのでは。
実は、アニメ映画「千と千尋の神隠し」の釜爺の仕事場にあった薬草箱はこれがモデルになっているようです。 参考:wiki
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「川野商店(和傘問屋)」
こういう家ってまだ残ってるんじゃないかな。家の前にある三輪車も風情があります。
DSC_2476.jpg

「子宝湯」
宮造りの立派な銭湯です。この建物も「千と千尋の神隠し」の油屋のモデルになっているようです。
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男湯の着替え室。子供の頃、こういう風呂屋に行った覚えがあります。
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タイル画は定番の富士。ちなみにここのお風呂はかなり深かったです。水深1mはありそう。
DSC_2494.jpg

女湯にあった体重計。シンプルなデザインが好みです。
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銭湯の前には空き地があって、コマや竹馬を楽しんだり、車輪を転がして遊ぶことができます。
ドラえもんに出てくる空き地みたいなところです。土管も今時は見ませんね。
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こんな感じで西ゾーンは街としての建物を楽しめました。ご紹介した建物以外にもいくつかありますので、ご興味ある方は是非訪れてみてください。
この後、閉館時間が迫ったので出入口に引き返して行きました。

入口にあった子宝湯の写真。顔なしがうろついていますw
P1050679.jpg

特別展の「魅惑のカンバン・ハリガミ展」も観てきました。15分ほどで観られる内容で、
見覚えのある昔懐かしい昭和時代の看板や、珍妙なフレーズの看板がありました。
P1050687.jpg


写真も大量に撮れて、かなり満足でした。まだ行ったこと無い方は一度遊びに行ってみてください。スタッフの対応も素晴らしかったです。


園を出て、公園を抜けてバス停に向かう途中に、公園内に汽車がありました。結構でかいです。
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おまけ この日は爽やかな空でした。
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江戸東京たてもの園シリーズへのリンク
 その1
 その2
 その3



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江戸東京たてもの園 の写真 その2 【江戸東京たてもの園】

前回に続き、江戸東京たてもの園の写真 第二弾です。今回は前回の続きの西ゾーンの最西部辺りからご紹介。ここはいくつかの約束事を守っている限り、建物や内部の写真を撮ることが可能です。


まずはおさらい

【公式サイト】
 http://tatemonoen.jp/
 ※写真撮影についてはこちら

【会場】江戸東京たてもの園
【最寄】JR中央線 武蔵小金井駅/東小金井駅
     西武新宿線 花小金井駅

 ※営業時間・休館日・地図などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 3時間00分程度

【混み具合・混雑状況(日曜日14時頃です)】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
前回ご紹介した家はどれも都市部のものですが、西ゾーンの最西部にはいくつか農家があります。三鷹や八王子といった、たてもの園のある武蔵小金井と縁が深そうな土地の建物がありました。

<西ゾーン>
「吉野家(農家)」 
確か吉野家の写真です。 なにせ似た農家がいくつかあったもんでw 今の三鷹市にあった江戸時代後半の建物だったと記憶しています。
DSC_2372.jpg



「綱島家(農家)」
園内最古の建物。 昔は「家は夏を旨とすべし」といって、夏に涼しいように家が作られていると聞いたことがありますが、この日は結構蒸し暑かった割りに、この農家の中は涼しかったのが驚きでした。たまたま風が吹いてたのかもしれませんがw
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<中央ゾーン>
最西部から戻って、自動販売機のある休憩所で休んでから、中央ゾーンに戻っていきました。

「旧自証院霊屋 (きゅうじしょういんおたまや)」
3代将軍徳川家光の側室を供養するために作った建物です。どことなく東照宮みたいな雰囲気です。
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「高橋是清邸」
二・二六事件で自宅で暗殺された高橋是清の家。高橋是清は片面だけ印刷した紙幣を見せて取り付け騒ぎを収拾する等、強い精神と抜けた発想の持ち主でした。ダルマ宰相というあだ名で親しまれた日本史上屈指の政治家でした。
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1Fは至って和風な感じです。
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2F。寝室と書斎が隣り合っています。恐らく、ここで暗殺されました。(実際は青山一丁目付近ですが、建物の構造的にはここです) 
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「西川家別邸」
製糸で財を成した西川家の隠居用の家です。隣には茶室もありました。
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竹に障子に畳。。。 日本文化は素晴らしいです(><)
DSC_2413.jpg



「伊達家の門」
旧宇和島藩伊達家が大正時代に港区白金に作った門です。 大正なのに江戸時代っぽいです。
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<東ゾーン>

「皇居正門石橋飾電燈」
誰が設計したかわからないそうですが、洒落ています。
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「万世橋交番」
秋葉原の万世橋にあった交番。中はかなり狭いです(><)
ちょっと欠けていますが左には赤ポストがあります。

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「ボンネットバス」
昔のバスです。手前のバス停の錆びれ具合が中々味わい深いです。
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「都電7500形」
新橋から六本木を通って渋谷まで走っていた路面電車。めっちゃ良いルートなんで、復活してほしいくらいですw 中に入って座ったり運転席を見たり、紐を引っ張ってチンチンと音を鳴らすこともできます。
左側にに写っている軽食を売っているところで、ちぢみと玉子焼きを食べながら休憩しました。
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「天明家 (農家)」
いわゆる豪農の家です。庭には枯山水なんかもあったそうで、かなり裕福な家だったようです。
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廊下。木目が綺麗だったので撮りました。凛とした格式ある雰囲気の廊下です。
DSC_2462.jpg

囲炉裏。この日、囲炉裏を炊いていたようですが、私が行ったときには終わっていました。
DSC_2464.jpg



こんな感じで、江戸時代から明治・大正・昭和にかけて幅広い建物があります。 中に入ると当時の生活感を直に味わえるのが醍醐味でした。

次回(その3)は、東ゾーンをご紹介します。キーワードは「千と千尋の神隠し」です(><)

江戸東京たてもの園シリーズへのリンク
 その1
 その2
 その3



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江戸東京たてもの園 の写真 その1 【江戸東京たてもの園】

前々から行きたいと思いつつもまだ行ったことが無かった、江戸東京たてもの園に行ってきました。
ここはいくつかの約束事を守っている限り、建物や内部の写真を撮ることが可能ですので、沢山写真を撮ってきました。今回を含めて3回に分けてご紹介しようと思います。

【公式サイト】
 http://tatemonoen.jp/
 ※写真撮影についてはこちら

【会場】江戸東京たてもの園
【最寄】JR中央線 武蔵小金井駅/東小金井駅
     西武新宿線 花小金井駅

 ※営業時間・休館日・地図などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 3時間00分程度

【混み具合・混雑状況(日曜日14時頃です)】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
さっそく、写真を使ってご紹介。

入口
緑の虫みたいなのがここのマスコットです。
DSC_2269.jpg

園内は大きく分けて、西ゾーン、センターゾーン、東ゾーンに分かれています。まずは西ゾーンをご紹介。

<西ゾーン>

「田園調布の家(大川邸)」
大正時代に渋沢英一の会社が作った郊外型住宅です。 参考:渋沢史料館 (王子 飛鳥山)
DSC_2292.jpg

内装は高級住宅っぽいですが、1つ1つの部屋が結構せまいです。
DSC_2281.jpg



「前川國男邸」
ル・コルビュジエの弟子の前川國男氏の家。切妻屋根で和風ですが、洋風っぽさが漂います。
参考:ル・コルビュジエと国立西洋美術館 【国立西洋美術館】
DSC_2294.jpg

和風でありながらモダンな感じがします。流石にル・コルビュジエの建築に似た雰囲気がありますね
DSC_2299.jpg

シンプルなのに先進的なデザインが美しいです。この部屋にはジョアン・ミロが飾られていました。
この部屋以外もスタイリッシュで、この建物はたてもの園の中でも芸術性が高いところではないでしょうか。
DSC_2306.jpg



「小出邸」
モダニズム運動を主導していた堀口捨己氏の設計らしいです。ヨーロッパと和風の折衷様式です。
DSC_2326.jpg

襖が幾何学模様のようでした。
DSC_2317.jpg



常盤台写真場
板橋区常盤台に建っていた写真館。キュビスムかシュルレアリスムの絵画に出てきそうな雰囲気です。
DSC_2329.jpg

2Fが写真撮影のスタジオになっていました。
DSC_2333.jpg



三井八郎右衛門邸
三井財閥の総領家(北家)の三井八郎右衛門氏の第二次世界大戦後の家です。 (総領家ってのは多分偉い家ですw)
戦後の財閥解体や戦災で三井家も相当ダメージを受けていたらしく、この家は各地の別荘などの部材を集めて作られたらしいです。
玄関横に緑の鹿の像がありますが、これは庭園美術館にある鹿と似てるような気がします。
DSC_2338.jpg

2Fにあったシャンデリア。元は銀行のシャンデリアだったとか。親切な館員さんが色々と解説してくれました。余談ですが、たてもの園はボランティアの方も含めてみんな親切かつフレンドリーで、丁寧な対応が好印象です。
DSC_2346.jpg

2Fからの眺め。実際の家もこんな眺めだったんでしょうか。
DSC_2351.jpg

1Fに戻って食堂。周りの絵などは流石な感じです。
DSC_2354.jpg

食堂の前の廊下。何となく撮ってみました。
この三井邸には土蔵などもありました。(土蔵の中は撮影禁止だったと記憶しています)
DSC_2359.jpg

園内には建物が30くらいあったかと思うのですが、こんな感じで中に入れるところが多いので、じっくり観て回ると結構時間がかかります。興味深いところが多いし、カメラを持って行けばだいぶ楽しめます。

次回(その2)は西ゾーンの残り、センターゾーン、東ゾーンの西側をご紹介します。

江戸東京たてもの園シリーズへのリンク
 その1
 その2
 その3



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21世紀のxxx者

Author:21世紀のxxx者
 
多分、年に70~100回くらい美術館に行ってると思うのでブログにしました。写真も趣味なのでアップしていきます。

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