関東近辺の美術館めぐり ~美術・美景・美味を楽しむブログ~

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東京国立博物館の案内 【2009年08月】

出かけていて紹介記事が書けなかったので、これを機会に写真を大放出(><) これは全部、東京国立博物館の常設です。阿修羅展の際にも結構ご紹介しましたが、今回もだいぶ面子が変わっていました。
 参考記事:
   東京国立博物館の案内 【建物編】
   東京国立博物館の案内 【常設・仏教編】
   東京国立博物館の案内 【常設・美術編】

いつ行っても観たことが無い作品が大量にあって驚きます…。
(東博の常設はルールを守れば撮影可能です。ルールの詳細は係員さんに聞いてください)

実際のフロアは、同じジャンルの作品でも時代が違うと離れた場所に展示されていますが、この記事ではジャンルごとにご紹介します。日本画が好きなので偏ってますw

<洋画>
日本の洋画です。女性を描いた絵は洋の東西問わず好きですw
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裸婦とライオンに気品がありますね。
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<日本画>
閻魔の裁判です。
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近江八景
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横長の屏風
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幽玄な雰囲気です。
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四季花鳥図屏風。2枚はセットです。こちらは左側
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右側。
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これも2枚セット。こちらは左側
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右側
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狩野探幽作の2枚。
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狩野栄信の3枚セット。真ん中には関羽がいます。
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面白い掛け軸が沢山あります。右側の布袋さんの顔は悪そうw シャイニングのお父さんみたいですw
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浮世絵も充実。猫関連の2枚。可愛さと化け猫っぽい感じがw
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美人画も沢山あります。
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<仏教関連>
仏教も時代によって様々な作品があります。
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左は如来。右は愛染明王。仏画も多種多様です。
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仏像。重文・国宝・重文という豪華さ
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舎利容器。この中に仏舎利を入れるみたいです。
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<器・蒔絵>
これは明治時代の九谷焼き。
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これは足利義政が所有していた有名な青磁「馬蝗絆」です。
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「馬蝗絆」の横側。ひび割れたので中国に直して欲しいと送ったら、もうこんなの無いと言われてこういうかずがいをつけて送り返してきました。
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ツバメのつがいかな
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これは仁清の作品で私のお気に入りです。
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蒔絵の写真を連発(><) これだけでも展覧会が出来る勢いです。
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<その他>
ここのシンボルの1つ高村光雲の「老猿」 教科書にも載ってる有名な作品ですね。
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いろはにほへと
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道鏡。ここにはかなり古代の作品も多くあります。
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よろい。うちの5月人形に似てるかもw
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詩・書・画が一体で美しいです。
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着物も結構あります。
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ということで、これでもほんの一部です。全部しっかり観て周っていくと2時間以上かかるかな。どれもクオリティが高く見所満載です。(普通の美術館の特別展より豪華だったりしますw) 足が棒になるのが辛いですが、行ったことがない方はお勧めです。
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日本美術のつくり方 【東京国立博物館】

今ちょっと出かけているので、今日も東博常設内のミニ展示のご紹介。小規模といえども今後の鑑賞に役立つ知識がつけられる面白い展示でした。

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【展覧名】
 特集陳列・親と子のギャラリー 日本美術のつくり方


【公式サイト】
 http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=B01&processId=01&event_id=6885

【会場】東京国立博物館 本館特別2室
【最寄】上野駅(JR・東京メトロ・京成)
【会期】2009年7月28日(火)~2009年9月6日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間15分程度

【混み具合・混雑状況(土曜日17時頃です)】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_②_3_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_4_⑤_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_③_4_5_満足

【感想】
GWに佐倉の歴博で「錦絵はいかにつくられたか 」という錦絵の作成方法を見てきましたが、これは日本画や仏像、焼き物などの作り方がわかります。これで表現についての理解も深まりそうです。(東博の常設はルールを守れば撮影可能です。ルールの詳細は係員さんに聞いてください)


<1.日本画のつくり方 ― 裏から色を塗る方法>
まずは日本画の裏彩色という技法の説明。画面の裏から色を塗る手法です。表から塗ったものよりやわらかい色が出ます。
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左から、裏面のみ・表のみ・両面に色を塗ったもの。単純な片面より両面のほうが奥が深い感じです。
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<2.仏像のつくり方 ― 一本の木から彫る方法>
続いて、仏像の作り方。 まずは下絵を描きます。
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粗彫→細部→仕上げ
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<3.色絵(いろえ)の皿のつくり方>
絵皿の作り方の解説
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かなり手がこんでますね…
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白く残すところに墨を塗ります
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青くするところに呉須をぬって下絵付け。もう一度素焼きすると、墨の部分が燃えて白くぬけます。
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釉薬をかけて本焼きすると呉須をぬった絵が青くなります。赤などの模様を描いて上絵付け。もう一度焼いて出来上がり。
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4は刀のツバの作り方でしたが写真はとってませんでした。。。

<5.浮世絵のつくり方>
浮世絵は、絵師、彫師、摺り師の3人の分業で出来ています。ってもっといたような気がしますが。。。摺るのもこれだけのステップにわけて摺ります。
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という感じでした。この手の展示は、それ単体ではそんなに感動などは無いですが、実際に作品を観ていると、これはあの手法だ!というのが分かるようになり、ちょっと美術に詳しくなれた気がします(←すぐに忘れのもよくある話ですw)  仏像は特に面白かったかな。 小学生の自由研究とかこれを丸写しすればすぐ終わるなーなんて思って観てましたw


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聖母像の「到来」 【東京国立博物館】

先日、伊勢神宮展を観に東京国立博物館に行ってきました。その際に<聖母像の「到来」>を観たので、写真を使ってご紹介します。(今日は帰りで遅かったので伊勢神宮の前にこの展示を記事にします)

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【展覧名】
 聖母像の「到来」

【公式サイト】
 http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=B01&processId=01&event_id=6779

【会場】東京国立博物館 本館 特別1室
【最寄】上野駅(JR・東京メトロ・京成)
【会期】2009年8月4日(火)~2009年9月6日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間15分程度

【混み具合・混雑状況(土曜日17時頃です)】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_③_4_5_満足

【感想】
東博には500件以上のキリシタン関連の遺品を所蔵しているらしく、この展覧では当時の様子を伺わせる所蔵品が展覧されていました。作品充実度を3にしたのは点数が少ないためで、半分くらい重要文化財という貴重な内容です。

早速、写真を使ってご紹介。(東博の常設はルールを守れば撮影可能です。ルールの詳細は係員さんに聞いてください)

下村観山 「椅子の聖母子・巌上の鵜」
ラファエロの「椅子の聖母子」を模写したものです。今回の展示でも目玉かな。
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聖母子像。これは結構ストレートな感じです。
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マリア観音像2体。禁教された際に、観音に見立てたマリア像を作りました。
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踏み絵3枚。順に「キリスト像(ピエタ)」「無原罪の聖母」「聖母子像(ロザリオの聖母) 板踏絵」
踏み絵はその名の通り、最初は聖画を使用していたようですが、磨耗が激しいので信者から取り上げた銅板を使うようになったとのことです。
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「マリア像(模造)」
原品はドイツのナウムブルク大聖堂が所蔵しているらしいです。模造ですが見事なゴシック彫刻です。
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ロザリオ各種。昔はこれを持ってるだけでも捕まってしまったんですね…。
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左は今回展示されている、「聖母像(親指のマリア)」 右は参考までに、以前ご案内した西洋美術館にあるカルロ・ドルチの「悲しみの聖母」です。そっくりですね。指を出している悲しみの聖母の方が好みですが、良い作品です。
ちなみに、これはイタリア人宣教師のシドッチが持ってきた品らしいです。シドッチは江戸の地下牢で死んだのだとか…。 
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三聖人像。持ち込まれたかイエズス会のニコラオが描いたとのことです。本格的な西洋美術って感じです。
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ということで、15分くらいで観られる部屋ですが、「聖母像(親指のマリア)」をはじめ、興味深い展示内容でした。伊勢神宮展・染付展に行かれた際はついでに足を運ぶと良いかと思います。


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天皇陛下御在位二十年記念 日本藝術院所蔵作品展 【東京藝術大学大学美術館】

前の記事でご紹介した「コレクションの誕生、成長、変容―藝大美術館所蔵品選―」の後、同じ東京藝術大学大学美術館で「天皇陛下御在位二十年記念 日本藝術院所蔵作品展」を観てきました。これは無料で入れる展覧会でした。(これも終わっています。)

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【展覧名】
 天皇陛下御在位二十年記念 日本藝術院所蔵作品展

【公式サイト】
 http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2009/geijutsuin/geijutsuin_ja.htm
 http://www.geijutuin.go.jp/news/H21heikatenji.htm

【会場】東京藝術大学大学美術館
【最寄】上野駅(JR・東京メトロ・京成)
【会期】2009年7月18日(土)-8月16日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況(土曜日14時頃です)】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_③_4_5_満足

【感想】
作品充実度と満足度が3なのは小規模な展示で、観た覚えがあるものがいくつかあったからです。この展覧は恩賜賞受賞作品26点と日本藝術院賞受賞作品の合わせて60点程度の展示で、1時間くらいで回れる内容でしたが、日本画、洋画、彫像、工芸品、書と多岐に渡る作品がありました。

気に入った作品をジャンルごとにご紹介。無料の展覧なのに全作品の写真入りのパンフレットが貰えたので思い出しやすいです。
 ※webでも作品が観られますが、リンクが貼れないタイプですので、以下の検索から興味のある作品名で検索してみてください、
 検索:http://www.geijutuin.go.jp/index.shtml

<日本画>
東山魁夷 「光昏(こうこん)」
雄大な富士山と、大和絵のように少しぼやけた感じの紅葉した木々の絵です。優美で郷愁を誘われました。

山辰雄 「沼」
夜の沼を描いた作品。真っ暗なようで、沼の周りの木々は細かく描かれていました。空には描かれていない月が水面にくっきり写っています。全体的に青い画面であるのも手伝って、静けさを感じる作品でした。

稗田一穂 「月影の道」
住宅街の下り坂から月を見ている絵です。大きな月とそれを囲うようにたつ木々や家々が、住宅街育ちの自分にはほっとする風景でした。奥のほうは上り坂のようにも見えて、その先が空の月の横を通るかのようでした。散歩中の犬や猫(ちょっと警戒してそう)も微笑ましいです。それにしても、これって日本画なんですね。

杉山寧 「暦」
今回のポスターの作品です。オレンジのベールのようなものを被った青い服の女性が赤ちゃんを抱いています。画面を立てに分割する黄色いラインや、足元からめくれ上がるような白い三日月状の光?など、どこの空間か分からない不思議さがありました。女性がじっとみつめる先もどこか分からず色々謎めいていました。

川春彦 「朝明けの湖」
極彩色の空と湖を描いた作品。フォーヴ派より濃い色彩だと思います。雲からは大気の流れを感じました。神々しい感じもしますがちょっと怖いかもw

清水達三 「翠響」
靄が立ち込めた山中にある谷川を描いています。結構大きな絵で、目の前にある風景のような感覚すらありました。画面右側に見える川は流れの早さを感じさせ、靄の静けさの中で川のせせらぎが聴こえそうな雰囲気でした。

<洋画>
野村守夫 「丘にある街」
ぎっしりと建物が描かれた町の中、1つだけ背の高い教会が目を引く風景画です。紫色の空や全体的な薄い青色から氷のような透明感のある美しさを感じました。おとぎの国のような風景です。

國領經郎 「呼」
シュルレアリスムの作品かな? ピラミッド型の砂山の頂点に杭が打たれ、その上には鷲がとまっています。その上には青い空に白く細い月が浮かび、さらに上空(手前に見える)には、翼を広げた鷲が杭に向かって飛んでいる様子が大きく描かれています。 これらはすべて縦に一列に並んでいるようにも見えました。舞飛ぶ鷲から自由で力強いものを感じると共に、どこか現実を超えたものを感じました。

伊藤清永 「曙光」
ルノアールの作風に近いかなと思いました。背を向け全身鏡に向かった裸婦が化粧をしているところかな? 真珠のような肌と鏡の反射で顔が映る構図が魅力的でした。

楢原健三 「漁港夜景」
障子を開けて夜の漁港を観た感じの構図が面白い作品。まるで旅館にきたようなw 中央にある灯台の光が縦に走っていたり、町の光が旅情を誘いました。

<彫塑>
平櫛田中 「霊亀随(れいきずい)」
これは入ってすぐあたりにある作品なのですが、めっちゃ存在感がありました。 杖をつく爺さんの彫像で、色がついているのでかなりリアルです。そして、でかい! 顔はちょっと頑固そうな感じもします…。物珍しさにぐるっと周って観て、袖の中を覗き込んでみたら、袖の中のほうが着物の柄より派手だったw

<工芸>
浅藏五十吉 「佐渡の印象」
私が佐渡のイメージは?と聞かれたら、トキか金山って答えますw この作品も、大きな皿にトキが緑の松と共に描かれていました。焼き物とは思えない、鮮やかな色でした。

藤田喬平 「ガラス飾筥春に舞う」
横浜美術館の常設や東京国立近代美術館工芸館の「近代工芸の名品 花」展でも藤田喬平の作品を観てきましたが、この人の作品は何度観てもガラスでできているとは思えないです。蒔絵っぽい…。夢を入れるドリームボックスです。

<書>
新井光風 「明且鮮」
私は書道をやっていたくせに、全く書は分からないのですが、この作品はダイナミックな筆運びで目をひかれました。字というか象形文字?w 真ん中は「且」の字に見えるし、右も「明」に見える気がするので、タイトルどおり書いているのかもしれません。豪放さが好みでした。


という感じで、本当に色々な作品がありました。何となく堅そうなタイトルの展覧会でしたが、どの作品も革新性を感じさせるもので、驚きがあって楽しめました。


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コレクションの誕生、成長、変容―藝大美術館所蔵品選― 【東京藝術大学大学美術館】

既に終わった展覧会なのでご紹介が遅くなりましたが、3週間くらい前に、東京藝術大学大学美術館で「コレクションの誕生、成長、変容―藝大美術館所蔵品選―」と「天皇陛下御在位二十年記念 日本藝術院所蔵作品展」を観てきました。 今日はまず「コレクションの誕生、成長、変容―藝大美術館所蔵品選―」をご紹介。

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【展覧名】
 コレクションの誕生、成長、変容―藝大美術館所蔵品選―

【公式サイト】
 http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2009/collection200907/collection200907_ja.htm

【会場】東京藝術大学大学美術館
【最寄】上野駅(JR・東京メトロ・京成)
【会期】2009年7月4日(土)~8月16日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。


【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間30分程度

【混み具合・混雑状況(土曜日13時頃です)】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
タイトル通り、この美術館のコレクションの展示です。そのため結構観たことがある作品が多かったので、作品充実度を4にしていますが、さすが歴史ある芸大のコレクションだけあるなという質の高い作品が多かったです。
今回も気に入った作品をご紹介。この公式サイトはかなり使いやすく、作品もサイト上で確認できるので、それを使いながらご紹介します。

<第1章 コレクションの誕生 岡倉天心と東京美術学校初期の収蔵品> ★詳細はこちら
ここはコーナータイトルのとおり芸大創設初期の収蔵品がありました。何気なく悲母観音とかある凄い内容でした。

019 狩野芳崖 「岩石」 ★こちらで観られます
秋吉台から着想を得た作品。幽玄な雰囲気をたたえた墨画です。雪舟からの影響があるようです。

023 狩野友信 「羅漢」
5人の坊さん?と龍が描かれた絵で、生々しくちょっと妖怪みたいです。蕭白ほどではないですがちょっと狂気を感じました。

020 狩野芳崖 「悲母観音」 ★こちらで観られます
去年、この美術館で「狩野芳崖 悲母観音への軌跡-東京藝術大学所蔵品を中心に」という展示で観て以来ですが、今回は何気なく置いてあって驚きました。この絵はかなりオーラ出てます。神々しいです。慈愛に満ちてる感じが出ていました。この作品は「観音」という作品のリメイクらしいです。この作品だけでもこの展示に行った甲斐がありました。

<第2章 正木直彦校長時代のコレクション > ★詳細はこちら
このコーナーは色々なジャンルの作品があってカオスでしたw

078 川合玉堂 「鵜飼」 ★こちらで観られます
これはつい最近行った「芸大コレクション展 春の名品選」にもあった作品。やはりこの煙が幻想的です。

079 上村松園 「序の舞」 ★こちらで観られます
最近よく会う上村松園の作品。実物大の赤い着物の女性が、舞のときに右手の袖を返した瞬間を描いています。目や扇子には緊張感がありました。相変らず可憐な女性で素晴らしいです。

082 山崎覚太郎 「猿蒔絵風爐前屏風」 ★こちらで観られます
単純化された猿が描かれた屏風っぽい作品。明るい色合いと、枝を掴む動きを感じる猿から生き生きとした生命感を感じました。楽しげな絵です。

051 「百鬼夜行絵巻」
古びた器物が妖怪になった絵です。杵、ザル、香炉、風呂、鍬などなどが妖怪になっています。中には原型がないものもありますが、ひょうきんでキモ可愛かったw これも楽しげな雰囲気でした。

050 曾我蕭白 「柳下鬼女図屏風」 ★こちらで観られます
蕭白キタ━━(゚∀゚)━━ !!!!! 狂気に満ちた顔をした鬼女が柳の下にいて怖いです(><) この妖気に満ちた作風は流石ですw 柳は素早く描かれたようなスピード感がありました。また、柳や鬼女の髪の毛は左から風が吹いているようになびいていました。

081 澤田政廣 「華炎」 ★こちらで観られます
天女が逆立ち状態になっている感じの彫刻。まとっている布の薄さや優美なポーズ(特に足)から色気と気品を感じました。確かに炎の形に見えますね。

048 肥後別当定慶 「毘沙門天立像」 ★こちらで観られます
凛々しい姿をした毘沙門天の立像。目元がキリっとしていて、慶派らしい彫の深さがありました。何故か踏まれている邪鬼の目もキリっとしてますw この作品は、ボストンに収めるはずだったのを強引に正木直彦校長が買い上げた作品らしいです。

067 三浦鉚三郎 「鳩 《学生制作品》」 ★こちらで観られます
可愛らしい2羽のハトの彫刻。親子かな? 親は枝をくわえながら首を傾げ、子供は軽く羽を伸ばして親を仰ぎ見ています。その眼差しには敬意があるように思えました。この辺りには芸大の卒業制作の作品が結構展示されていましたがどれも学生とは思えないほど面白い作品揃いでした。

069 山下正次 「澄む音 《学生制作品》」
竪琴を気持ちよく弾いているように見える絵。足元には赤ん坊がいるので子守唄かな。タイトルどおり澄んだイメージでした。

074 山口蓬春 「晩秋(深草)・雨霽(伏見)/洛南の巻六題の内 《学生制作品》」 ★こちらで観られます
大和絵風の農村の風景画。釜で何かを焼いていて煙がなびいていました。のんびりしたイメージで牧歌的でした。

073 小泉清一 「談話室用の喫煙具 《学生制作品》」
キュビスム風で球や4分の3の円(パックマンみたいな形)が組み重なった置物です。意味はわかりませんが、すらっとした感じで好みでした。

083-04 高村光雲 「狸」 ★こちらで観られます
袈裟を着た狸の彫刻。膝をたてて座っていて衣のひだまでリアルに彫られています。狸というかキツネみたいな顔をしてたかな。妖怪? ちょっとコミカルですが不気味です。

083-05 朝倉文夫 「つるされた猫」 ★こちらで観られます
猫つかみされた猫の彫刻。猫の後ろには人の手があって、猫はだらりと手足を伸ばしているのが可愛かった。この瞬間を作成する発想がユーモラスです。

<第3章 黒田清輝と西洋画コレクション> ★詳細はこちら
ここのコーナーは観たことがある絵が多かったですが、藤田の最初期の作品など貴重なコレクションを見ることが出来ました。

086 山本芳翆 「西洋婦人像」 ★こちらで観られます
横顔の西洋の美人です。髪やドレスからは素早い筆触を感じます。顔は気品があって清楚で美しく、首のチョーカーが目を引きました。これがあるから一層清楚に感じるのかも。

089 松岡寿 「凱旋門」 ★こちらで観られます
ちょっとコローっぽいように思いました。凱旋門というと威厳があるイメージですが、これは古代遺跡のような静けさとのんびりした雰囲気を感じました。

090 久米桂一郎 「寒林枯葉」 ★こちらで観られます
これは黒田清輝の作品かと思いました、紅葉した森の色彩が淡く、印象派っぽい雰囲気でした。こういう作品は大好きなところです。

092 原田直次郎 「靴屋の親爺」  ★こちらで観られます
これも「芸大コレクション展 春の名品選」でもご紹介した作品。何度観ても威厳を感じますね…。

094 高橋由一 「鮭」 ★こちらで観られます
ここの人気作品です。何故、鮭を描いたかというと、当時、人々に馴染みの薄かった西洋絵画に親しみを持ってもらうために身近な鮭を描いたのだとか。切り身になってるところが本物っぽいw

096 黒田清輝 「婦人像(厨房)」 ★こちらで観られます
黒田清輝のアカデミスムの特徴が出ている作品。左上からの日差しを感じます。女性は少し口を開けてこちら観ていて、目線は誰かに話しかけているように思えました。

106 和田英作 「思郷」 ★イメージ検索の結果
窓際で遠くを眺める着物女性の立像が描かれ、顔はどこか寂しげな感じです。タイトル通り思郷の念に駆られているのでしょうか。実はこの作品は、元々は左に同じサイズの絵があったのを黒田清輝の指導で分割したらしいです。左側にはエッフェル塔とバルコニーの絵(夕陽)が描かれていたのだとか。…それって望郷は関係なかったってことなのかな??

111 レオナール・フジタ(藤田嗣治) 「婦人像」 ★こちらで観られます
これは最初期の藤田の作品で、ちょっと左に振り向いた後ろ姿の女性が描かれ、浴衣が涼しげです。つい先日、横浜で藤田展を観てきましたが、これはまったくイメージが違います。黒田清輝風の画風で驚きました。後姿と視線に既に高いセンスがあるのが伺えるそうです。

110 レオナール・フジタ(藤田嗣治) 「自画像」
これも藤田の最初期の作品。婦人像と合わせて今回が初の展示というニュースを読みましたが、かなり貴重だと思います。
ニュース:http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200907010224.html
藤田の自画像といえば、おかっぱ、ちょび髭、まるく太いふちの眼鏡の顔が思い浮かびますが、これは画風だけでなく顔のイメージも違っていました。なんか、やり手のビジネスマンみたいw 驚きでした。

129 作者不詳 「黄金の光、照明の決定版(ガス燈広告)」 ★こちらで観られます 
星を抱いたニンフ?のポスター。透明な羽や天女の羽衣みたいな薄布をまとっていて官能的です。アールデコっぽさも感じるけど1900年のものらしい。字が歪んでたりして手作り感がありました。

<第4章 平櫛田中の彫刻コレクション> ★詳細はこちら
ここはメモを取っていませんでした。彫刻の道具とか並んでた記憶があります。

ということで、藤田の最初期の作品や悲母観音が見られるだけでも価値のある展覧会でした。多分、またすぐに観られる機会があるんじゃないかと思いますので、興味がある方はコレクション展の際にはチェックしてみてください。
この後、3Fで「天皇陛下御在位二十年記念 日本藝術院所蔵作品展」を観ました。次回はそれをご紹介します。


 → こちらに書きました。引き続きよろしくお願いします。



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東京サマーランド

今日も帰りが遅かったので、ストックしてある軽めの記事ですみません。上野の記事は次あたりに書きます。…というか、美術館めぐりと名乗っているのに2連続でプールの記事もどうかと思いましたが、夏だしせっかくなのでご紹介。


前の記事に書いた国営昭和記念公園のレインボープールに行ったら、本格的にプール遊びをしたくなり、その次の土曜日に東京サマーランドのプールに行ってきました。
  東京サマーランドの公式サイト:http://www.summerland.co.jp/

そもそもサマーランドってどこにあるの?って感じでしたが、行きは立川駅から青梅線で拝島駅まで行って、五日市線に乗り換えて秋川という駅で降りて(立川から30分くらい)、さらにそこからバスに乗って行きました(10分くらい) 帰りはサマーランドから八王子駅行きの直通バスで30分くらいだったと思います。
ちょっと不便な場所なので、交通手段とルートは吟味する必要があります。この日はそうでも無かったですが、真夏には「サマーランド渋滞」という大渋滞が発生するらしいので、秋川駅から行くルートの方が無難かも。行く際には公式ページで行き方を確認することをお勧めします。


さっそく写真を使ってご紹介。写真は帰るときにまとめて撮ってきたので空いているように見えますが、かなり混んでいました。入口付近から奥に行く感じでご紹介します。

入口。この左手にバス停がありました。17時頃の帰りには5分おきぐらいにバスが着ていました。
受付付近には浮輪や水着を売っている店もあります。
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東京サマーランドの地図
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室内エリアに入るとすぐにあるライド。結構混んでますね。パイレーツオブカリビアンみたいw
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室内エリア全景。左のプールは波のプールで、毎時、00分頃に大波が起きます。恐らく水深+波で2m以上はある大波でした。かなり面白いですが寿司詰めw
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室内地下には温水プールもあります。
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洞窟風です。しばらく待っていると雷鳴がとどろき始め、スプリンクラーからスコールが降る仕掛けがありました。
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室内エリアを抜けていった先にある屋外プールの入口。噴水?がアーチになっていました。
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陣取ったのは屋外エリアのロッカーあたりで、屋外エリアのロッカーはガラガラでした。(室内エリアのロッカーは混んでいます) どうせ屋外に行くなら屋外エリアのロッカーがお勧めです。
先週の昭和記念公園で、日差しの強さと周りの様子から教訓を得てサンシェードを購入しました。安心して昼寝もできて超便利ですw
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空気入れは3~4箇所ありました。これは長いスライダーの先のあたりにあった空気入れです。室内エリアの入場口付近にもありますが、そちらは10分くらい並びます。こっちはガラ空きでした。
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屋外の目玉!スライダーの全体像。かなりのスピードが出ていました。並ぶのが嫌で私はやっていませんw
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モンキー何とかという遊具。ロープにぶら下がりつつ浮き島を歩きます。これも大人気で結構並んでいました。
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このプールはぬるま湯のプールです。普通のプールの水が冷たかったので、ここで少し暖まっている人もいました。
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滝。子供用のスライダーや崖のぼりっぽい遊具があります。
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屋外の奥のほうの風景 まんなかの光はなんだろ…w この流れるプールは長大で1周するのに15分はかかるんじゃないかな。
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上の写真と同じ場所から入り口方面。スライダーは満員御礼。
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流れるプールとスネークスライダー。これは16時過ぎに撮ったので空いていますが、14時くらいは人と人がぶつかるくらいぎっしりでしたw
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屋外のイベント広場。ラジオの公開録音をやっていました。私は1つも知りませんでしたが何組か歌手が歌っていました。(紅白に出たサラリーマンの歌手とからしいです)
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ミストの出る広場。あんま魅力を感じませんw
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屋外プールの一番奥のあたり。流れるプールで流されながら滝に打たれまくりです。
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上の写真から入口方面。左上にあるバケツは5分に1回くらいひっくり返ります。
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実際にバケツがひっくり返るところを動画で撮りました。この下にいるとダイナミックに水が流れてきて楽しいです(><)


という感じで、サマーランドは3000円以上するので、元を取るつもりでたっぷりと楽しんできました。並ぶやつは一切やりませんでしたが、流れるプールは5~6周くらいしたかなw もう今年は夏が終わってしまいますが、来年以降も含めて一度行ってみると面白いと思います。


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国営昭和記念公園

しばらく文字多目の重い記事が続いたので、今日は写真多目です。
先週の土曜日に、国営昭和記念公園のプールに遊びに行ってきました。つい先月、ここで花火を観た時に、じっくり遊びにきてみようと思っていたので、プールだけでなく公園内も色々と観てきました。写真も沢山撮ってきたので、それを使いながらご紹介します。

入口。西立川駅からすぐです。
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プールの入口。全然知らなかったのですが、13時55分頃に行ったら、14時からサンセットチケットということで1100円で入れました。(半額です)
レインボープールの公式サイト:http://www.showakinenpark.go.jp/2009pool/index.html
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持ち込み禁止一覧です。
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中では写真を撮らなかったので帰りに外から撮りました。15時頃はこの1.5倍くらいの人がいたかも。結構混んでました。
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スライダーは人気すぎて行きませんでした。ここには写っていませんが波のプールとかもあります。
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子供向けのプールもありました。
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ちょっと混みすぎだったけど、夏の気分をだいぶ味わえました。

プールは17時前に切り上げて、向かいの池で足漕ぎボートに乗りました。
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普通のボートもありましたが、日差しが厳しいので屋根のある足漕ぎのほうで良かったw
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鴨も沢山泳いでいました。普段から観光客にエサを貰っているようで、やたら近寄ってきます。
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結構大きな鳥もいました。鵜?
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ボートの後は園内散策。プールの近くにひまわり畑がありました。
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ひまわりのアップ
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さらに奥へ。謎のすり鉢状の広場。渦巻きになっていました。
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どんどん奥に進むと、遊具があります。これはトランポリンの遊具。実際にやってみましたが1m以上ジャンプできますw 結構良い運動になるかも
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トランポリンの隣には何故か中米の遺跡風の施設があります。
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遺跡から少し離れたところには日本庭園がありました。ここの施設の取り合わせは謎過ぎますw
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ヒグラシやツクツクボウシが鳴いて風情がありました。
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暗くなってきたので入口に戻りつつ、先月に花火を観たみんなの原っぱに来ました。
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原っぱには大きな木があります。
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原っぱにレジャーシートを敷いてしばらく夕陽を眺めていました。飛行機が飛んでいきました。
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夕陽。
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こんな感じでとにかく広くて、色々楽しめました。ただ、プールは混みすぎでちょっと大変だったかな。波の高いプールに行きたい!と思ったしw サンセット料金がお勧めです。


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知られざるタオの世界「道教の美術 TAOISM ART」 -道教の神々と星の信仰- 【三井記念美術館】

最近、自分の行った順とブログで紹介する順が違っているのですが、10日くらい前の仕事帰りに、三井記念美術館で<特別展 知られざるタオの世界「道教の美術 TAOISM ART」 -道教の神々と星の信仰->を観てきました。普段は仕事帰りには閉館してしまっていますが、8/11(火)~8/15(土)はナイトミュージアムということで20:00まで開館していました。去年もその時期にナイトミュージアムをやっていたので、毎年この時期だけやっているのかもしれません。金曜か土曜だけでも毎週この時間までやってくれればいいのに…。

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【展覧名】
 特別展 知られざるタオの世界「道教の美術 TAOISM ART」 -道教の神々と星の信仰-

【公式サイト】
 http://www.mitsui-museum.jp/exhibition_01.html

【会場】三井記念美術館
【最寄】銀座線三越前/新日本橋駅/東京駅/神田駅
【会期】2009年7月11日(土)~9月6日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
 ※写真は携帯電話で撮影しました。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間45分程度

【混み具合・混雑状況(特別な時間なので参考にならないかもしれません)】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
ぐるっとパスで入館。この日は滅多に無い18時以降の開館のせいか、混んでいるほどではなかったですが、結構人がいました。 そもそも「道教」って何?って感じですが、その辺も含めて解説機やボードで説明がありました。僭越ながら簡単にご説明しますと、道教は日本でいえば神道のような民間信仰の多神教の宗教で、一応、老子が祖ということになっています。道(タオ)というのは真理のことかな。不老長寿を理想として、陰陽五行の思想に基づき、風水とかも道教です。道士という僧の格好を見て20年くらい前に流行った「来来!キョンシーズ」を思い出しましたw 詳しくはwikiなどで読んでみると面白いと思います。
 参考:道教のwiki

日本の文化にも道教が相当根深く浸透しているのが分かる展示内容になっているので、それに驚きながら観ていました。 部屋ごとに気に入った作品をご紹介します。なお、会期中に6回の展示入れ替えがあるようです。詳しくは公式ページのPDFでご確認ください。

<展示室 1> 中国古代の神仙思想/道教の成立/道教の尊像
仙人像 [羽人] ★こちらで観られます
動物みたいな顔をしていますが、合わせ襟の着物を着て手のひらを向かい合わせにして座っている姿は人のようでもあります。 これは空飛ぶ仙人「羽人」で、「羽人」は不老不死を得た者とのことでした。先述のように道教は不老長寿を目指していて、それを神仙思想というようです。 そんなことを知らなかった私は、何故古代の像はこういう動物や宇宙人のような奇怪な姿をしているのが多いのだろう… と趣旨とは違うことを考えていましたw 猫人間みたいでちょっと可愛いです。

蓬萊鏡
蓬莱山は道教の伝説です。というか、中国から来た伝説は道教の可能性大ですw 福・禄・寿の象徴らしく、真ん中には鶴・亀・松といった長寿を象徴するものも描かれていました。 鶴と亀も道教…。これは段々えらいことになってきた(><)

瑞図五山文八花鏡
ふちが8枚の花びらのようになっている鏡です。真ん中に紐を通す突起があり、その四方に山が描かれています。この突起+4つの山=5つの山は五山の聖地の象徴とのことでした。(京都五山の五山は道教の五山にちなんだのかな?と思いましたがそこまではわかりませんでした) 龍や亀、十二瑞、十二支が番で右回りに配されていておめでたい鏡でした。十二支も道教…。1つ1つの作品が勉強になります。

正統道蔵 唐玄宗御註道徳真経
現存で最古の道蔵です。道蔵ってのは道教のお経みたいなものらしく、世界に数セット(4セット?)しかない貴重なものとのことでした。お経と違うのは、図解入りで儀式のようなものが描かれているところでした。結構面白いです。

道教三尊像
道教にも三尊像があるのか!と驚きました。格好は着物を来た中国人みたいですが、顔は穏やかな仏っぽく確かに三尊像です。後ろには龍がいました。後のコーナーでよくわかりますが、道教と仏教は日本の神仏習合のようにかなり混じっている部分があり、こういう仏教っぽい作品も多くありました。1部屋見ただけで、道教がどんどん身近に感じてきたw

<展示室 2>
道教三尊像(老君)
これも三尊像です。真ん中には神格化された老子がいて、左右はお供です。仏教の影響で5世紀くらいから偶像を作り始めたとの説明がありました。老子も教祖に祭り上げられたみたいだし、その辺の流れは民間信仰らしさを感じます。台座には狛犬か獅子みたいなのがいましたが、狛犬かどうかはわかりませんでした。

<展示室 3> 関帝廟(かんていびょう)など道観(どうかん)(道教の寺院)の写真展示 等
「三清 玉清元始天尊」、「三清 上清霊宝天尊」、「三清 太清道徳天尊」
3人の肖像画が並んでいました。これは道教の寺院の「道観(どうかん)」に持参して儀式に使うものらしいです。そのため、使い込んでいるので保存状態が良くないとのことでした。(それが逆に生々しい感じがします。) 絵のタッチとしては教科書に出てくる聖徳太子の絵を想起するものがあったかな。3人から迫力を感じました。

<展示室 4> 道教の神々/日本における道教の影響
円山応挙「蓬萊山図」 ★こちらで観られます
先述の通り、蓬莱山は道教で、その影響は日本にも及びました。これは応挙の作で、細かくて優雅な感じの作品です。手前の水流は淡い色だけど力強い印象がありました。鶴が二羽、松などおめでたい取り合わせも道教の影響でしょうね。

三井高就「荘子図」
額縁のような円の中に眠り込んでいる人が描かれています。その円からひじだけが出ていて、額縁から飛び出したように見えるので騙し絵展のトロンプルイユを思い出しました。
顔は非常に細かく描かれているのに服はさらさらっと描かれた感じでした。気持ちよさそうに眠り込んでして、夢と現実のはざまにいるような雰囲気の絵でした。

十王図 4 幅の内 3 幅
十王って道教にもいるのか!?と驚きました。流石に仏教だと思ってたのですが…。(十王というのは5番目の王が有名な閻魔大王です。) 道教と仏教の十王はほとんど差が無いとのことでした。手前で鬼が亡者を拷問したり、紙を亡者に渡していて、閻魔は手を組んでじっと見ているようでした。 絵も面白いですが、文化というのは面白いなーと興味津々で観ていました。

面然大士図 [焔口餓鬼]
狂気を感じるおどろおどろしい餓鬼の絵です。妖気が漂っていて、鬼太郎の妖怪レーダーがビンビンに反応しそうw 菩薩の化身が上部にいて、餓鬼の後ろには小さな文字で、天道・人道・餓鬼道・地獄道・畜生道・修羅道と書かれていました。完全に仏教と混じってますね。六道は流石に仏教の影響だと思いますが日本の神仏習合のような現象が中国でも起こっていたのかと思うと益々面白いです。

狩野芳崖筆 「蝦蟇仙人図 [模写]」  李鐵拐図 [模写]
これは顔輝の作品を狩野安信が模写したものをさらに芳崖が模写した作品です。左は背中に蝦蟇蛙がのている蝦蟇仙人、右は口から自分の分身が出ている鉄拐仙人です。去年、東博で「対決-巨匠たちの日本美術」の雪舟vs雪村のコーナーに雪村の蝦蟇鉄拐図がありましたが、それを思い出しました。魂が飛んでいく様子とかSFですねw

楊津「関聖帝君像」 ★こちらで観られます
この関聖帝君というのは三国志の関羽を神格化した神です。目が細くてひげが風でなびいています。ちょっと太っていますが目つきが鋭く威厳がありました。 関羽を神格化したという話は知っていましたが、そんなところも、日本の○○神社みたいな神格化ですね。

三浦梧門「鐘馗壌魔図」
五月の節句でよく観る鐘馗様も道教らしいです。彼も神格化された人で、元は科挙の試験に落ちて自殺した人らしいです。(私にはそっちのほうが衝撃の事実でした) 皇帝が病気になったとき、夢に現れて邪鬼を退治し、病気を平癒させたという伝説から神となりました。この絵も刀を持っていて足元で邪鬼を押さえつけていました。何故か目線が別の画面外にあったのが印象的でした。

安倍晴明蘇生図
最初の方に書きましたが、陰陽や風水は道教です。この絵は安倍晴明が死んだときに閻魔大王に頼んで生き返してもらったという話を描いています。閻魔にひざまづいている安倍晴明がかかれ、不動明王や、小さい亡者をいたぶっている鬼も描かれてていました。そんな伝説も初めてしりましたが、この絵に描いてあるもの全ても道教の範疇…。恐るべしです。

浦島絵巻
これは浦島太郎としては2番目に古い巻物らしいです。よく知られた物語とちょっと違って、最後は鶴に生まれ変わって亀の化身である乙姫と結婚するハッピーエンドになっているのだとか。かなり素朴な絵で庶民向けだったらしいですが、長寿や縁結びとしておめでたいものだったようです。浦島って長寿と言われれば長寿ですね。その発想は無かったw

<展示室 5> 道教の経典/陰陽道・道教と星の神々
狩野永納 「泣不動縁起 [模本]」
全体的に深い青色で鮮やかな絵です。妖怪が舞い飛んでいて、坊さん達が話しています。陰陽の儀式かな? もう道教も仏教も神道も何でもござれになってよくわかりませんw

天文成象
この展覧会のサブタイトルには「星の信仰」という言葉がありますが、このコーナーには天文関連の作品が多くあります。これは日本初の実測星図で、星と星の間には線が引かれて星座を描いていました。結構、しっかりした星図みたいです。(しかし、何故いきなり星図?という疑問はすぐに解けます) 近くには天球儀もありました。

校正北斗本命誕生経序
擬人化した北斗九星の像です。北斗七星じゃないの?死兆星でもあるの??と思いましたが、確か何も解説は無かったと思います。 格好はキョンシーに出てくる道士そのもので、キョンシーのお札に書かれてある呪文のようなのも描かれていました。星も崇拝の対象だったんですね。それで星図を作ったのか!と納得しました。

谷文晁「五星廿八宿神形図巻」
星や星座の神々を描いたものです。亀に乗っている神、天秤を持っている神、馬の阿修羅みたいな神、牛に乗っている神、鳳凰みたいなのに乗っている神など様々でした。星占いのマスコットみたいな感じだったんでしょうかね??

<展示室 6> キトラ古墳天文図および壁画四神図写真展示
ここはキトラ古墳の壁画の写真のコーナーでした。白虎や尻尾が長くて蛇のような玄武が描かれていました。これは陰陽五行に基づいているそうです、また、天文図の写真もありました。これは不正確で写し間違いがあるようですが東洋でも最も古い天文図の1つらしいです。

<展示室 7> 星宿信仰の展開
土佐光芳 「九曜星図」
9枚の神の絵がずらーっと並んでいます。日、月、火星、水星、木星、金星、土星の7星に、日食・月食(羅こう)、彗星(計都)を含めた9星でした。日と月は似ていて、馬が足元から出てる神とあひるっぽい鳥が出ている神でした。他にも明王みたいな赤い四本の手の神や、牛に乗った老人、琵琶のような楽器をひいてる女性、書き物をしている女性、ほとんど同じような2人の神(3面の赤い顔で三つ目の明王? 頭の上の蛇の数が1匹か3匹かの違いでした) と言う感じで、様々な神が描かれていました。どれがどれだか分かりませんが、信仰の対象としてここまでキャラ付けされていたとは知りませんでした。

七星如意輪観音像
柄杓方に輝く北斗七星の下に、足を崩して座る如意輪観音がいて、周りには眷属と思われる者がいます(かすれててよく分かりません) もう道教なの仏教なのかよくわかりませんw 色んなものが混じっている感じです。如意輪観音を観てたら3月頃の三井寺展を思い出しました。

星曼荼羅図
仏を真ん中に、北斗七星、九曜星、十二宮、二十八宿の化身が円になっているのが描かれている曼荼羅です。ここで驚くのが十二宮です。これは星占いの十二宮(ギリシア神話のやつ)と同じとのことでした。どうやら6世紀くらいには中国に伝わっていたようですが、まさか日本にも伝わっていたとは知りませんでした。サソリとか当時の日本人に分かるのかよw 本当に道教の多様性には驚きっぱなしです。

大将軍神坐像
頭が大きい神像です。あちこちにノミの跡があって逆に力強さがありました。

作品名は忘れましたが、七夕に関する作品もいくつかありました。(もうそれくらいでは驚きませんw) しかし、七夕の話も元は両性具有の神が男女の神に分裂した話だったという話は初耳でした。その2人が1つになるというのは神聖なことらしいです。陰陽思想とも関係あるのかな?と思いながら観ていました。


ということで、驚いたことだけ書いたつもりが超長文になりました。こんな感じで驚きの連続で、まさかここまで道教は我々の文化に根付いているとは知りませんでした。今後の東洋美術を観る上でもだいぶ参考になると思われ、中国と日本の文化のつながりをずっしり感じる展覧でした。 説明が多いので理解度4にしましたが情報量が半端じゃないですw


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赤坂 勢きね 【六本木界隈のお店】

最近、ずっと六本木の記事が続いていたので、ついでに六本木の美味しい鰻屋さんをご紹介。定休日が土曜日らしいので、美術館に行った時に行ったわけではありませんが、ミッドタウン裏手あたりにあるのでサントリー美術館た21_21などから近いところにあります。

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【店名】
 赤坂 勢きね

【ジャンル】
 鰻

【公式サイト】 ※公式が無いので、alikeの紹介ページです。
http://alike.jp/restaurant/target_top/27909/

 ※営業時間・休日・地図などは公式サイトでご確認下さい。


【最寄駅】
 六本木駅・乃木坂駅・赤坂駅

【近くの美術館】
 サントリー美術館
 21_21 DESIGN SIGHT
 国立新美術館
  など

【この日にかかった1人の費用】(※お酒は飲んでいません)
 3500円程度

【味】
 不味_1_2_3_④_5_美味

【接客・雰囲気】
 不快_1_2_3_④_5_快適

【混み具合・混雑状況(平日12時頃です)】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【総合満足度】
 地雷_1_2_3_④_5_名店

【感想】
私はかなりの鰻好きなので、鰻の店は結構行っているのですが、このお店もハイレベルなお店です。このお店に来るまでひつまぶしを食べたことが無かったのですが(そんなの鰻好きじゃない?w) ここのひつまぶしで新しい鰻の楽しみ方を知ることが出来ました。この日もひつまぶしを食べたのでご紹介。(予約をしなくても大丈夫らしいですが、予約なしだと用意に時間がかかるらしいです。)


携帯で撮った画像なのでちょっとわかりづらいですが、こんな感じの小部屋が2つとカウンターがあります。
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ひつまぶしです(><) お茶碗に3~4杯にわけて食べます。
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鰻のアップ。携帯で撮ったのであれですが、実際は見た目も美味しそうでした。
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1杯目はノーマルに食べました。とろりとした鰻で美味しいです。2杯目はこれにネギとわさび載せで食べました。わさびとネギをのせると、こってりした鰻に鮮烈さが加わります。
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3杯目4杯目はお茶漬けにしました。ネギとワサビも乗せています。お茶漬けの汁も、昆布のダシが効いていて味わい深いです。このお茶漬けがお勧めです。
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ということで、この日もかなり満足しました。いくつかよく行く鰻屋さんがありますが、ひつまぶしを食べられるのはここくらいしか知らないので非常に重宝します。美術館に行った帰りにでもゆっくり食べると贅沢な気分になれると思います。(営業時間や定休日には気をつけてください)


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骨展 【21_21 DESIGN SIGHT】

お盆の金曜日に国立新美術館でラリック展を観た後、21_21 DESIGN SIGHTの「骨展」にハシゴしてきました。この21_21はさくっと周れるし、遊び心があって爽快な内容の展示が多いので、ボリュームたっぷりの展覧会の後でもハシゴするのに最適です。

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【展覧名】
 骨展

【公式サイト】
 http://2121designsight.jp/bones/index.html

【会場】21_21 DESIGN SIGHT
【最寄】千代田線乃木坂駅/日比谷線・大江戸線 六本木駅
【会期】2009年5月29日(金)- 8月30日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
 ※写真はD60で撮影しました。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況(金曜日18時頃です)】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_③_4_5_満足

【感想】
作品充実度と総合満足度が3なのは作品数がそんなに多くないからです。骨展と聞くと、本当に化石みたいな骨が並んだ展示かと思っていましたが、生物の骨だけでなく機械の骨や人形の骨、その他様々な骨を主題とした現代アートの作品があって、幅広い感じの内容でした。
会場風景はこんな感じです→  ★こちらで観られます


気になった作品をいくつかご紹介。公式サイトが充実しているので、それを使いながらご案内します。若干展示順と違うので、展示順に沿ってご紹介。


<協力企業・団体 生物の骨・工業製品の骨>
フェアレディZ CBA-Z34
 ★こちらで観られます
いきなり車の骨組みが最初に来て、「ああ、生物だけじゃないんだ」と思うと共に、鈍く光るむき出しの金属のボディが、メカニカルな感じを漂わせていました。無数の穴が開いていて、この1つ1つに用途があるのかと思うと、生物と同じく進化の結果なのかなと思いました。

<湯沢英治 写真集『BONES—動物の骨格と機能美』より> ★こちらで観られます
期待を裏切らずに最初のほうは動物の骨の写真が並んでいました。

ホッキョクグマ
これは骨の写真です。壷のようにも見える骨でした。

カマイルカ
これも写真です。恐竜の骨かと思いました。イルカでも歯が鋭くて結構怖いですね。

フンボルトペンギン
いつも可愛いペンギンも骨になると怖いw こうして動物の骨の写真を観ていたら、人間や犬猫以外の骨格って全然考えたことも無いなと気づきました。

アカミミガメ
亀の骨がどうなっているかなんて、こういう機会が無いと一生知らないんじゃないかな?w 甲羅以外はスカスカで腹の骨もなかったようでした。昆虫みたい。。。

キリン
鳥の写真かと思ったw

前田幸太郎 「骨蜘蛛」 ★こちらで観られます
動物の写真を見終わってあたりを見渡すと、地下の庭に何か不気味なものが無数に見えます。後のほうで解説がありましたが、これは「骨蜘蛛」という作品で、実際にはありえない蜘蛛の骨を動物風に作ったのだとか。10匹くらいいたかな。ちょっと怖かったですw

ニック・ヴィーシー 写真集『X-RAY』より ★こちらで観られます
X線を通して機械を撮った写真です。無生物なのですが、確かに骨格に見えます。まずはCDウォークマンやドライヤーなどがありました。中の基盤が浮き上がっていてカッコいいw 回路がよくわかり、電気の流れがわかるようでした。そして、何よりも驚いたのが飛行機のX線写真!w こんなものまでX線で撮ったの?と驚きました。半透明の設計図みたいにも見えましたが面白かったです。

慶應義塾大学 山中俊治研究室 「Flagella」 ★こちらで観られます
ロボットアームがイソギンチャクみたいな動きをしていました。滑らかさを感じますが艶かしい動きがちょっとキモいw ふにゃっとしているようで、材質は硬いらしくその曲線や動きから柔らかさを感じるとのことでした。

リーディング・エッジ・デザイン 「on the fly」 ★こちらで観られます
これは作品というか、作品紹介の仕組みです。プラスチックのパンフレットみたいな物に上から映像が投射されていて、そのパンフレットを動かしても映像がついてきます。そして、そのパンフレット上の映像でボタンになっているところに触ると、映像が切り替わり作品紹介をしてくれました。知りたい作品の方向にむけると矢印の映像もでてきて、この仕組み自体が面白かったです。

MONGOOSE STUDIO 「Galvanic Frame」 ★こちらで観られます
座ると体重で負荷がかかっているところが赤く点滅して、何かが弾けるような音がします。重いところほど激しい点滅をしていて、力の伝わり具合を目で観ることができました。椅子の骨組みの研究なのかな。

エルネスト・ネト 「Mientras estamos aquí(私たちがここにいる間)」 ★こちらで観られます
テントか蚊帳みたいな作品です。中に入ることができて、作品の中央にはでかい骨のようなものがぶら下がっていました。でっかい生物の体内を表現しているのかな?と思いました。
 
明和電機 「WAHHA GO GO」 ★こちらで観られます
この作品のある部屋に来た時から、妖怪みたいな不気味な笑い声が聴こえてましたが、犯人はこいつでしたw 人形なのか機械なのか微妙な感じですが、このブログでは人形と仮定しましょうw この人形の胸のあたりにある円い回転盤を手前に回すと、胸をのけぞらせて肺の部分に空気がたまっていき、一定以上たまると「イーヒッヒッヒ」という感じの笑い声をあげます。 …それだけのマシンですw しかし、「笑う」という動作をするために、これだけ複雑な手順をしているというのが面白かったです。できればもうちょっと爽やかに笑ってほしいw

緒方壽人 + 五十嵐健夫 「another shadow」  ★こちらで観られます
自分の影を使った、インスタレーションです。後ろからライトに照らされた自分の影が前方のスクリーンに映るのですが、数秒前の影が残像のように残り、それが縦にリズムをとって踊っているかのように見える作品でした。これはかなり面白くて、いろんなポーズを試して遊べました。自分の影が分身の術みたいになってましたw

玉屋庄兵衛 + 山中俊治 「骨からくり『弓曵き小早舟』」 ★こちらで観られます
ようやく「骨」っぽいものが復活した気分ですw これは江戸時代のからくり人形を再現したもので、人形は服を着ずに内部の仕掛けが露出していました。弓を引くからくり人形なんてのをよく江戸時代にできたもんだと驚きます。
↓このポスターの人形です
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THA/中村勇吾 「CRASH」 ★こちらで観られます
これはCGの作品。画面イメージとしてはテトリスみたいな感じかなw モニタの中で、数字が上から落ちてきて、地面にぶつかるとバラバラにぶっ壊れて分解していきます。その崩れていく姿が実際に物を落としたときの壊れ方のようでリアルでした。 ゆーっくり落ちてくるので、そういうシミュレーションの映像なのかな?と思いました。


ということで、「骨」というものに関して、ここまで解釈が広い展示だとは全然予想できませんでした。結構、トークイベントなどもやっているようなので、それも楽しめそうです。もうすぐ会期が終わりますが、サントリー美術館や国立新美術館などの六本木周辺の美術館に行った際に、ハシゴしてみるのも良いかと思います。

おまけ: 21_21の前でASHIMIZU(足水)というイベントをやっていて、みんな水路に足を浸していました。このイベントは8月23日までのようです。
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プロフィール

21世紀のxxx者

Author:21世紀のxxx者
 
多分、年に70~100回くらい美術館に行ってると思うのでブログにしました。写真も趣味なのでアップしていきます。

関東の方には休日のガイドやデートスポット探し、関東以外の方には東京観光のサイトとしてご覧頂ければと思います。

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