関東近辺の美術館めぐり ~美術・美景・美味を楽しむブログ~

アンリ・ル・シダネル展 【埼玉県立近代美術館】

前回まで大宮公園の記事が続いていましたが、今日は同じ埼玉の北浦和にある埼玉県立近代美術館で観てきたアンリ・ル・シダネル展をご紹介しようと思います(行ったのは大宮とは別の日です)

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【展覧名】
 アンリ・ル・シダネル展

【公式サイト】
 http://www.momas.jp/3.htm

【会場】埼玉県立近代美術館  ★この美術館の記事  ☆周辺のお店
【最寄】北浦和駅


【会期】2011年11月12日(土)~2012年2月5日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間30分程度

【混み具合・混雑状況(土曜日14時半頃です)】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_4_⑤_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_4_⑤_満足

【感想】
この展示は非常に楽しみにしていたので、さぞかし混むだろうと思ったら空いていてゆっくり観ることが出来ました。

さて、この展示は主にフランスで活躍したアンリ・ル・シダネルの展示となっています。まずアンリ・ル・シダネルについて簡単にご紹介すると、シダネルは1862年にインド洋モーリシャス島で生まれました。印象派、新印象主義、象徴主義など様々な芸術運動のあった時代の画家ですが、特定の流派に属することなくアンティミスムの考えを取り入れた独自の画風を展開したようです。当時から人気の画家で、ヨーロッパでは頻繁に展覧会が開かれるほどで、日本でも存命中は盛んに紹介されていたようですが、ここ最近はそういった機会もなく久しぶりの展示となっています。展覧会は9つの章に分けて得意な題材や活躍した地を紹介していましたので、詳しくは章ごとにご紹介しようと思います。
 参考記事:
  大原美術館名品展 (宇都宮美術館)
  ベルギー王立美術館コレクション『ベルギー近代絵画のあゆみ』 (損保ジャパン東郷青児美術館)


<第1章 自画像>
まずはシダネルの紹介を兼ねて自画像の章となっていました。(とは言え、ここには1点しかありません。) 生まれたのは現在のモーリシャス共和国の首都ポートルイスで、当時はイギリス領だったそうですが、長くフランス領だったらしくフランスとの繋がりが強かったそうです。シダネルの父は遠洋航路の船長で、海上保険のロイドの検査官としてここに住んでいたらしく、母の家系もフランスのブルターニュの船乗りの一家だそうです。
1872年に父の病気で船乗りをやめて船舶の売買を始めると、シダネルの一家はフランスのダンケルクに移り住みました。シダネルは最初は普通の学校に通っていましたが、父に絵の才能を見出され、高校ではデッサンコースで絵の勉強をしたそうです。

1 アンリ・ル・シダネル 「自画像(ダンケルク)」
16歳の頃に鉛筆で描かれた自画像です。白黒写真かと思うくらい精密で写実的で、陰影のせいか立体的な感じでした。解説によるとこれは最初に描かれた自画像とのことでした。


<第2章 エタプル>
シダネルは1880年にパリに出て、アレクサンドル・カバネルの私塾に入り絵を学びます。1882年には国立美術大学に入学し、その頃に印象派の画家たちと知り合い大きな影響を受けました。1年ほど軍に従軍した後に再びカバネルのアトリエに通ったそうですが、この時期までの作品はほとんど自らの手で破棄されてしまったそうで、ほとんど残っていないそうです。
1885年になるとエプタルという寒村に移り、印象派の影響を受けつつも独自の光の表現を学びました。この頃の作品はミレーなどの感傷的な写実主義の傾向が見られるようで、この章にはそうした作品もあります。その後、1887年にサロンに出品して以来、受賞や奨学金を得るなど成功の道に乗って各地に取材に出たようです。ベルギー、オランダ、イタリアなどを旅し、イタリアではフラ・アンジェリコやジョットに感銘を受けて、その成果を取り入れた作品もあるようです。 ここはそうした流れの基盤となった作品が並ぶコーナーとなっていました。

5 アンリ・ル・シダネル 「帰りくる羊の群れ(エタプル)」
牧場の柵の前で話す羊飼いの男女と、夕日を浴びて帰ってくる羊たちの群れを描いた作品です。左のほうには建物の姿があり、牧歌的で確かにミレーのような要素を感じます。のんびりしていて写実性のある風景となっていました。

6 アンリ・ル・シダネル 「河口に立つ少女(エタプル)」
小さめの作品で、淡い水色の水面を背景に白い服にピンクのスカートの女性が描かれています。顔はあまり細かく描かれず、タッチも含めて印象派のような雰囲気がありました。全体的に明るめの作品です。

4 アンリ・ル・シダネル 「孤児たちの散策(ベルク)」
海岸の丘にシスターのような服を着て散歩している子供たちを描いた作品です。シスターじゃなく民族衣装みたいなものかな? 落ち着いた色合いでややぼんやりした感じで描かれていて、沢山人がいるのに静かな雰囲気でした。この辺は色々な画風があるように思います。


<第3章 人物像>
シダネルは1894年にパリに移り、妹たちをモデルとして肖像画などを描いたそうです。また、この頃は象徴主義が流行っていたそうで、シダネルも夜や黄昏時の光のテーマに没頭しました。1898年には両親の反対を押し切って後の妻となるカミーユと逃避行したそうで、ベルギーのブリュージュに滞在し活動しました。
ここにはそうしたシダネルの象徴主義が形作られた時期の作品を含め、人物画が並んでいました。

12 アンリ・ル・シダネル 「カミーユ・シダネルの肖像」
奥さん?の肖像で、暗めの背景に優しい目をした女性がちらっと左を見るように描かれています。中心から人の周りを囲うように細長い線が幾重にも描かれていて、ぼんやりとした雰囲気とオーラのような感じが出ていました。

この辺にはこうしたうねりのようなものが背景となった人物画が並んでいました。

8 アンリ・ル・シダネル 「月明かりのなかの輪舞」
これはリトグラフで、サロンに出品されたものだそうです。暗い背景に溶け込むように6人の女性が輪になって踊っている様子が描かれ、静かで神秘的な雰囲気です。ぼんやりした感じが象徴主義的でした。序盤ではかなり好みの作品です。


<第4章 オワーズ県の小さな町々>
シダネルは1900年に今度はオワーズ県のボーヴェという所に移り住みます。(ロダンの助言があったからと言われているそうです。) この辺の村や町を作品に残し、1910年代まで繰り返し訪れていたそうです。この頃から「アンティミスト」という身近なもの(特に室内画)を情感を込めて描く画家の考えを明確に意識し始めたようで、古典的な遠近法や平面構成を取り入れていることで新しい空間構成を模索したそうです。また、画面に人物を描くのをやめて、家族の存在を想起させつつも身近な風景や事物だけを描くようになったようです。この技法はやがてさらに洗練化されて「テーブル」という象徴主義的なシリーズにつながっていきます。 ここにはその流れに繋がっていくような作品が並んでいました。

18 アンリ・ル・シダネル 「運河(ムイ)」
川岸の家々を描いた作品で、手前の家の窓からは赤い光が漏れています。そのせいか全体的に柔らかく温かみのある雰囲気が出ていました。また、斜めに並ぶ家のせいか視線が奥に誘われているように感じました。
この隣には同じタイトルで同じ場所を描いたと思われる作品がありましたが、トリミングしたように視野が狭くなっていて、奥に赤い家が立っているなど微妙な違いがありました。

この部屋にはアンリ・マルタンによるシダネルの肖像や、フェリクス・デリュエルによるシダネルの胸像なども置かれていました。髭を生やし、紳士然としています。また、ガス灯のようなものも置かれていて展覧会の雰囲気を盛り上げていました。

15 アンリ・ル・シダネル 「夕日のあたる大聖堂(ボーヴェ)」
手前には赤い屋根の家や塀の上に咲く赤い花など路地の風景が描かれ、左の背景には大きな聖堂が描かれています。手前は日陰で暗めなのに対して聖堂は夕日の光が辺り、その威厳と大きさを感じました。この光の表現には神秘や温かみなど様々な要素があるように思います。


<第5章 取材旅行>
シダネルは春と秋は各地に取材に行き、夏はジェルブロワで過ごして周りでスケッチしてアトリエで仕上げ、冬はヴェルサイユなど暖かい所でサロンへの出品に備えていたようです。ジェルブロワでは窓シリーズという評価の高い作品も残しているようです。やがて第一次世界大戦が始まるとジェルブロワとヴェルサイユで過ごす他なくなり、戦後も各地に行くことはあってもその頻度は下がったようです。ここにはそうした放浪時代に各地に取材した作品が並んでいました。

32 アンリ・ル・シダネル 「広場(ブリュッセル)」
4つの4~5階建のビルのような建物を正面から描いた作品です。周りは夜で、4つの建物の部屋には温かみのある光が灯っている部屋もあります。手前の広場には親子らしき姿がぼんやり描かれていて、観ていてどこかほっとするような美しい光景でした。

この近くにはイタリアのヴェネツィアを描いた作品もありました。

28 アンリ・ル・シダネル 「曇り空の夕暮れ(リジウー)」
川岸の家を描いた作品で、夕暮れらしく全体的に暗めです。背景には聖堂らしき大きな建物が霧に包まれているような空気感で描かれています。印象派~新印象主義を思わせる感じかな。建物の中にはやはり温かみのある光も描かれていました。

この辺は各地の街角を描いた作品が並び、夕暮れを描いたものが多いようでした。

26 アンリ・ル・シダネル 「コンコルド広場(パリ)」
ここまで田舎や静かな作品が続きましたが、これはパリの有名なコンコルド広場を描いた作品です。広場の夜景が描かれ、ぼんやりしてやや高めに地平線が置かれているように思います。街灯に照らされて反射する光などは、幻想的な雰囲気を出していました。少し離れて観ると、その情感がよく分かります。


<第6章 ブルターニュ地方>
1913年頃になると、ジェルブロワへの夏の隠棲を断念し、子供の頃に訪れた祖先発祥の地であるブルターニュを訪れたそうです。古城や古い家々、橋などを描き、最後はポン=タヴェンにも宿泊しているようです。(シダネルと交流していたかは分かりませんがゴーギャンもこの地から多くの霊感を得ています。)ここではブルターニュ地方で描いた作品などが並んでいました。
 参考記事:
  ゴーギャン展2009 (東京国立近代美術館)
  オルセー美術館展2010 ポスト印象派 感想後編 (国立新美術館)

38 アンリ・ル・シダネル 「港のカフェ(ブルターニュ)」
港の屋外にあるカフェを描いた作品で、手前にテーブルがいくつも並び3人の客の姿も見えます。背景は青い夜の風景となっていて、タッチが大胆で印象派のような感じがしつつも独特な感じもあります。何故か画面の左右と上にオレンジ色の幕のようなものが描かれていたので、カフェの中から描いたのかな?? これも魅力的な作品でした。

34 アンリ・ル・シダネル 「月明かりのなかの家々(ランデルノー)」
船が浮かぶ小さな港とその背景の家々を描いた作品で、全体的に赤く月明かりというよりは夕方から夜になる頃の時間帯に見えます。画面には人は1人もいないのですが、家の明かりが灯っていて静かで神秘的な雰囲気がありました。

この辺に展示されている作品はどれも素晴らしいです。


<第7章 ジェルブロワ>
ここまで何度も名前が出たジェルブロワですが、1901年に訪れた頃は歴史ある城も壊れ、周りの果樹園も放りっぱなしだったそうです。そこにシダネルは家を見つけると、バラ園を作るなど自ら庭園や装飾をデザインしていったようで、やがてそれが評判となって多くの友人がやってくるようになったそうです。
1909年には「ジェルブロワ友の会」を組織して自らが名誉会長になったり、全国組織の「薔薇の会」の会員になるなどの活動も行なっていたようです。シダネルたちのおかげか、現在ではジェルブロワはフランスの最も美しい村の1つとして認定されて人気の観光スポットになっているほどだそうです。

47 アンリ・ル・シダネル 「月明かりの庭(ジェルブロワ)」
恐らく自宅のバラ園を描いた作品です。中央に女神のような胸像(妻らしい)が描かれ、それを中心に円形の道が囲み、四方に道が通じています。手前は枠に沿ってバラのアーチがあり、奥にもアーチが描かれていました。 夜の静けさがありつつ、右からは白い光が当たっているような表現が神秘的な光景となっていました。

この近くには自宅の前に立つシダネルの写真なども展示されています。

48 アンリ・ル・シダネル 「離れ屋(ジェルブロワ)」 ★こちらで観られます
今回のポスターにもなっている絵で、手前に無数のピンクの薔薇が咲いていて、奥に離れの小屋が描かれた作品です。周りは暗く、離れの中からオレンジ色の灯りが漏れています。落ち着いた色彩でしんみりとして幸せを感じるように思いました。
これも神秘的な面もあるように思いますが、この辺はそういった作品が多めです。月に照らされたジェルブロワの街並みの作品なども好みでした。


<第8章 食卓>
シダネルは食卓の絵を描いたシリーズで絶頂期を迎えます。人の姿を感じるものの描かれていない作品が多く、これはアンティミストの特徴がよく出ているようです。解説によると、国家買い上げになった作品もあるようですが、その後は年々に簡潔な方向性に向かっていったそうです。

53 アンリ・ル・シダネル 「室内(ジェルブロワ)」 ★こちらで観られます
開いた窓を背景に、花瓶に入った赤い花束、皿、スプーン、瓶などの食器が置かれたテーブルの絵です。手前から柔らかい光が入っていて、明暗が独特です。夕方の時間帯に食事の準備をしているかのようで、幸せでゆったりした時間の流れを感じさせました。

59 アンリ・ル・シダネル 「森の小憩(ジェルブロワ)」
うっそうとした木々のトンネルの中、レジャーシートのような布を広げて、そこにぶどうや食器、瓶、皿などが置かれた様子を描いた作品です。手前の木には黄色い帯のついた帽子が吊り下がっていたりするので、ピクニックの途中のランチなのかな? しかし人っ子一人いないのがちょっと不思議です。奥のほうの林の中の日差しの表現は爽やかでした。

この辺には屋外のテーブルにものを置いた作品などが並んでいました。いずれも素晴らしいです。

<第9章 ヴェルサイユ>
最後はヴェルサイユのコーナーです。1909年にシダネルはヴェルサイユに落ち着いて、春から夏にかけてジェルブロワに行くのを除けばこの地で生活することが多くなったようです。ここには有名なヴェルサイユ宮殿もあるのですが、シダネルは王宮には興味があまり無かったらしく庭園に興味を持ったようです。
ちなみに、シダネルの妹のマルトは画家のジョルジュ・ルオーと結婚したらしく、ルオー夫妻もヴェルサイユに住んでいたようですが、お互いに特に交流した記録はないようです。

やがて1939年になるとシダネルはヴェルサイユで亡くなったそうで、最後はアカデミーの会員の礼服に包まれて埋葬されたそうです。

66 アンリ・ル・シダネル 「月夜(ヴェルサイユ)」
円形の噴水の上に浮かぶ月を描いた作品です。雲がかかっていてぼんやりして幻想的でややシュールな感じも受けます。ややガランとした感じもあるかな。

この辺にはこうした噴水を題材にした作品も何点かありました。

70 アンリ・ル・シダネル 「ランビネ美術館(ヴェルサイユ)」
手前に円形のテーブルが置かれ、両端に規則正しく並んだ木が生えています。その奥には美術館の壁が描かれ、かちっとしたシンメトリーの画面となっていました。落ち葉の落ちる庭という感じも受け、色合いも好みでした。

最後にはダイジェスト的な映像も流していました。


ということで、元々好みというのもありますが、私にとってはかなり満足度の高い展示となっていました。置く場所が無いと思いつつも図録を買ってしまったw シダネルの作品をこれだけ一気に観る機会は日本では滅多にないので、気になる方は是非どうぞ。この展示がこんなに空いているなんて本当に勿体無いです。

なお、この日も常設を観たのですが、以前ご紹介した展示と同じでした。
 参考記事:MOMASコレクションIII 2011(埼玉県立近代美術館)

おまけ:
北浦和公園の写真。帰る頃にはちょうどシダネルの絵に出てきそうな夕暮れ時の光景になっていました。
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評価




【埼玉県立歴史と民俗の博物館】の案内 (2011年11月)

昨日時間がなかったのでご紹介が前後しましたが、埼玉県立歴史と民俗の博物館の中でランチを摂った後、常設展も観てきました。簡単にメモを取ってきましたのでご紹介しようと思います。

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【公式サイト】
 http://www.saitama-rekimin.spec.ed.jp/?page_id=60

【会場】埼玉県立歴史と民俗の博物館  ★この美術館の記事  ☆周辺のお店
【最寄】大宮公園駅、北大宮駅、大宮駅など


【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間30分程度

【混み具合・混雑状況(日曜日14時頃です)】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
空いていてゆっくり観ることが出来ました。

さて、ここの常設展は博物館の名前通り、歴史と民俗について取り上げていて、特に埼玉県の歴史について詳しく知ることが出来ました。時代ごとに章が分かれていましたので、詳しくは章ごとにご紹介しようと思います。


<旧石器~弥生時代>
まずは石器時代~弥生時代の頃のコーナーです。
入口辺りには原人や旧人などの頭蓋骨や石器などがあり、少し進むと縄文時代の磨石や斧などもあります。また、小舟に乗って海で漁をする様子を描いた絵があり、丸木舟なども置いてありました。
さらに進むと貝塚の再現、弓やスコップ、木皿などがあり当時の生活の様子が伝わってきます。興味深かったのが信仰に関するコーナーで、膝を折り曲げて埋葬される様子や沢山の土偶(遮光器土偶のようなものも)、男性器を思わせる石棒などがあります。

そして、この章には何と漆器のコーナーもあります。この時代に漆が!とかなり驚きました。漆器ってそんなに昔からあったのですね…。

他にはおなじみの縄文土器もあり、6つの時代に区分されると説明されていました。最初は簡素ですが徐々に大型化・装飾化されていくように見えます。この章の最後辺りは弥生式土器や青銅の剣などもありました。。


<古墳時代>
続いては4世紀頃の古墳時代のコーナーです。この頃の武蔵地方は既に畿内地方の影響を受けていたそうで、それを感じさせる品も展示されています。

ここには農具や壺、埴輪、銅鏡などが並びます。埼玉県にも埼玉(さきたま)古墳群のように豪族が現れたそうですが、武人として大和政権に仕えていたようです。国宝の鉄剣の複製品などもあり、当時この辺りが栄えていたことを知ることができます。また、古墳の石室の再現は本格的でした。


<奈良~南北朝時代>
続いては奈良~南北朝時代のコーナーです。律令制度で体制が整えられ、武蔵国と呼ばれたそうですが、律令崩壊後は武蔵武士の集団が生まれ鎌倉幕府の成立に貢献したようです。
ここには瓦堂という小さな塔の模型のようなものがあり、これは寺院を建立するとお金がかかるので、この模型を信仰の対象としたそうです。結構精巧にできています。
他には須恵器や、平将門の乱や前九年・後三年の役の説明、それに関する書物の模本などがありました。
 参考記事:
  ゆめやかた(夢館奥州藤原歴史館)の案内 (番外編 岩手)
  平泉~みちのくの浄土~ 世界遺産登録をめざして (世田谷美術館)

少し進むと武蔵武士の日常を描いたもの(模本)や遺跡からの出土品(箸とか草履などの日用品)、鎧、刀、写経、仏像などがあり、生活や信仰の様子が分かります。武蔵武士は普段は農業をしながら武芸の鍛錬をしていたそうで、質素で慎ましい生活だったようです。
この章の最後の方には源頼朝の像や後醍醐天皇の綸旨などの模造品もあります。


<美術展示室>
続いてのコーナーは美術品を展示するコーナーでした。私が観た時は歌川国芳の作品が10点ほど並んでいました。観たことがないものもあったので参考になりました。(前期・後期があり、私が観たのは前期です)

【会期】
 前期:2011年10月25日~11月20日
 後期:2011年11月22日~12月21日
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

 参考記事:
  破天荒の浮世絵師 歌川国芳 前期:豪傑なる武者と妖怪 (太田記念美術館)
  破天荒の浮世絵師 歌川国芳 後期:遊び心と西洋の風 感想前編(太田記念美術館)
  破天荒の浮世絵師 歌川国芳 後期:遊び心と西洋の風 感想後編(太田記念美術館)
  歌川国芳-奇と笑いの木版画 (府中市美術館)

歌川国芳 「浮世又平名画奇特」
江戸時代の絵師である岩佐又兵衛が筆を持って座り、その周りを弁慶や鬼、大黒、雷、鷹匠、藤娘 等などが沸き立つように描かれている作品です。これは岩佐又兵衛が描いた大津絵の中から登場人物たちが踊りだすという奇譚を描いているようで、踊っている鷹匠と藤娘が13代将軍の家定と大奥の藤枝を思わせるとして大いに評判となったそうです。しかし取締の対象となって罰金を課されたのだとか。国芳らしい批判精神を感じました。

この辺には「二十四孝童子鏡 董永(とうえい)」(天女を向かい入れる様子を描いた西洋銅版画を元にした作品)などもありました。

歌川国芳 「木曽街道六十九次之内 浦和 魚屋団七」
木曽街道の宿場を描いたシリーズの1つで、この博物館にほど近い浦和を題材にしています。歌舞伎の「夏祭浪花鑑」にも取材しているようで、これは七段目「長町裏」で魚屋の団七が殺しをする話で、浦和の「浦」と長町裏の「裏」をかけているようです。絵自体は桶のようなもので水を被る刺青の男と、周りに池のような風景、左上には浦和らしき坂道のある宿が描かれていました。この近くには同じく埼玉の蕨(わらび)の絵もあり、こちらは「藁火」として藁を燃やす絵となっていました。語呂合わせが面白いですが、浦和の方は解説がないとわからないですw

歌川国芳 「観世音霊験一ッ家の旧事」
3枚セットの作品で、中央に上半身が裸の鬼のような老婆が描かれ、手に包丁を持っています。左ではその娘が必死に老婆の着物を捕まえて止めているようです。右には旅人の女性が座っていて、実はこれは観音様で、光背を背負っていました。老婆が旅人から金品を取ろうとしたのを娘が止めて身代わりとなり、老婆は後悔して身を投げるというストーリーだそうで、鬼気迫るものがありました。背景には広い池や沢山の松のシルエットがあり、その後の物語を感じさせます。中々恐ろしい絵でした。


<室町~戦国時代>
続いては室町から戦国のコーナーで、ここには甲冑や書状、太田道灌の軍配の複製や地図などがありました。複製が多いかな。職人尽屏風(複製)などもありました。
 参考記事:東京時代まつり行列歴史絵巻


<板 碑>
階段を下ると、吹き抜けに大きな石碑などがあり驚きました。これは鎌倉から戦国時代に作られた供養の為のものだそうで、関東に40000基ほど、埼玉には27000基ほどあるそうです。結構巨大で、5.4mもあるオベリスクのような形のものもありました(複製) 中には南無阿弥陀仏などのお経が描かれたものや地蔵などもあります。こんな文化があったとは知りませんでした。


<江戸時代Ⅰ>
続いては江戸時代のコーナーです。ここには多様なものがあったのですが、供養塔、寺子屋の道具、和算書、渾天儀という天体の位置を探る道具、幕府の宗教制作関連の展示、庶民の旅(伊勢参りなど)に関する展示、関所の模型、生類憐れみの令を伝える高札(街頭に立てられた木の伝言板)などがあります。また、江戸時代の川越城のミニチュアがあり、現在の埼玉県にあった川越藩や岩槻藩に関する品もありました。川越城は城と言っても天守閣がないので屋敷かと思いました。


<江戸時代Ⅱ>
引き続き江戸時代の展示です。ここにはさいたま市を通る見沼代用水の灌漑による展示がありました。この水路は「通船堀」という水位を変えて通行するシステムが採用された高度なもので、通行する様子を模型とアニメーションで説明していました。 近くには船や蔵の模型もあり、最後は黒船関連の展示と、当時の埼玉の様子が紹介されていました。


<明治時代~現代>
ここには埼玉の偉人に関する展示があり、まずは久喜市出身の本多静六という人物の偉業を紹介していました。奨学金制度を作ったり、国立公園や国定公園の造設に寄与したらしく、その姿や身の回りの品があります。
また、さいたま市出身の斎藤祐美(ゆうび)という人物も紹介されていて、この人は荒川の治水に尽力したそうでした。

少し進むと埼玉の明治から昭和にかけての品々が紹介されていて、川口の鋳物や春日部の桐細工や製糸業などに関する展示があります。また、埼玉県が生まれるまでの成立の変遷や、自由民権運動が展開された様子、日清日露戦争、大正デモクラシー、世界恐慌、第2次世界大戦などの頃の埼玉県についても紹介されていて、不発弾なども展示されています。

戦後のコーナーでは水害や埼玉国体、さいたま博などの紹介があり、「サイターマン」とう球体の頭のマスコットなども展示されています。ちょっと可愛いかもw 他にはちゃぶ台や古い白黒テレビ、扇風機、冷蔵庫などもあってお茶の間のようになっていました。

この章の最後には埼玉スタジアムや本庄早稲田駅、越谷レイクタウンなど最近の埼玉県の代表的な施設の写真がありました。2001年~2010年に合併した市区町村の地図などもあります。


<民俗展示室>
最後は民俗に関する展示です。
まずは民間信仰や子供に関するコーナーで、安産祈願や出産に使われたもの、昔の子供の行事や子供用の着物、羽子板、鯉のぼり、飾り鞍などがありました。少し進むと、婚約や祝儀の儀式に使う道具、葬式の道具などがあり、神輿のような棺桶までありました。一番最後には昭和と平成のお茶の間の再現があり、電化・西洋化されてきている様子がわかります。


ということで、武蔵野と埼玉の歴史について知ることが出来る展示となっていました。特に巨大な石碑は驚きです。結構ボリュームもありますので、この辺に行く機会があったら寄ってみると面白いと思います。
そして、この後に前回ご紹介した公園を通って帰りました。



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評価




大宮公園の写真

今日はちょっと遅く帰ったので、写真の記事です^^;
前々回前回ご紹介した埼玉県立歴史と民俗の博物館を観た後、大宮公園を抜けて大宮駅まで帰る途中、色々と寄り道して写真を撮ってきました。



まずは埼玉県立歴史と民俗の博物館。ここはル・コルビュジエの弟子の前川國男が設計した建物で、1971年に建てられ今年で40年です。
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 参考記事:江戸東京たてもの園 の写真 その1 (江戸東京たてもの園)

モダンな外観がカッコイイ。ちなみに同じさいたま市(旧浦和市)にはこことよく似た埼玉会館という前川國男の建築もあります。
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博物館の正面をずっと進んでいくと池があります。この日は11月とは思えない強い日差しで水面が鏡のように綺麗でした。
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周囲をぐるっと周るように歩いて行きました。そんなに広くはありません。
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こちらも同じ池。ちょうど紅葉の時期で絵になります。
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公園内にはミニ遊園地もありました。昔のデパートの屋上を思い出します。
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何と、無料で入れる動物園まであります。
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これはオウム。真っ白な毛並みが綺麗です。
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これはベニコンゴウインコ。意外と大きくて常に動きまわって落ち着かないw
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こちらはサバンナモンキー。ちょっと檻の柵が太めなので写真は微妙w
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他にもミニブタやヤクなどもいました。

これはアムールヤマネコ。普通に可愛いニャンコに見えますw
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動物園の一部は鳥たちが飛び交う大きな檻(?)があり、その中に入ることができました。
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フラミンゴの群れがのんびりしていました。

動物園を出てさらに進むと、アルディージャ大宮の本拠地であるNACK5スタジアム大宮があります。
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NACK5スタジアム大宮のすぐ近くには日本庭園があったのですが、ここら辺で急に夕立が来たので急いで屋根のあるところに移動しました。
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ちょうど氷川神社まで来た所で土砂降りになりました。
 参考記事:氷川神社とさいたま新都心
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門の下で15分くらい雨宿りしていたら止んだので、参道から帰ることにしました。

参道はちょうど紅葉で染まっていました。
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夕立の雨に夕日の光が差し込んで、非常に美しい光景でしたが、この日はコンデジしかなくて残念な画像になってしまいましたw …レタッチすれば良いんでしょうけど。
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ここは紅葉目当てに行っても良いかも。
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ついでに雨上がりの夕日も綺麗だったので、撮ってきました。
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ということで、タイミングが良かったこともあり大宮公園の美しさを堪能することができました。この公園を中心に多くの博物館(特に鉄博はお勧め)などもありますので、大宮で1日遊んでみるのも面白いかと思います。
 参考記事:
  鉄道博物館の案内 (ヒストリーゾーン)
  鉄道博物館の案内 (コレクション・資料)
  

次回は今日ご紹介するはずだった埼玉県立歴史と民俗の博物館の常設をご紹介しようと思います。


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評価




ミュージアムショップ カフェ パティオ 【大宮公園界隈のお店】

前回ご紹介した埼玉県立歴史と民俗の博物館の特別展を観た後、館内にある「ミュージアムショップ カフェ パティオ」というお店でランチを摂ってきました。

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【店名】
 ミュージアムショップ カフェ パティオ

【ジャンル】
 レストラン・カフェ

【公式サイト】
 http://www.saitama-rekimin.spec.ed.jp/?page_id=75
 ※営業時間・休日・地図などは公式サイトでご確認下さい。

【最寄駅】
 大宮公園駅、北大宮駅、大宮駅など

【近くの美術館】
 埼玉県立歴史と民俗の博物館(館内です)
 さいたま市立漫画会館
 さいたま市大宮盆栽美術館
 さいたま市立博物館
 大宮公園小動物園
 鉄道博物館
  など


【この日にかかった1人の費用】
 1100円程度

【味】
 不味_1_2_③_4_5_美味

【接客・雰囲気】
 不快_1_2_③_4_5_快適

【混み具合・混雑状況(土曜日13時半頃です)】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【総合満足度】
 地雷_1_2_③_4_5_名店

【感想】
少し遅い時間に行ったこともあり、空いていてゆっくりとお昼を取ることが出来ました。
このお店は博物館の併設のお店で、こんな感じで空間自体は雰囲気があるのですが、テーブルや椅子は簡素です。
PB191786.jpg

テラス席もあり、何人か外で食べている人もいました。ちょうど紅葉の時期でお天気も良かったので美しい光景です。
PB191788.jpg

これがお店。ここで頼んでセルフで運びます。フードコートみたいな感じです。
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この日はお腹が減っていたので、おでん(480円)+ライス(100円)と、ナンドッグ(380円)、コーヒー(280円)と色々頼んでみました。

まずはおでん。
PB191792.jpg
これは普通かな。やや薄味でそんなに染み込んでないけど汁は美味しくて、色々なおでん種があるのでお得な感じはします。

続いてナンドッグとコーヒー
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ナンドッグも家庭で作れそうな素材で出来てるけど特に不満もなかったです。意外だったのはコーヒーで、紙コップをみた時は嫌な予感がしたけど、香りもコクもあって思ったより美味しかったです。


ということで、味は普通でしたがゆっくりすることができました。特に紅葉の時期は気持ちが良いところです。この辺は食べる所も少なそうですので、いずれまた行くことになると思います。


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評価




円空 こころを刻む -埼玉の諸像を中心に- 【埼玉県立歴史と民俗の博物館】

先週の日曜日に、埼玉の大宮公園にある埼玉県立歴史と民俗の博物館へ行って、「円空 こころを刻む -埼玉の諸像を中心に-」を観てきました。

PB191779.jpg

PB191774.jpg

【展覧名】
 円空 こころを刻む -埼玉の諸像を中心に-

【公式サイト】
 http://www.saitama-rekimin.spec.ed.jp/?page_id=232

【会場】埼玉県立歴史と民俗の博物館  ★この美術館の記事  ☆周辺のお店
【最寄】大宮公園駅、北大宮駅、大宮駅など

【会期】2011年10月8日(土)~11月27日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間30分程度

【混み具合・混雑状況(日曜日12時頃です)】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
結構混んでいて、場所によっては列が出来ていましたが特に鑑賞に支障になるほどではありませんでした。

さて、今回の展示は江戸時代初期の円空による仏像を集めた展示となっています。展覧会の最初に、参考として一般的な造形の阿弥陀如来像と観音菩薩立像(複製)が展示されているのですが、本来の仏像は姿形が細かく決めています。それに対して円空は仏師ではなく仏僧であり、独創的な仏像を多数残し、彫りが深く表情豊かで力強い像となっているのが特徴です。この展示では、その表情に注目した章立てとなっていて、沢山の円空仏を観ることができましたので、詳しくは章ごとにご紹介しようと思います。なお、同じタイトルの作品が多いので分かる範囲で作品番号を併記しておこうと思います。


<第1章 円空、歩く>
まずは円空の来歴についてです。とは言え、円空についてはよく分からない点が多いようで、1632年に美濃国に生まれ幼い頃に母をなくして仏門に入ったのは分かっているようですが、仏像を何時から彫ったかなどは謎となっているようです。(1663年に彫られた天照皇太神宮像などが明らかになっている中では最古の作品)
各地をめぐり歩きながら仏の教えを説いていたようで生涯12万体の像を彫るという願を建てて、1690年には10万体を達成しています。これは単純計算で30年間で毎日10体以上のペースとなる驚異的なもののようです。(今のところ500体200種類ほどが確認されている)

青森や北海道などまで赴いて活動していたそうですが、埼玉でも170点程度が確認されているそうで、今回の展示では個人所有も含めて展示されています。 埼玉は特に日光街道の辺りに円空仏が分布されているらしく、ここには日光街道に関する資料的なものが並んでいました、また、「近世畸人伝」という書もあり、ナタで仏像を彫っている円空の絵が描かれていました。


<第2章 円空、怒る>
怒りの表情を浮かべる明王などの仏像のコーナーです。恐ろしい顔をしていますが、どこか親しみがあるのが特徴のようです。

10 円空 「不動明王坐像」 ★こちらで観られます
非常に荒々しくゴツゴツした彫りの深い像で、剣を持った姿で全体的に四角い形を残しています。顔は口を開いて怒っている様子が単純化されていました。解説によると、頭の上に蓮の葉を乗せているのも特徴のようで、埼玉県の円空仏では最大の坐像でもあるそうです。

19-4 円空 「金剛神立像」
髪の毛が逆立つようになり、顔は目なのか眉なのか分からないくらい簡略化された表情をしている像です。正面に宝瓶か宝塔らしきものを持っていて、ちょっと離れて見ると力強くも優しい雰囲気がありました。古代的というかプリミティブというか、木の素材を感じる彫りが強烈な個性です。

円空 「男神坐像」 ★こちらで観られます
冠をかぶった長いひげの男神が座っている像です。特に怒っている表情ではありませんが、つり目で仏像とはまた違った雰囲気です。この辺にあったほかの像と比べると丁寧に彫られた感じで、やや彫りが浅い気もしました。
この像は背中側も観られたのですが、四角く繰り抜かれ何かを収めていたようでした。

4-3 円空 「伝 毘沙門天立像」 ★こちらで観られます
かなり大きな立像で、頭の上に雲に包まれた龍の頭が載っています。胸の前で宝塔を持ち、袖の中に手を入れているのですが、これは円空の特徴的な表現だそうです。また、三角形の鼻、厚い唇も特徴らしく、しかめるような顔が印象的でした。

この作品を含め、3点大きな立像が並んでいたので3点ともご紹介しようと思います。

4-1 円空 「聖観音菩薩立像」 ★こちらで観られます
蓮の花を持って右手で印を結ぶ等身大ほどの観音像です。澄んだ顔で口を開けていて、穏やかな雰囲気です。頭の上には化仏が乗っていて、お腹の辺りには渦のようなものがありました。(これについては後のコーナーで説明されます) 魂が宿ったようなオーラを感じる作品でした。

4-2 円空 「不動明王立像」
これも大きな像で、結った髪に三角の鼻、上下に飛び抜けた牙を生やしています。右手に剣、左手に検索を持っていて、剣と顔はくっついていました。怒りと言うよりは静かな雰囲気に思えます。
ここの3体はいずれも良かったです。

4-7 円空 「護法大善神像」
クチバシのような口と、釣り上がった目をした恐ろしい表情の神像です。とは言え、ほとんど顔のみで、カラスのような顔に見えなくもないかな。鋭い雰囲気がありました。
この近くには鳥のくちばしのような顔の秋葉権現なども展示されていました。

円空 「十二神将立像」
これは12体セットの像で、基本的にはお互いに似ていますが。頭の上にそれぞれの十二支を表したものが載っています。しかし、簡略化されていてどれが何かの判別は難しそうでした。12体も並ぶと中々壮観です。
この隣にも薬師如来とセットで十二神将像が展示されていました。

円空 「善財童子立像」
坊主頭の善財童子の像で、やや上向きで前のめりになって合掌する姿となっています。それを横から見ると反っている様子がわかって面白いです。解説によるとこれは円空が自分の姿を彫った像とも言われているようでした。

この辺には神像も多めに展示されていました。稲荷神像などもあります。


[円空の飛雲]
円空の仏像の中には、雲が飛んでいるような文様が体に刻まれたものがあるそうで、これは亡くなった人を極楽に連れて行く仏の乗り物を表しているようです。解説によると仏が人々を救いに来るというイメージが込められているようで、ここにはそうした仏像が並んでいました。

26 円空 「十一面観音菩薩立像」 ★こちらで観られます
頭の上に11面の小さな顔(仏)を乗せて、目を閉じて少し笑ったような表情をしている十一面観音菩薩の像です。手に仏具を持っていて、その袖から足元まで衣に雲の紋が沢山彫り込まれていました。これは来迎の様子を表現しているそうです。ちょっと見た目は変わっていますがそういう意味があるというのは初めて知りました。


<第3章 円空、笑う>
後半は笑う仏像たちのコーナーです。円空仏には優しく微笑む仏からハッキリ笑うものまで、普通の仏像では観られない親しみのある表情を浮かべているようです。ここにはそうした表情の仏像が並んでいました。

72 円空 「薬師如来坐像」
膝の上で両手を重ねて薬壺を持つ薬師如来の像です。非常に穏やかで楽しげな笑顔をしていて、目は細く閉じているようですが、まるで孫の話を聞くお婆ちゃんのように慈愛と親しみも込めているように見えました。和みます。

この辺には個人所有の小さめの仏像のコーナーもありました。1つも同じものはなく個性的であると紹介されています。

66-3~4 円空 「神像」
2体セットの縦長細身の神像です。しかし、全体的にカクカクとした感じで、表情は右の像は怒り、左は微笑みとなっていました。どちらも表情は線を付けただけくらいの単純なものとなっているのですが、それによって神像全体にも雰囲気が影響しているように見えたのが面白かったです。

36 円空 「阿弥陀如来坐像」
袖の中に隠した手を前に出し座る阿弥陀如来像です。細長い目はやや垂れて、口元は笑っているようです。微笑と言うよりも親しげな様子が表れていました。

最後は役行者の像が並ぶコーナーです。

22-7 円空 「役行者倚像」
頭巾をかぶり、右手に錫杖、左手に金剛杵、足に高下駄を履いた姿の役行者の像です。非常にニコニコした表情をしていて、シワを思わせる線が顔に刻まれていました。温和な雰囲気があります。


ということで、ちょっと行ったのも遅かったこともあり、この記事を書いた時点で会期は残り2日となってしまいましたが、良い展示でした。私は置くスペースが無いので買いませんでしたが、図録が1000円で販売されていたのはお買い得じゃないかと思います。
仏像好きの方は是非どうぞ。


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評価




海の見える杜美術館のサイトに掲載されました

今日はちょっと宣伝です。

先日、広島にある「海の見える杜美術館」のサイト運営をしている方から、旅行記事を提供してくれないかとのオファーがあり、今年の夏に書いた岩手の猊鼻渓の記事が「美遊味楽」というコーナーに載りました。

海の見える杜美術館 | 世界遺産の島・宮島を望む あなたの知らない、隠れ家「美術館」と最上級フレンチ「レストラン」


 参考リンク:海の見える杜美術館 美遊味楽のコーナー

広島の美術館に関東のブログが書いた東北の記事というのもちょっと面白い状況かなw  綺麗にまとめて頂いているので嬉しい限りです。
私はこの「海の見える杜美術館」に行ったことがないのですが、このサイトを見ていると非常に良いロケーションで、併設のレストランも洒落ているようです。特別展では2011/12/25まではターナーの銅版画展をやっているらしく、行けないのが何とも残念^^; もし広島の近くに行く機会がありましたらチェックしてみてください。

おまけ;
せっかくなので、左サイドバーにメディア掲載をまとめた欄を設けました。




2011/11/25 加筆

「海の見える杜美術館」には
http://www.umam.jp/index.html
↑の既存の公式美術館サイトもあるのですが、今回掲載していただいたのは公式紹介サイトに当たるサイトだそうです。

「大人の休日」を楽しんでもらいたいという、美術館、美術館内のCAFE,レストラン等をご紹介している大人の休日提案サイトで、やがては、美術館情報満載の美術館内のレストランのサイトになる予定とのことです。
今後も楽しみなサイトですね。


2012/2月追記:
匿名の方から教えて頂いたのですが、この美術館は宗教団体が運営に関係しているようですので、その辺を留意して判断してください。



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評価




ザ・ベスト・オブ・山種コレクション [前期] 江戸絵画から近代日本画へ 【山種美術館】

先週の土曜日に土砂降りの中、山種美術館で「山種美術館創立45周年記念特別展 ザ・ベスト・オブ・山種コレクション」を観てきました。この展示は前期・後期となっていて、今回は「江戸絵画から近代日本画へ」となっていました。

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【展覧名】
 山種美術館創立45周年記念特別展 ザ・ベスト・オブ・山種コレクション
 [前期] 江戸絵画から近代日本画へ

【公式サイト】
 http://www.yamatane-museum.jp/exh/current.html

【会場】山種美術館  ★この美術館の記事  ☆周辺のお店
【最寄】JR・東京メトロ 恵比寿駅


【会期】2011年11月12日(土)~12月25日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況(土曜日15時半頃です)】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
激しい雨が降っていたにも関わらずお客さんが多くて、場所によっては他のお客さんに接触するくらいの込み具合でしたが、しばらく待っていれば支障なく観られる位でした。

さて、今回の展示はこの美術館のベスト作品を集めた内容で、前期・後期で分かれているうちの江戸~近代の日本画の展示となっています。後期は戦前・戦後の作品となるようですが、その境目が分かりづらい気がしますので、お目当ての作品がある方は事前に公式サイトのリストで確認しておくことをお勧めします。
 参考リンク:[前期] 江戸絵画から近代日本画へ の出品リスト(pdf)

冒頭にこの美術館の成り立ちが書いてあったのですが、山種美術館は旧 山種証券の創業者である山崎種二と山崎富治の親子が蒐集したコレクションが元となって45年前に創立されました。山崎種二は15歳で米問屋に奉公に出たのですが、そこの主人の影響で絵画を蒐集する夢を持ち、独立後に酒井抱一の作品を購入するに至ったようです。しかし、この作品は贋作だったようで、種二はこの失敗を糧に同時代の日本の画家の作品を集めるようになりました。横山大観や上村松園、奥村土牛らとはコレクター兼パトロンのような存在となって彼らの活動を支えたようです。
詳しくはいつも通り、気に入った作品を通してご紹介しようと思います。なお、挙げていくものは以前ご紹介した作品が多いですが、改めて感想を書いていこうと思います。


【江戸絵画と浮世絵】
まずは江戸時代の画家の作品です。屏風や掛け軸、浮世絵などが並んでいました。以前ご紹介した「江戸絵画への視線」の展示の時の目玉作品も並び、まさにベスト版と言える内容となっています。
 参考記事:江戸絵画への視線 (山種美術館)

岩佐又兵衛 「官女観菊図」
水墨の濃淡で描かれた掛け軸です。牛車の中の十二単の2人の女性と、御簾を上げる女性が描かれ、車の脇には菊もあり、2人はそれを見ているようです。トリミングされたようなちょっと面白い構図となっていますが、確かこれは元は屏風の1扇だったものだったからだと思います。解説によると源氏物語の六条御息所を描いたもののようでした。

この辺には池大雅の「指頭山水図」などの作品もあります。

鈴木春信 「梅の枝折り」
壁に手をついて肩車をしている女性と、肩車の上で梅の枝を摘んでいる女性を描いた作品です。やや淡いものの色数豊かに刷られ、2人とも愛らしく楽しげな雰囲気があります。この作品も好みの1つです。

この辺は浮世絵のコーナーです。東洲斎写楽の「二世嵐龍蔵の金貸石部金吉」や葛飾北斎の「冨嶽三十六景 凱風快晴」なども展示されていました。保存状態が良いのが嬉しい。
 参考記事:
  浮世絵入門 -広重《東海道五十三次》一挙公開- (山種美術館)
  ボストン美術館 浮世絵名品展 (山種美術館)

俵屋宗達・本阿弥光悦 「四季草花下絵和歌短冊帖(全18枚)」
18枚からなる短冊帖で、宗達が絵を描き光悦が詩歌を書いています。金泥を使って絢爛ながらも落ち着いた雅さがあり、デフォルメされた草花の上に軽やかな筆使いの文字が流れるようでした。特に好きなのは「千羽鶴」などですが、今回は「夕顔」や「月に松山」なども改めて好きになりました。

この辺には俵屋宗達・本阿弥光悦の「新古今集鹿下絵和歌巻断簡」もあり、これだけでも私には嬉しいコーナーです。

酒井抱一 「飛雪白鷺図」
水辺で足を水に浸して斜め上を見る白鷺と、上から舞い降りてくる白鷺を描いた作品です。周りには草が生えていて、あちこちに白い飛沫のような雪が散らされています。静かで雪の日の空気感を感じ、デフォルメ具合が優美でした。

この近くにあった酒井抱一の「秋草鶉図」も大好きで、以前絵葉書を買った覚えがあります。


【近代日本画】
今回の展示の半分以上は近代日本画のコーナーです。こちらもベストと言える作品が並んでいました。
 参考記事:大観と栖鳳-東西の日本画 (山種美術館)

下村観山 「老松白藤」
6曲1双の金屏風で、中央付近に巨大な松の幹があり、左右に枝を伸ばしています。緑鮮やかな葉っぱが金地に映え、所々に巻きついて吊り下がる白い藤がアクセントになって美しい光景となっていました。実に見事な屏風です。

竹内栖鳳 「班猫」 ★こちらで観られます(pdf)
毛づくろいをしながら振り返り、こちらをじっと伺っている猫を描いた作品です。緑の目が神秘的で、ふわっとした毛並みの柔らかさからは気品を感じました。周りの余白が広いことも猫の魅力を引き立てているように思います。世の中に猫を描いた作品は数あれど、これはその中でも最上の1つじゃないかな。この美術館でも指折りの人気作だと思います。

この辺には菱田春草の「月四題」などもありました。

横山大観 「燕山の巻」
中国の風景を描いた水墨の巻物です。以前観たことがある場面とは違っていて、今回は山の上に建つ建物や城壁などが描かれた場面となっていました。濃淡の表現は流石で、中国ののどかな雰囲気が伝わってきました、

この辺には川合玉堂や橋本雅邦、川端玉章など日本画の大家が名を連ねていました。

小堀鞆音 「那須宗隆射扇図」
様式化された大きな波の中、馬にまたがり矢をつがえている鎧姿の那須与一を描いた作品です。その目線の先には赤地に金の日の丸の扇が掲げられた小舟が浮かび、女官や平氏たちも様子を見守っています。単純化されたところもあれば非常に緻密に描かれているところもあり、鎧の緑に朱色の馬具などやまと絵的な雰囲気がありました。緊張感と雅さのある作品です。

松岡映丘 「春光春衣」
今回のポスターにもなっている作品で、軒先にいる2人の十二単の女性(琵琶を弾いていた?)を描いています。手前には松と満開の桜があり、女性たちの着物の美しさと相まって非常に華やかな雰囲気です。金箔・金砂子なども使われ煌びやかでやまと絵らしい美しさがありました。
 参考記事:生誕130年 松岡映丘-日本の雅-やまと絵復興のトップランナー (練馬区立美術館)

この近くにあった西郷孤月の「台湾風景」や山元春挙の「火口の水」も素晴らしい作品でした。

石井林響 「総南の旅から 隧道口」
岩のトンネルの前で腰掛けて座っている2人の農家(または漁師の家?)の女性を描いた作品です。背中に荷物を運ぶ道具を背負っていて、ちょっと一休みという感じかな。トンネルは出口の向こうの風景も見えているのが面白いです。淡くぼんやりした画風も好みでした。

安田靫彦 「出陣の舞」
桶狭間の戦いの前に敦盛(人間五十年~で有名な舞)を舞う織田信長を描いた作品です。単純化されていて、踊っているにしてはやや硬いように思いますが、表情は覚悟を決めているような緊張感がありました。着物の色合いなどは鮮やかで美しいです。

この近くには腑分けをする大勢の医者を描いた前田青邨の作品などもありました。

村上華岳 「裸婦図」 ★こちらで観られます(pdf)
岩場に腰掛ける女性を描いた作品で、透ける衣を着ていますが、ほぼ裸婦と言える姿をしています。その流れるような体つきが優美で気品を感じます。左手で印を組むような感じで、遠くを見るような慈愛の目が仏画や観音像を思わせますが、一方でどこかモナ・リザのような印象も受けました。
これもここの人気作で、これを観た女性の自殺を思いとどまらせたという逸話まである作品です。
 参考記事:没後60年記念上村松園/美人画の粋(山種美術館)

上村松園 「蛍」
青い百合模様の浴衣を着た女性が蚊帳を準備しているところに、足元に蛍が飛んできたらしく、女性はそれに目を向けています。何とも初々しく可愛らしい表情で、その瞬間の喜びと驚きが伝わってくるようです。ポーズも緩やかな曲線が優美で、帯の淡いピンク、着物の青、蚊帳の緑の取り合わせが非常に美しかったです。

上村松園はこの他にも「砧」と「牡丹雪」もありました。上村松園にハズレはありません!w 近くには土田麦僊の「大原女」もありました。これも好きな作品です。

続いては第2会場の小部屋です。

速水御舟 「名樹散椿」
2曲1双の金屏風です。大きくうねうねとした椿の枝が描かれ、装飾的な椿の花が描かれています。解説によるとこれは俵屋宗達の影響を受けているようですが、よりデフォルメされていて平坦な感じでした。色の対比が重厚な雰囲気となっていました。
 参考記事:速水御舟展 -日本画への挑戦- (山種美術館)

小林古径 「清姫のうち 寝所、日高川、入相桜」
能や歌舞伎で有名な道成寺を題材にした作品で、以前は8枚セットで観ましたが、今回は3枚セットで展示されていました。「寝所」では寝床で安珍に迫ろうとする清姫、「日高川」では怒りで蛇に変身する直前の清姫、「入相桜」では安珍・清姫ともに死んで、供養のための塚の上に咲く桜を描いています。特に「日高川」は暗い川に向かって手をかざし、長い髪が風に流れる感じが不穏ですが、どこか優美な雰囲気もありました。
 参考リンク:安珍・清姫伝説のWikipedia
 参考記事:日本美術院の画家たち (山種美術館)

最後の辺りには山口蓬春の「梅雨晴」や横山大観の「心神」などもありました。
 参考記事:百花繚乱 -桜・牡丹・菊・椿- (山種美術館)


ということで、展示される頻度が高い作品が多かったので、作品充実度を④にしておきましたが、それを換算しなければ作品充実度⑤だったと思います。これだけ素晴らしいコレクションを一気に見せてしまったら、今後の展示の目玉選びに差し障るのではないかと余計な心配をしてしまうくらいですw 一気に美味しいとこ取り出来るチャンスですので、日本画が好きな方は是非どうぞ。


追記:
  後日、後期展示も観てきました。
  参考記事:ザ・ベスト・オブ・山種コレクション [後期] 戦前から戦後へ (山種美術館)



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武蔵野茶房 【新橋・汐留界隈のお店】

前回ご紹介したパナソニック電工 汐留ミュージアムの展示を観た後、隣の建物の地下にある武蔵野茶房 汐留シティーセンターというお店でお茶してきました。

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【店名】
 武蔵野茶房 汐留シティーセンター

【ジャンル】
 和風カフェ

【公式サイト】
 http://www.musashinosabo.com/
 食べログ:http://r.tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13005015/
 ※営業時間・休日・地図などは公式サイトでご確認下さい。

【最寄駅】
 JR/東京メトロ 新橋駅  都営大江戸線汐留駅

【近くの美術館】
 パナソニック電工 汐留ミュージアム
 資生堂ギャラリー
 旧新橋停車場 鉄道歴史展示室など


【この日にかかった1人の費用】
 920円程度

【味】
 不味_1_2_3_④_5_美味

【接客・雰囲気】
 不快_1_2_3_④_5_快適

【混み具合・混雑状況(土曜日16時半頃です)】
 混雑_①_2_3_4_5_快適

【総合満足度】
 地雷_1_2_3_④_5_名店

【感想】
混んでいて10分くらい外で待ちました。待っているうちに後ろもどんどん列ができるほどの人気ぶりです。

中に入ると間仕切りが多いのでざわつく感じはなく落ち着いてお茶することができました。私が座った席には上村松園の「鼓」の模写が飾ってあり、和風な雰囲気です。店員さんは昔のメイドのような格好をしていました。
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 参考記事:
  上村松園展 (東京国立近代美術館)
  上村松園 素描、下絵と本画 (川村記念美術館)

この日は抹茶セット(920円)にしました。お茶うけはいくつか選べるのですが、あんみつの黒密にしました。
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まずは抹茶です。
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抹茶はそんなに飲んだことないのですが、適度な苦味と甘い香りで上品な味でした。

続いてあんみつ。
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こちらはあんが粒で深い味わいでした。みつとあんこはそんなに多くないので、結構さっぱりして抹茶に合います。


ということで、ちょっと高めですがそれ相応に美味しいお店でした。店員さんの接客も良かったです。混んでいるのがちょっと難点ですが、今後も選択肢にしていこうと思います。 まあこの辺には良いカフェが多くて逆に悩みどころですがw


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ウィーン工房1903-1932─モダニズムの装飾的精神- 【パナソニック電工 汐留ミュージアム】

前回ご紹介した旧新橋停車場 鉄道歴史展示室の展示を観た後、すぐ隣のパナソニック電工 汐留ミュージアムに行って、「ウィーン工房1903-1932─モダニズムの装飾的精神-」を観てきました。前期・後期に会期が分かれていて、私が観たのは前期でした。

PA291210.jpg

【展覧名】
 ウィーン工房1903-1932─モダニズムの装飾的精神-

【公式サイト】
 http://panasonic-denko.co.jp/corp/museum/exhibition/11/111008/index.html

【会場】パナソニック電工 汐留ミュージアム  ★この美術館の記事  ☆周辺のお店
【最寄】JR/東京メトロ 新橋駅  都営大江戸線汐留駅

【会期】
 前期:2011年10月08日(土)~11月13日(日)
 後期:2011年11月15日(火)~12月20日(火)
   ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間30分程度

【混み具合・混雑状況(土曜日14時半頃です)】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
結構多くのお客さんで賑わっていましたが、混んでいるわけでもなくゆっくりと観ることができました。

さて、今回の展示は20世紀初頭の「ウィーン工房」についての内容となっています。まず最初に簡単な略歴をご紹介すると、ウィーン工房は1903年にウィーン市内の小さなアパートの3部屋で、建築家のヨーゼフ・ホフマン、コロマン・モーザー、実業家のフリッツ・ヴェルンドルファーの3人が始めた企業です。建築、インテリア、家具、証明などあらゆる装飾を一貫したスタイルで統一する「総合芸術」を標榜し、ウィリアム・モリスの「アーツ・アンド・クラフツ運動」を継承していました。機能性、合理性を本領とするモダンデザインの先駆でありながら、装飾的で少し前の世紀末ウィーンで隆盛した退廃的かつ華麗な芸術とも対立することなく繋がる流れだったようです。
今回はその活動を初期から解散までの30年間を年代を追って展示する形式となっていましたので、詳しくは各章ごとにご紹介しようと思います。

 参考記事:
  ウィーン・ミュージアム所蔵 クリムト、シーレ ウィーン世紀末展 (日本橋タカシマヤ)
  ラファエル前派からウィリアム・モリスへ (目黒区美術館)
  ラファエル前派からウィリアム・モリスへ (横須賀美術館)
  ウィリアム・モリス ステンドグラス・テキスタイル・壁紙 デザイン展 (うらわ美術館)
  ウィリアム・ド・モーガン 艶と色彩 -19世紀 タイル・アートの巨匠-(パナソニック電工汐留ミュージアム)
  生活と芸術 アーツ&クラフツ展 ウイリアム・モリスから民芸まで


<第1章 「シンプルな装飾=原理が、空間を統べる=食べること」-アンチ・アール・ヌーヴォー的なるウィーン工房前期 1909-1914頃>
まずは初期のコーナーです。ウィーン工房は大きく2つの時代に分けることできるらしく、前期は1903年の設立からコロマン・モーザーが脱会し第一次世界大戦が始まるまでの約10年間で、単純で幾何学形態を強調した、シャープでモダンな空間構成と装飾の一体化が特徴だそうです。この頃はアール・ヌーヴォーが席巻していたので、この流れは先駆的な存在だったようで、ここにはその特徴を感じる作品が並んでいました。

15 コロマン・モーザー 「アームチェア」
入口にあった今回のポスターの作品です。市松模様の四角い椅子で、背もたれと肘掛けは格子状になっています。座るところは細い木?で編みこまれていました。意外と大きめでゆったりしていました。

少し進むとオスカー・ココシュカの絵葉書なども展示されています。太い輪郭でプリミティブな雰囲気もありつつ心和む絵です。

その先にはブローチやバックル、トレイ、鉢などの食器も展示されていて、八角形や楕円形、四角などシンプルですっきりしたものが多いです。家具用の布地もあり、半円や線で木々を表現してパターン化された模様となっていました。
他には、ウィーン工房の郵便物や、分離派の関連の書籍などもあります。

次の部屋には「サナトリウム・プルカースドルス」という建物の食堂の大きな写真が壁一面に展示されています。これは建物も家具もウィーン工房が手がけた最初の総合芸術らしく、モダンですっきりした印象です。この写真の中にも写っている椅子なども展示されていました。
この部屋の中央には金属製の網目で出来た花器やバスケットなどもあり、形がシンプルなので調理器具かと思いましたw 花形のようなものもあるので装飾性や遊びこころも感じるかな。他には食器棚やドレッサーもありました。


<第2章 「新興産業ブルジョワジーの夢=社会主義に支えられていたもの」-モーザー不在の工房、世代交代と過渡期>
ウィーン工房は労働環境がかなり良かったらしく、仕事場は常に衛生的で光にあふれ、定期的に1~2週間の休みが保証され、給与も高かったようです。これは、理想的なものづくりは理想的な環境が必要で、「十分に設備の整えられた現場が自己意識の強化と労働意欲の向上に役立つ」とされたためのようです。しかし、その為には前倒しで資金が必要であり、1906年には財政危機を迎えました。この時はモーザーの妻が支援して乗り越えましたが、モーザーは1907年頃から活動に距離を置いていったようです。その頃から工房では絵葉書の制作が開始され、ホフマンが教授を務めていたウィーン工業美術学校の卒業生たちをデザイナーとして高い評価を得たようです。1913年にはホフマンが「芸術家工房」を設立し、アトリエを持たない学生や卒業生に材料を提供しながら試作品を作らせ、良いものは買い上げて製品化していったとのことです。


この章の部屋の壁面にはモード・ウィーン1914113という木版に彩色した作品が並んでいました。ちょっと硬い気もしますが、優美な女性たちが着飾った華やかな雰囲気があります。また、他には紅茶セットや「婦人の生活」というシリーズもあり、様々な工房在籍デザイナーの作品が並んでいます。生き生きとして結構装飾的な作風となっていました。

29 コロマン・モーザー 「ベッド」
これは1904年の頃なので1章の範疇だと思いますが、2章の部屋の中央にありました。頭と足の部分が高い衝立のようになっていて、その裏表で幾何学的な寄木細工のような象嵌が施されています。鳩が飛んでいる様子が表されていて、マットにも三角をパターン化して並べたものがあるなど、先進的なデザインセンスが感じられました。隣にはサイドテーブルもあり、こちらも似た作りで豪華でした。

157 ダゴベルト・ペッヒェ 「テーブルセンターピース」
黄色の口と緑の胴を持ったセンターピースで、結構ポップな色合いで驚きました。胴には星のようなマークもあり可愛らしかったです。

156 ヨーゼフ・ホフマン 「花器」
花器で、ガラスの側面にシュロ?や着飾った女性たちが描かれています。カラフルな装いで細長く描かれた女性たちが優美です。近くにあった版画の中の女性たちに似ていました。

この辺の花器はカラフルで形も優美なものが多かったです。また、この部屋の壁やカーペットは当時のデザインを再現しているものらしく雰囲気が出ていました。


<第3章 「拒絶されたわけではなく新たに蘇る宿命にあった装飾の魔」-後期の工房、ウィーンにおけるアール・デコ的事情>
ウィーン工房は1910年にモード部門が開設され、ドレスや帽子、ジュエリーなどが新しく開店したモード専門店で販売されました。やがてそれはウィーン工房を支える重要な部署となり、経済危機などで経営が困難な時期でも店を増やし、ヨーロッパのモード界に君臨していったようです。テキスタイルも評判で、ポール・ポワレなども大量購入していたそうです。
モードの躍進によって初期の幾何学的でシンプルな装飾は次第に姿を消して、過剰に装飾的なデザインが台頭していき、1915年から参加したダゴベルト・ペッヒェのネオ・ロココ的なデザインによって、ロココ的装飾が特徴となっていったようです。ここにはそうした転換の様子がわかる作品が並んでいました。

175 ダゴベルト・ペッヒェ 「テーブルクロス」
レース編みのテーブルクロスで、草花の中に女性と犬?が立っているような模様で、非常に華やかで手が込んだ感じです。ここまで観てきたシンプルで先進的な感じと打って変わって、それ以前の時代の優美さを強調した作風になっているように思いました。

この辺には動植物をパターン化させたテキスタイル作品なども展示されていました。

307 フェリーチェ(=ウエノ)・リックス 「テキスタイル [クレムリン]」
「クレムリン」という名前が示すように、モスクのような形の建物をシンプルな幾何学で表したテキスタイルです。青、黄、オレンジで表現されパターン化されています。これは以前の幾何学的な作風の流れを感じさせました。

212 マックス・スニシェク 「ドレス、テキスタイル [バイエル]」
まるでカンディンスキーの抽象画をテキスタイルにしたような感じのドレスです。やや浴衣っぽい感じの形で、先進性を感じました。ドレスは結構幾何学的なデザインが残っているように見えました。

この辺には他に、ビーズバッグやブローチ、ネックレス、バッグなどもあります。たまにロココ風の作品もあるけど、パターン化された単純な模様の作品のほうが多い気がしました。書類ケースやクリムトの本、聖書なども展示されています。
また、壁にはウィーン工房の店の写真や展覧会を行った時の写真があります。クリムトと行った「ウィーンクンスト・シャウ」などに関するものなどもありました。

168 ダゴベルト・ペッヒェ 「テーブルセンター」
大きなレース編みで、楕円状の中に草花がデザインされていてどこか日本的な雰囲気があります。円の外にも草花や建物が織り込まれ、アール・ヌーヴォーを思わせました。


<第4章 「里帰りしたジャポニスム-ウィーン、日本、京都」-フェリーチェ(=上野)・リックスの場合>
最後は日本とウィーン工房の間を結ぶ、フェリーチェ(=上野)・リックスについてのコーナーです・
ウィーン工房のテキスタイルやガラス製品のデザイナーだったフェリーチェ・リックスは、ウィーン工業美術学校で学び、ヨーゼフ・ホフマンに師事しました。後に芸術家工房に入り、ウィーン工房最高の売れ行きを示すぼどになったようで、「製品化されたものだけで113点にも及ぶ」とまで言われたそうです。そして、その最盛期の1925年に、ホフマンの建築事務所で働いていた上野伊三郎と結婚し、翌年には来日して京都に住みました。京都市立芸術大学で教授になるなど教育に携わりながら制作を継続したそうで、ここには日本時代の作品も含めて彼女の作品がところ狭しと並んでいました。

1920年代の可愛らしいアヒルの形をした菓子入れや、コマのデザイン、キャンディーをプリントした服地のデザインなど細かくて装飾的なものが並んでいます。また、奥には京都時代の作品もあり、ほっそりした蔦がクルッと丸まったそら豆の壁紙が色違いで5点ならんでいます。明るく軽やかで、日本人の感性によく合うように思います。
「夏の平原」というシリーズは無数に線が引かれ、風が渦巻いているような印象があり好みでした。

その近くには七宝のコーナーもあり、ポップで可愛らしい模様のついた七宝が並んでいました。部屋の中右奥にはテキスタイルデザインがあり、パターン化され幾何学的なももありつつ日本的な雰囲気も感じました。


ということで、情報量が多く今後の参考になりそうな展示でした。30年程度の期間に様々に変わっていく作風からは時代の空気なども感じられました。デザイン好きな人には特に面白いかと思います。


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評価




日本の観光黎明期~山へ!海へ!鉄道で~ 【旧新橋停車場 鉄道歴史展示室】

ご紹介が前後しましたが、前回ご紹介した資生堂ギャラリーの展示を観る前に、旧新橋停車場 鉄道歴史展示室で「日本の観光黎明期~山へ!海へ!鉄道で~」を観てきました。ご紹介を後回しにしていたらもう終わってしまいそうになってしまいました^^;

PA291204.jpg

PA291205.jpg


【展覧名】
 日本の観光黎明期~山へ!海へ!鉄道で~

【公式サイト】
 http://www.ejrcf.or.jp/shinbashi/index.html

【会場】旧新橋停車場 鉄道歴史展示室  ★この美術館の記事  ☆周辺のお店
【最寄】JR/東京メトロ 新橋駅  都営大江戸線汐留駅


【会期】2011年8月2日(火)~11月20日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間20分程度

【混み具合・混雑状況(土曜日14時頃です)】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_②_3_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_③_4_5_満足

【感想】
空いていてゆっくり観ることができました。

今回もパナソニック電工汐留ミュージアムの展示を観にいくついでに入ったのでさらっと観たのですが、日本で「観光」が始まった頃の様子が分かる内容となっていました。

最初の辺りにはいくつか観光名所の絵葉書が並び、大和絵や琳派のようなよく出来た絵葉書もありました。解説によると、1900年頃に鉄道省が鉄道沿線のガイドを書いたハンドブックのようなものを出したそうで、1918年頃には行楽地の絵葉書などで販促もしていたようです。
この頃には回遊列車という団体客向けの臨時列車も登場し大変な人気を博したそうです。また、1907年には木下淑夫という人物が米国からの留学から帰り、外貨獲得のために恵まれた自然景観を海外に宣伝して外客を誘致することを考えたそうで、中国大陸への乗り継ぎや、東京駅にホテルを併設する案なども出したそうです。他にも英文の日本案内やジャパン・ツーリスト・ビューローの創立も主張するなど、日本の観光を盛り上げようとしたのですが、政治勢力と対立して主導的地位から外されてしまったようです。
ここには広告や温泉宿への案内本なども展示されているのですが、普通の小説のように活字主体のガイドとなっていました。

関東大震災後、不況で旅客利用者が減っていったらしく、お客さんを誘致する方法として1925年頃から名勝地、遊覧地、寺社仏閣に向けた臨時列車等の割引を行ったそうで、さらに同年に汽車、汽船、自動車などの運輸機関を経由する遊覧権(セット券みたいなもの)を設けて、ジャパン・ツーリスト・ビューローによる委託販売を開始しました。最初は富士五湖や外房など8箇所の券を東京駅や帝国ホテル、三越などで売っていたそうですが、次の年には海水浴、キャンプ、スキーなどに誘致するための割引も展開するなど、広がりを見せたようです。また、1927年に新聞社が日本新八景を葉書による人気投票を行うというキャンペーンを行ったところ、41日間で9700万票もの投票が集まったそうです。当時の日本の人口は6000万人ですので、空前絶後の大選挙となるほどの勢いだったと思われます。
部屋の奥にはそれに関する資料のコーナーがあり、図絵やポスター(紅葉の高尾山や国立公園などの絵をポスターにしたもの)、草津など上州の温泉マップ、筑波山や奥多摩を紹介した小さなパンフレット、遊覧券などが並んでいました。

その次は外客誘致のためのジャパン・ツーリスト・ビューローのコーナーで、英語で書かれたハンドブックに日本的な挿絵が載ったものなどが展示されています。シベリア経由で東京からパリまで16日間の旅というポスターは今の時代でもかなり魅力的に見えるかなw 他には当時の鎌倉の大仏の写真などもありました。

少し進むと海水浴のコーナーもあります。昔は「うみみずよく」と読んで病弱な体を鍛えるための潮湯治だったそうですが、これを医師でもあった後藤新平という人が「海水功用論」という本を発刊するなど普及に努め、明治20年頃には「かいすいよく」と呼ばれる一代行事として定着していったそうです。ここには「しまうま水着」という白黒のストライプの水着や、海水浴のポスター、パンフレット、錦絵などがあります。海水浴は特に大磯が人気だったのだとか。

その隣にはスキーのコーナーがあり、スキーは1911年にオーストリアのレルヒ少佐によって伝えられたことがわかります。竹で出来たスキーとストックが置かれ、当時の写真も展示されていました。
 参考記事:秩父宮記念スポーツ博物館の案内

入口正面のあたりに戻ってくると、山登りのコーナーがあります。ここにはリュックやピッケル、登山靴、精密な地図、アルバムなどが展示されていました。


ということで、今では身近な観光も徐々に形作られていった様子が分かる内容となっていました。昔は海水浴の読み方が違ったとか、意外なことも分かったのも面白かったです。
この後、パナソニック電工汐留ミュージアムの展示も観てきました。次回はそれをご紹介しようと思います。


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