関東近辺の美術館めぐり ~美術・美景・美味を楽しむブログ~

生誕250周年 谷文晁 (感想後編)【サントリー美術館】

今日は前回の記事に引き続き、サントリー美術館の「生誕250周年 谷文晁」の後編をご紹介いたします。前編には初期からの流れなども記載しておりますので、前編を読まれていない方は前編から先にお読み頂けると嬉しいです。


  前編はこちら

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まずは概要のおさらいです。

【展覧名】
 生誕250周年 谷文晁

【公式サイト】
 http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2013_3/index.html

【会場】サントリー美術館
【最寄】六本木駅/乃木坂駅

【会期】2013年7月3日(水)~8月25日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況(土曜日17時頃です)】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
前編では2章の集古十種の編纂に関する作品なども紹介しましたが、後半では同様に谷文晁が行った一大事業や広い人脈についてを取り上げていました。


<第3章 文晁と「石山寺縁起絵巻」>
谷文晁が仕えた松平定信は、古文化財の保存・整理・分類からさらに一歩進めて、過去に失われた作品の復元にも着手していったそうです。その中に「石山寺縁起絵巻」の補完という事業があり、1805年に石山寺座主 尊賢の強い願いに応えて、松平定信がお抱え絵師の谷文晁をこの事業に抜擢し、取り組みました。この「石山寺縁起絵巻」は1324~1326年に7巻セットとして企画されたもので、この時点では巻6と巻7は詞書のみ存在していて絵は欠いていたようです。ここにはその「石山寺縁起絵巻」が展示されていました。

98 谷文晁 「石山寺縁起絵巻」
これは前述の通り7巻から成る絵巻で、石山寺の歴史や霊験についてをまとめた内容となっています。ざっくりと各巻を説明すると、

巻1
聖武天皇の勅願で開かれ、初めて涅槃会を行っている様子。舞楽を踊っている場面が展示されていました。

巻2
万葉集の歌の読み方について従事していた人物が石山寺に祈願したところ、その帰りに馬方との会話で読み方を閃くという霊験の話が描かれていました。

巻3
更級日記の作者である菅原孝標女が、石山寺に参詣した際に逢坂の関で風雨が強くなって心細くなったという話が描かれていました。

巻4
1078年に石山寺が炎上したが、本草の観世音菩薩像のみが助かった時の様子が描かれ、炎の中で光輝いている場面が展示されていました。

巻5
所領争いをした人が所領公認の院宣の巻物を貰ったものの、川に落としてしまい 石山寺で祈ったところ、夢で宇治川の辺りで魚を買うようにとのお告げを受けた。その通りに魚を買うと、腹の中から院宣の巻物が出てくるという霊験の話が描かれています。丁度魚の腹を割いて巻物を持って喜んでいるところが展示されていましたが、魚に対して巻物がやけに大きく見えましたw

巻6(谷文晁のオリジナル)
源頼朝の命を受けて謀反を打ちに来た中原親能は、まず石山寺で戦勝祈願をすると、その加護があって屋敷を焼き討ちすると風にのって激しく燃え盛ったという霊験の話で、炎が吹き荒れているダイナミックな場面が展示されていました。

巻7(谷文晁のオリジナル)
1299年に亀山法皇と後宇多上皇が参詣した時の様子が描かれ、門の前に沢山の人だかりができている様子が展示されていました。この時、上皇たちは寺の縁起を観覧した際に1匹の蜘蛛が紙面の上を這ったそうで、その文字をたどると「宣帰当寺永年昌栄」(この寺に帰依すれば永遠に栄える)となぞったという話があるようですが、そのシーンは展示されていませんでした。

これら1~7巻は谷文晁の考えは入れず、伝統に則って描くようにと松平定信から言いつけられていたようですが、それでも谷文晁の個性と挑戦が出ているとのことでした。表現自体は大和絵っぽいですが、炎の燃え盛る様子などは近代的に見えました。

この近くにはほぼ同じ構図の「石山寺縁起絵巻 巻六・七」もありました。


<第4章 文晁をめぐるネットワーク――蒹葭堂・抱一・南畝・京伝>
最後は谷文晁の人脈のコーナーです。集古十種の編纂のために大坂を訪れた際、当時の文化ネットワークの中心人物である木村蒹葭堂(きむらけんかどう)を出会ったそうで、その親交は亡くなるまで続いたそうです。また、江戸琳派の絵師 酒井抱一、狂歌師で戯作者の大田南畝(おおたなんぽ)、山東京伝などと親しく交流し、合作も残しているようです。さらに谷文晁は優れた教育者であり、渡辺崋山など優れた弟子を輩出したそうで、ここにはそうした交流を示す品々が並んでいました。

99 谷文晁など 「花鳥人物画帖」
当時人気の絵師や文化人の絵や書を集めた84図から成る画帳で、展示されていたページには酒井抱一による雉図、亀田鵬斎の山水図、狩野探船の竹月図、大田南畝の書が描かれていました。画風はバラバラですが、当時の画壇の交流の様子が伺えました。

この近くには谷文晁も絵を描いた江ノ島までのガイドブックみたいな作品もありました。また、少し先には養子の谷文一、実子の谷文二、弟の島田元旦、先妻で従兄弟の谷幹々の作品もあり、谷文晁は画家一家であったことが伺えます。谷文晁は、文二は文一には及ばないと評価していたようです。

108 谷文晁 「花鳥図藁・過眼図藁」
古画の縮尺模写を始めとする縮画や文書の写しなどの本で、木村蒹葭堂の肖像が展示されていました。やや笑っている表情で、優しそうな印象を受けるかな。後に生前のスケッチを元に肖像画が作られたそうです。その表情から良好な関係が伺えました。

この近くには谷文晁の絵を木村蒹葭堂が写した伊豆の風景画もありました。

116 谷文晁・酒井抱一画/亀田鵬斎賛 「老梅図」 ★こちらで観られます
梅の枝先が描かれた作品で、薄っすら長く伸びた枝は酒井抱一が描き、別の枝を谷文晁が描き加え、書家で儒学者の亀田鵬斎が漢詩の賛を寄せています。解説によると、この3人は下谷辺りに住んでいて、下谷の三幅対と呼ばれるほど終生の親交を結んでいたそうです。近くでよく見ても違いを判明するのは結構難しかったですが、琳派風の雰囲気に思えました。

この隣には琳派風の谷文晁の作品もありました。酒井抱一がまとめた尾形光琳百図の序文にも谷文晁が関わっているようで、思っていた以上に酒井抱一と仲が良かったようでした。

少し先には歌川広重の画中画に谷文晁の落款がある作品もありました。八百善(やおぜん)と谷文晁の交流は江戸の人によく知られていたそうで、それを絵に取り入れているようでした。

137 野村文紹 「写山翁之記」
下谷にあった写山楼と名付けられた谷文晁の画塾を描いた作品です。中央に谷文晁が座り、周りには後妻と弟子、息子や孫の姿もあります。また、門前の様子も描かれ非常に賑わっていた様子が伺えました。

この近くには弟子の模写作品もありました。谷文晁はまず古画を模写させ、次に実物の形象を極めさせ、最後に写生を超越して個人様式を完成させるように指導していたようです。


ということで、もう終わってしまいましたが参考になる展示でした。谷文晁がここまで様々なことを手がけていたというのは初めて知りました。今後の鑑賞の際にもまた違った視点で観ることができそうです。



 参照記事:★この記事を参照している記事



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評価




生誕250周年 谷文晁 (感想前編)【サントリー美術館】

前々回前回とご紹介した写真展を見た後、同じミッドタウンの中にあるサントリー美術館で、最終日が迫っていた「生誕250周年 谷文晁 (感想前編)」を観てきました。この展示は既に終了していますが、参考になる内容でしたので、前編・後編に分けてご紹介しようと思います。

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【展覧名】
 生誕250周年 谷文晁

【公式サイト】
 http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2013_3/index.html

【会場】サントリー美術館
【最寄】六本木駅/乃木坂駅


【会期】2013年7月3日(水)~8月25日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況(土曜日17時頃です)】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
最終日1日前だったこともあり、思った以上に混んでいて場所によっては人だかりができるくらいでした。とは言え、ほんの少し待てば自分のペースで観ることができたのでじっくりと観てきました。

さて、今回の展示は江戸時代後期の関東の画壇で中心的な役割を担っていた谷文晁に関する展示です。谷文晁は関東南画の大成者として知られていますが、狩野派、円山四条派、土佐派、洋風画なども学んでいたそうで、各画風の折衷に努めて一家を成した巨匠の一人と言えるようです。(私の中でもあまり好きではない南画のイメージがあったので中々観に行く気が起きなかったw)
また、谷文晁は松平定信や木村蒹葭堂(きむらけんかどう)など当代一流の文化人たちと親しく交わり、指導者としても渡辺崋山をはじめとする多くの門弟を育て、人脈の広さは当時の画壇でも際立っていたようです。 この展示ではそうした谷文晁の人々の交流と共に画業を俯瞰するような内容となっていました。構成は5つの章に分かれていましたので、詳しくは各章ごとに気に入った作品と共にご紹介していこうと思います。


<序章 様式のカオス>
まずは谷文晁の様々な画風を比べてみるコーナーです。簡単にいくつか説明すると、
 南蘋派:精密で色鮮やか。有名な絵師では伊藤若冲などにも影響を与えている
 北宗画:力強い描線が特徴
 南宗画:柔らかい描線やぼかしが特徴
といった流派などの特徴が観られるようです。

128 谷文晁 「孔雀図」
これは晩年に作られた金地の衝立です。金を背景に2羽の孔雀が描かれ、1羽は後ろを振り返るようなポーズで非常に立派な雰囲気があります。もう1羽は屈んで舌を観ているような感じで、周りには優美な牡丹の花などもありました。孔雀はかなり緻密で写実的に描かれ、堂々たる威厳さえ感じるのですが、一方で岩などの描写は太い輪郭で大胆に描かれていて、力強さを感じました。解説によると、この衝立の裏には息子の谷文二の雁図が描かれているとのことでしたが、それは観ることはできませんでした。

2 谷文晁 「青緑山水図」 ★こちらで観られます
切り立った崖と その下に流れる渓流を描いた作品で、橋の上には馬と人の姿も見えています。谷間は霞がかり、奥にも薄っすらと崖の様子が見えていて遠近感を感じます。解説によると、これは北宋の画家によるリアリズムの山水のイメージが投影されている一方、全体としては藍瑛(らんえい)からの影響が顕著だそうです。さらに岩などには中国から日本にきた沈南蘋による南蘋派の影響もあるとのことで、八宗兼学と呼ばれた多様な絵画表現の折衷が観られるとのことでした。確かに南蘋派の影響は多少感じるかな。

この辺には章タイトルに相応しく画風がだいぶ異なる作品が並んでいました。同じ人が描いたとは思えませんw

10 谷文晁 「駱駝図」
2頭のラクダが描かれた掛け軸で、これは江戸に見世物としてやってきた際に描いたようです。陰影がつけられた精密な画風は西洋画的な雰囲気があり、日本画の中で一際異彩を放っていました。毛並みまで表現されるほど細かく、これは中々意外な作品です。

この近くには大和絵風の作品や漢画の折衷のような作品もありました。


<第1章 画業のはじまり>
続いてのコーナーからはだいたい時系列的に並んでいました。谷文晁は10歳の頃に加藤文麗(ぶんれい)に入門したそうで、加藤文麗は木挽町狩野家三代周信の門人で正当な狩野派の流れをくんでいたそうです。加藤文麗の画風は荒々しい運筆を特徴としていたらしく、谷文晁の初期作品にもその影響が出ているようです。やがて谷文晁が17~18歳頃になると、中山高陽門下の渡辺玄対(げんたい)に師事するようになったそうで、渡辺玄対は南蘋派や南宗画・北宗画の折衷様式も学んでいたらしく、谷文晁の南蘋派の花鳥画や南北折衷的な山水画の基礎は玄対によって築かれたと言えるそうです。ここにはそうした初期の作品が並んでいました。

20 谷文晁 「文晁夫妻影像」
これは2幅対の掛け軸で、それぞれにお互いに向き合うような男女の影絵が描かれています。影絵と言っても眉やまつ毛などまで精密に感じられる描写で、はっきりした黒のため中々にインパクトがあります。解説によると、これは顔の輪郭をとってから黒く塗っているとのことで、ちょっと納得。また、この作品は直系の子孫に代々伝わっているようですが、人気のためいくつか作られているようでした。

37 谷文晁 写 「花鳥 文晁画稿」
これは木の枝にとまる鳥を描いた作品で、その鋭い眼光の先にも2羽の鳥の姿が描かれています。解説によると、これは22歳頃の作品らしく南蘋派の作品(版本?)を模写したものと推定されるそうです。谷文晁の若いころの修行の様子が伝わってくるような作品でした。
この近くには雪舟?の模写などもありました。まずは模写から始めるのは狩野派っぽい感じです。

47 谷文晁 「亀臺金母・湖山冬晴・夏山飛瀑図」
これは3幅対の掛け軸で、中央は不老長寿の仙女である西王母と侍女が描かれ、両脇は山水画となっています。少し前に観てきた作品と比べると全体的に輪郭が薄くなって柔らかい印象を受けるかな。安定した構図も調和を生んでいるようでした。なお、これは34歳頃の作品らしく、27~39歳の時期は寛政期にあたり、後に高く評価された時代のために寛政文晁と呼ばれているそうです。

この少し先には師匠の加藤文麗や渡辺玄対の作品もありました。

60 谷文晁 「画学斎過眼図藁」
これは文晁のスケッチ帳で、画学斎というのは文晁の画号です。42年間にわたってスケッチが描かれているそうで、展示されていた2冊のうち1冊は旅人と子供の顔が描かれ、もう1冊は仁王像のスケッチとなっていました。それほど写実的な感じではなかったですが、特徴を掴んで簡潔に描いているようでした。

この描くにも、谷文晁が観てきた作品を写したものなどがありました。驚くことに1冊180丁もある冊子を半年の間に使いきっているそうです。1日に1枚くらいか…。恐るべき画力です。


<第2章 松平定信と『集古十種』――旅と写生>
続いての2章は松平定信と『集古十種』についてのコーナーです。1788年に谷文晁は田安徳川家の奥詰見習いとして五人扶持(給料の単位)を受けて出仕し、1792年には老中の松平定信に認められて近習(側近みたいな役職)となったようです。定信は8代将軍徳川吉宗の孫(父は吉宗の次男の田安宗武)で老中首座を務めたほどの人物で、この後 谷文晁にも重要なミッションが出されていきます。1793年には定信の江戸湾岸巡視に同行し、各地の風景の写生を担当したらしく、この時の写生を元にした風景画には正確な遠近表現や立体感を表す彩色が用いられていたようで、西洋画の学習の成果が伺えるそうです。また、1796年には定信の命をうけて古社寺や旧家に伝わる古文化財を調査するようになり、この時の調査は85巻の刊本『集古十種』として刊行されたそうです。ここにはそうした「集古十種」にまつわる品などが並んでいました。

69 松平定信 編 「集古十種」
これは松平定信から命じられて谷文晁が調べた、鐘の銘や墓碑銘など10種類の文化財を描いた冊子です。展示されていたのは鳥の絵と果実の絵で、そのとなりには寸法やどこにある品かなどが書いてあります。こうして模写したことはその後の文晁に大きな影響を与えているようで、これも文晁のルーツの1つとして非常に参考になりました。

75 谷文晁 「涅槃図」 ★こちらで観られます
これは42歳頃の作品で、横たわる釈迦とその右手を取って具合を見る耆婆大臣(名医と言われた人物)、周りで嘆き悲しむ十大弟子などが描かれています。普通、涅槃図といえば動物なども周りに集まっていますが、ここでは十大弟子のみとなっているのがちょっと変わっているように思いました。また、嘆き悲しむ顔も歪んでいるほどに感情を顕にしているのも興味深い点です。解説によると、谷文晁は集古十種の編纂で法隆寺の涅槃像をみているらしく、それを念頭にしつつもオリジナルの要素を出しているようでした。

73 白雲 「公余探勝図(模写)」
これは谷文晁の弟子で僧侶の白雲が谷文晁 作「公余探勝図」を模写したものです。海に浮かぶ岩山が描かれているのですが、色付で遠近感があって写実的な感じが西洋画っぽく思えました。

近くには東北地方の写生や松島の風景を描いた作品などもありました。


この辺りで上階は終了なので今日はここまでにしておきます。私も谷文晁についてある程度知っているつもりでしたが、思った以上に様々な作風があることを知って驚きました。後半はさらに別の顔があることが伺える内容となっていましたので、次回はそれについてご紹介していこうと思います。

おまけ:
仕事とお盆で忙しかったため、終わりそうな展覧会を慌てて見に行くという悪循環に陥っています。そう言えば子供の頃から夏休みの宿題は貯めこむタイプだった…w しばらくの間、終わってしまった展示の記事も出てくると思いますがご容赦のほどよろしくお願い致します。


 参照記事:★この記事を参照している記事


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評価




エドワード・マイブリッジの『動物の運動』 【FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)】

前回ご紹介した展示を見た後、同じFUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)の中で「エドワード・マイブリッジの『動物の運動』」を観てきました。

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【展覧名】
 エドワード・マイブリッジの『動物の運動』

【公式サイト】
 http://fujifilmsquare.jp/detail/13060104.html

【会場】FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)
【最寄】六本木駅/乃木坂駅


【会期】2013年6月1日(土)~2013年9月2日(月)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間10分程度

【混み具合・混雑状況(土曜日17時頃です)】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_②_3_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_③_4_5_満足

【感想】
こちらも空いていてゆっくり観ることができました。

さて、この展示は10分程度で見終わってしまう小規模な展示ですが、エドワード・マイブリッジという1878年に連続写真を撮ることに成功した写真家を取り上げていました。エドワード・マイブリッジはイギリス生まれですがアメリカで活躍したそうで、1872年にオックスフォード大学の創始者でカリフォルニア州知事のリーランド・スタンフォードから疾走する馬の写真を撮ることを依頼されたそうです。リーランド・スタンフォードは友人と共に、疾走する馬の足が地上から4本とも離れている瞬間があるか?というの賭けをしていたそうで、マイブリッジはそれを検証する連続分解写真を撮るために試行錯誤していきます。1872年から実験を重ね、5台から12台、やがて24~30台と木製カメラを並べて連続的にシャッターを切って動きを分解したそうで、この展示ではそうした作品が並んでいました。(大半はコピー)

まず、賭けの件の馬が走る写真(★こちらで観られます)ですが、これが見事に4本とも地上から離れている瞬間が撮られていました。私も競馬好きで毎週のように馬が走るのを見ていますが、ここまでしっかりジャンプしているとは、写真を観なければ中々気付きにくいかもしれません。他にも馬がジャンプするところや、白馬が歩いているところ、馬車など 馬に関する連続写真が展示されていました。

少し進むと、今度は馬以外の動物の写真があり、アライグマ、ダチョウ、牡鹿、鳥の飛翔、鷹?などもあり、オリジナルの馬の連続写真も1点だけ展示されていました。さらに人間の連続写真も撮っていたようで、高飛びや飛び跳ねる様子、女の子の動き、やり投げ、格闘など様々な写真がありました。スポーツはこういう写真や映像を観てフォームなどが研究されていると思うので、そう考えると連続写真は予想以上に偉大な発明なのかもしれません。エジソンもこうした写真を見ていたらしく、映画の発明を企てるようになるきっかけとなったそうです。

最後には連続写真を撮る施設の写真がありました。建物の中に1~24まで番号のついたカメラが右から左へと並んでいて、これらのシャッターを連続して切って、後で繋げているようでした。


ということで、連続写真の歴史について知ることができました。正直、もうちょっと作品点数が欲しかったですが、当時の革新技術の発想が楽しめたと思います。この展覧会の後ろはカメラの博物館のようになっていますので、写真を観たり撮ったりするのが好きの方には面白い所だと思います。


 参照記事:★この記事を参照している記事


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評価




伊知地国夫「写真で楽しむ 科学のふしぎ」 【FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)】

前回ご紹介した展示を見た後ミッドタウンに移動して、通りに面しているFUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)で伊知地国夫「写真で楽しむ 科学のふしぎ」を観てきました。

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【展覧名】
 伊知地国夫「写真で楽しむ 科学のふしぎ」

【公式サイト】
 http://fujifilmsquare.jp/photosalon/tokyo/s1/13081601.html

【会場】FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)
【最寄】六本木駅/乃木坂駅


【会期】2013年8月16日(金)~8月29日(木)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間20分程度

【混み具合・混雑状況(土曜日17時頃です)】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
空いていてゆっくり観ることができました。

さて、今回の展示は伊知地 国夫(いちじ くにお)氏という科学写真などを撮られている方の個展です。この方のことは初めて知ったのですが、科学写真というのは一体どんなものだろうか?と思いながら足を運んでみました。するとこれが思った以上に面白い写真ばかりで、驚きの多い内容となっていました。点数は少なめですがいくつかのコーナーに分かれていましたので、各コーナーごとに簡単にご紹介していこうと思います。(逆周りに見てしまったようですが、見た順にご紹介していきます。)


<顕微鏡>
こちらは顕微鏡でミクロの世界を撮った写真のコーナーです。養生テープや紙やすり、繊維、液晶パネルなどを超拡大した写真が並んでいるのですが、紙やすりはガラス質だったり意外な光景となっています。特に驚いたのがICチップの拡大写真で、拡大しても超細密で整然とした幾何学模様となっていて、タピストリーや都市の地図を観ているような感じでした。
他にも葉脈の拡大なども興味深く、葉脈は見ようによっては枝の伸び方と似ているかも…。普段よく知っている事物も拡大するとまったくの異世界のように見えるのが面白いです。逆に、ビタミンCの結晶(本来は無色だけど偏光板で黄色くしている)など形を考えたこともないような物を撮った写真などもありました。


<瞬間>
こちらにはボールを蹴る瞬間やミルクが跳ね返った瞬間などを撮った瞬間写真が並ぶコーナーです。ミルクを平らな面に垂らして跳ね返らせると、一瞬だけ王冠のような形となり、これは「ミルククラウン」と呼ばれる形状だそうです 1/200秒の写真を見ると球と三角が組み合わさって、まさに王冠といった感じの形となっていました。また、きのこのような形のミルクが跳ね返った写真(★こちらで観られます)もあり、普段見ているはずの牛乳にこういう性質があると知ることができて面白いです。
このコーナーでもう1つ特に気になったのが蚊取り線香の煙を撮ったもので、渦巻いて半透明になっていました。滑らかにくるっと巻かれているのですが、意外と渦の形は規則的に見えて、これが所謂フラクタルなのかな? 何故か非常に優美に感じられました。

他にもシャボン玉をダーツの矢で破裂させた瞬間の写真(飛び散るのではなく縮んで元のシャボン液になっていく様子)や、水風船が破裂する写真(慣性で破裂直後は風船の形を維持している)なども目を引きました。


<生物>
ここは生き物の拡大写真などがありました。アブの頭部の沢山の複眼や、ホタテの目など、これまた身近なようで滅多に観られない光景が写されていました。若干キモいのでここはさらっと流しましたw


<物理・化学>
ここには3種類の「モアレ」という現象の写真が並んでいました。このモアレとは、規則的に穴の空いた板を2枚重ねると起きるもので、重ねる角度によって浮かび上がる模様が異なって見えるようです。3枚を見比べてみると上の板がちょっと角度が変わっただけで六角形のような像が浮かんだり、花のようになっていたりと、変化が楽しめました。単純な仕掛けなのに浮かぶ模様は複雑で、非常に興味深い写真でした。


<光>
こちらはCDが虹色に光る写真などが展示されていました。(★こちらで観られます) CDの中心に蝋燭の炎を近づけるとその周りが虹のように輝いてみえるのですが、CDの600本も並ぶトラックに光が当たると光は「回折」という現象を起こすそうで、これによって虹色に光が分かれるようです。光には波の性質もあるのでこうした現象が起こるのだとか。神秘的な光景です。


ということで、小規模ながらも好奇心を喚起され非常にワクワクするような内容でした。たった2週間で終わってしまうのが何とも惜しい限り。ここは無料で見ることもできますので、気になる方は是非足を運んでみると楽しいかと思います。


 参照記事:★この記事を参照している記事



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評価




クリスチャン・ケレツ展 The Rule of the Game 【TOTOギャラリー・間】

この間の土曜日に乃木坂のTOTOギャラリー・間(TOTO GALLERY・MA)で「クリスチャン・ケレツ展 The Rule of the Game」を観てきました。

P1120385.jpg P1120383.jpg

【展覧名】
 クリスチャン・ケレツ展 The Rule of the Game

【公式サイト】
 http://www.toto.co.jp/gallerma/ex130719/index.htm

【会場】TOTOギャラリー・間(TOTO GALLERY・MA)
【最寄】千代田線乃木坂駅/日比谷線・大江戸線 六本木駅など


【会期】2013年7月19日(金)~ 9月28日(土)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間30分程度

【混み具合・混雑状況(土曜日15時半頃です)】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_③_4_5_満足

【感想】
予想以上に多くのお客さんがいましたが、混んでいるというわけでもありませんでした。

さて、このギャラリー間では毎回 建築に関する展示を行っていますが、今回はクリスチャン・ケレツ氏というスイスの建築家についての内容となっています。私はこの建築家を初めて知ったのですが、スイス現代建築の中でも特異な存在らしく、「建築とは一種の冒険であり、また既成のルールや固定概念を破る“知的な作業”である」と語り、斬新な建物を設計しているようです。今回も写真を撮ることができましたので、一部をご紹介していこうと思います。

まず最初に展示されていたのがホムシル研究開発センターというスイスの建物の模型。
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いくつもの柱?が斜めになっているのが目を引きました。素人目にはこれで支えられるのかな??と思ってしまいますが…w

中を覗くとこんな感じ。
P1120393.jpg
天井や床の随所に穴が開いていて、内部の見通しを良くしているそうです。

こちらはホムシル研究開発センターのスタディ模型。
P1120398.jpg

真横から見るとスタディが活かされている感じがしました。
P1120401.jpg

続いてこちらはワルシャワ近代美術館のコンペ作品。
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2つの階に分かれていて、上層階はどんな展示にも対応できるようにフレキシブルになっているそうです。

映像では模型の内部の様子を流していました。
P1120416.jpg
解説によると、視覚的・記号的なインパクトは外観よりも内部に凝縮されているそうです。映像を見るとやはり斜めの柱などもあって斬新な感じでした。

続いて上階に行くと驚きの光景が広がっていました。これは「パライゾポリスの公営住宅」というサンパウロでの計画。
P1120422.jpg
1つ1つの形は似てるのにリズム感があるのが面白い。

続いては鄭州(ていしゅう)の高層ビルの第1案。
P1120431.jpg P1120432_20130826002609bd0.jpg
これはかなりインパクトがあって驚いたのですが、高層と低層では自重が違うため階層によって柱の本数や配置などを変え、外から補強するケーブルの数も異なっているようです。ケーブルがびっしりでちょっといかつい印象が…w

こちらは鄭州の高層ビルの第2案
P1120440.jpg
第1案は当地の消防法に引っかかるので練り直したようですがコンセプトは変わっていないようです。だいぶケーブルが減ったかな。この方は斜めの柱をよく使っているように思いました。


ということで、建築に疎い私には難しい所も多かったですが驚きが多くて楽しめる内容でした。実際の展示では詳しく意図なども解説しているので、建築に詳しい方は特に面白いのではないかと思います。ここは六本木からも近く無料で見られるのも嬉しいです。


 参照記事:★この記事を参照している記事



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評価




モネ ユトリロ 佐伯と日仏絵画の巨匠たち フランスの美しき街と村のなかで 【ホテルオークラ アスコットホール】

前回ご紹介した大倉集古館の展示を観た後、ホテルオークラのアスコットホールで「第19回 秘蔵の名品アートコレクション展 モネ ユトリロ 佐伯と日仏絵画の巨匠たち フランスの美しき街と村のなかで」を観てきました。

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【展覧名】
 第19回 秘蔵の名品アートコレクション展
 モネ ユトリロ 佐伯と日仏絵画の巨匠たち フランスの美しき街と村のなかで

【公式サイト】
 http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/special/art2013/

【会場】ホテルオークラ アスコットホール
【最寄】六本木一丁目/溜池山王/神谷町


【会期】2013年8月7日(水)~9月1日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間30分程度

【混み具合・混雑状況(日曜日15時半頃です)】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_③_4_5_満足

【感想】
それほど混んでいたわけではありませんが、多くのお客さんで賑わっていました。

さて、この展覧会は毎年夏に開催されるチャリティの展覧会で、毎回テーマを変えながら今回で19回目となります。今年は19世紀後半から20世紀前半にかけてのパリとその近郊を描いた作品が95点ほど並んでいました。構成はいくつかの章に分かれていましたので、詳しくは気に入った作品とともにご紹介していこうと思います。
 参考記事:
  東京美術学校から東京藝術大学へ 日本絵画の巨匠たち (ホテルオークラ アスコットホール)
  文化勲章受章作家の競演 日本絵画の巨匠たち (ホテルオークラ アスコットホール)
  第15回秘蔵の名品アートコレクション展 ~日蘭通商400周年記念 栄光のオランダ絵画展~ (ホテルオークラ アスコットホール)
  

<第1章 19世紀パリの画家たち-自然と都会の共演>
まずは19世紀のパリの画家のコーナーです。19世紀中頃はパリの大改装によって中世の名残が消えていく一方、新たな技術と産業に支えられた近代的な市民生活が繰り広げたそうです。そしてこの大都会の絵画芸術も変わっていき、かつての古代・神話を描いた時代は終わり同時代の都市生活そのものが絵画の主題となっていきました。ここにはそうした時代の作品が並んでいます。

クロード・モネ 「菫の花束を持つカミーユ・モネ」
これはモネの最初の妻カミーユを描いた作品です。長椅子に腰掛け濃紺の服を着て、頭には赤い花と飾りがあり、左手に紫のスミレを持ってこちらをじっと見つめています。背景のカーテンや椅子も含め全体的に落ち着いた色合いで、やや重厚感がありました。可憐な雰囲気の女性像です。

ピエール=オーギュスト・ルノワール 「帽子をかぶった二人の少女」
これはパステルの作品で、上の方は描きかけみたいな感じになっていました。白い帽子に赤いリボンを巻いた少女が2人描かれ、左の子は右の子の耳元に近づいて内緒話をしているように見えます。若干粗めな描写に見えましたが、可愛らしい雰囲気がありました。

この近くにはジュール・シェレのポスターやロートレックのリトグラフなどもありました。


<第2章 フランス郊外へ 1 郊外の森と庭へのプロムナード 光と影を描いた画家たち>
続いてはパリ近郊の村や南仏を描いた作品のコーナーです。

岡鹿之助 「積雪」
中央に川が流れる小さな町を描いた作品で、奥には山があり全体的に雪景色となっています。ルソーを思わせる素朴な作風ですが、橋の直線や三角の屋根など幾何学的な要素も多いかな。あまり影はなく平坦な印象を受けます。人っ子一人いない静かな雰囲気の作品でした。

モーリス・ド・ヴラマンク 「雪の村」
暗雲立ちこめる空の下、雪の積もった家とその前の雪道が描かれ、雪は泥が混じって黒っぽくなっている様子が描かれています。厚塗りされた大胆な筆跡がそのまま残っているため、描いた時のスピードが感じられます。この色合い・手法・題材はヴラマンクがよく手がけたものだと思いますが、印象的な強い色合いが好みです。

ヴラマンクは他にも2点あり、いずれも好みでした。その先にはロートレックのポスター(桟敷席の女性を描いた作品、カンカン踊りをしている女性たちを描いた作品)などもありました。

クロード・モネ 「橋から見たアルジャントゥイユの泊地」
これは高いところから見下ろすように川の停泊地を描いた作品です。やや暗く夕暮れの様子のようで、素早い筆致で簡素ながらも光が揺らめくように描かれていました。郷愁を誘う風景です。

クロード・モネ 「睡蓮」
これは水面に咲く睡蓮の花と葉が描かれた作品で、水面はもえたつように揺らめいています。とは言え、モネの睡蓮にしてはまだ具象的な感じで、ぽつんとした印象がありました。

この隣にも睡蓮を描いた作品があり、他には太鼓橋を描いた作品もありました。
 参考記事:番外編 フランス旅行 ジヴェルニー モネの家


<第2章 フランス郊外へ 2 ヴァカンス-南仏の陽光と日本への帰国>
続いては主に日本人の作品の並ぶコーナーです。(フランス人の作品もあります) 1910年~30年の頃、パリに滞在していた日本人画家は200人以上だったそうで、ここにはそうした画家の作品も並んでいました。

田中善之助 「坂道の家(カーニュ)」
坂の斜面に並ぶ家々と木々を描いた作品で、赤茶色で幾何学的な家は見た目からしてセザンヌからの影響を感じさせます。また、この地はルノワールが晩年に過ごした場所らしく、そういえばこういう風景の作品を見たことがあるような…(うろ覚え) 色合いが強めで、構成や配置も面白く力強い印象を受けました。

この近くにはルノワールの作品もありましたが、いまいちピンとこなかったw


<第3章 パリ-ユトリロと佐伯 1 モンマルトルの丘のユトリロ-セーヌ川右岸の町並みに見る視線>
続いては今回の展覧会のタイトルにも入っているユトリロと佐伯に関するコーナーです。まずはユトリロの作品が並びます。
 参考記事:モーリス・ユトリロ展 -パリを愛した孤独な画家- (損保ジャパン東郷青児美術館)

モーリス・ユトリロ 「雪の中のムーラン・ド・ラ・ギャレット」
これは丘の上に建つ風車が描かれた作品で、手前には雪の中を行き交う人々が描かれています。ややラフに描かれていてこれがユトリロの作品だと気づくのにちょっと時間がかかってしまったw 当時のモンマルトルの様子が伺えました。

このコーナーには8枚のユトリロが並び、モンマルトル界隈の様子が描かれていましたが、気に入ったものは特にありませんでした…。


<第3章 パリ-ユトリロと佐伯 2 モンパルナス界隈の佐伯祐三-セーヌ川左岸の町並みに見る視線>
続いては今回の展示のもう1人の主役である佐伯祐三のコーナーです。

佐伯祐三 「セーヌ河の見える風景」
セーヌ川とその周りの街を高いところから見下ろすように描いた作品で、空は暗く左の方は何故かはっきりせず赤茶色をしています。これは1924年の作品なのでヴラマンクから厳しい批評を受ける頃の作品だと思いますが、どこか沈んだ雰囲気に見えました。

佐伯祐三 「アンドレ・ド・リュー・ド・シャトー」
これはモンパルナスの街を描いた作品で、「TABAC」と描かれた看板の店などが壁が独特の質感で描かれ、うらぶれた感じが出ています。全体的にどっしりした色彩で重厚な印象を受けました。

佐伯祐三 「レ・ジュ・ド・ノエル」
これは2階建ての赤茶の壁の建物を描いた作品で、1回は緑色の壁で大きく黄色い文字でレ・ジュ・ド・ノエル(仏語)と描かれています。お店の中がガランとしていますが酒場のようです。建物は風化した感じのマチエールが面白く、佐伯ならではの作風となっていました。


<第4章 描かれ、構図となったパリとセーヌ川 - パリに憧れた日本人画家たちと共に>
続いては佐伯祐三以外の日本人画家や外国人画家のコーナーです。

荻須高徳 「パリ風景」
これはパリのアパルトマンらしき建物を描いた作品で、手前は坂道のようになったレンガ>が描かれています。壁はくすんでいてレンガにはイタズラ描きのようなものあるようで、建物からは顔を出している人が何人か見えます。建物の質感が面白く、これもうらぶれた感じが出ていました。佐伯祐三とは友人で、画風も似ています。

ジャン・デュフィ 「セーヌ川とパリ」
これはラウル・デュフィの弟の作品で、高い位置から見下ろすようにセーヌ川の両岸が描かれています。エッフェル塔の姿もありそれより高い視点になっているように見えるのがちょっと不思議。水彩のように淡い色彩でさらっと輪郭を軽やかに描くのはラウル・デュフィとよく似た画風でした。(というか兄の作品かと思ったw)


<第5章 エコール・ド・パリと1920-1930年代にパリで活躍した画家たち - 麗しき麗人>
最後は「エコール・ド・パリ」と総称されるパリに集まった異邦人画家達のコーナーです。特に女性を描いた作品が中心となっていました。

アメデオ・モディリアーニ 「若い女の胸像(マーサ嬢)」 ★こちらで観られます
細長の顔と首の女性が描かれた作品で、目は青くアフリカの彫刻のような顔立ちをしています。こうした特徴はモディリアーニならではで、個性的な作風です。背景はちょうど女性を中心に右が青緑、左が茶色に分かれていて、静かな雰囲気がありました。
この作品は松岡美術館の常設作品ですが、この近くにはキスリング、ドンゲン、シャガール、藤田嗣治などの松岡美術館の所蔵品が並んでいました。
 参考記事:エコール・ド・パリ展 (松岡美術館)

藤田嗣治 「2人の裸婦」
これは腰掛けている裸婦と立っている裸婦が描かれた作品で、細い輪郭線と胡粉のような乳白色で陰影がつけられています。藤田がパリで人気となった頃の画風で、藤田というとこうした画風が有名だと思います。スラっと描かれた輪郭が優美な印象でした。
 参考記事:よみがえる幻の壁画たち レオナール・フジタ展 (そごう美術館)

近くには赤十字が所有する「佛印メコン廣野」という作品もありました。
 参考記事:
  日本赤十字社所蔵美術展 -人道と平和への想い-(千葉県立美術館)
  日本赤十字社所蔵アート展 東郷青児、梅原龍三郎からピカソまで (損保ジャパン東郷青児美術館)

児島虎次郎 「西洋婦人像」
ソファに腰掛けて膝の上に本をおいてこちらを見ている婦人を描いた作品です。赤と青の線が入った服を着ているのが装飾的に感じられ、背景に花模様があるのもそう感じさせました。女性は強い目をしていて若干怒っているような顔にも見えましたw 好みの作風です。


ということで、今年も楽しんできました。肝心のユトリロに気に入るものがあまり無かったのと、後半は松岡美術館の品が多かったので目新しい感じはあまりしませんでしたが、日本人画家の作品などは好みでした。会期も残り少ないので、気になる方はお早めにどうぞ。

 参照記事:★この記事を参照している記事


 


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大倉コレクションの精華II-近代日本画名品選- 【大倉集古館】

前回ご紹介した泉屋博古館分館の展示を観た後、近くの大倉集古館に移動して、「大倉コレクションの精華II-近代日本画名品選-」を観てきました。この展示は前期・後期に分かれているようで、私が観たのは前期の内容でした。

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【展覧名】
 大倉コレクションの精華II-近代日本画名品選-

【公式サイト】
 http://shukokan.org/exhibition/index.html#link01

【会場】大倉集古館
【最寄】六本木一丁目/溜池山王/神谷町


【会期】
 前期:2013年08月03日(土)~09月01日(日)
 後期:2013年09月03日(月)~09月29日(日)
  ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況(日曜日14時半頃です)】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
いつもより多くのお客さんがいましたが、快適に鑑賞することができました。

さて、今回の展示は大倉集古館の近代日本画の名品展ということで、特にテーマというのは無いのですが、ホテルオークラの大倉喜七郎が開催に尽力した「羅馬開催日本美術展」(通称ローマ展)の出品作が多く並んでいました。作品リストの28点中20点がローマ展出品となっているので、ほぼローマ展出品作品展といった感じです。詳しくは気に入った作品とともにご紹介していこうと思います。


<1階>
まずは1階です。1階の奥の方は常設となっていますが、そこについては割愛します。

3 児玉素光 「山の湯」
これは木々に埋もれるように建つ温泉宿を描いた作品です。全体的に緑が多く、右下辺りからは湯気が立ち上っている様子が描かれています。人は1人も描かれていないため静かな雰囲気ですが、宿の窓に手ぬぐいが掛けられているなど暗に人の存在を示していて風情がありました。解説によると、これは作者の故郷の長野の山ノ内町とのことです。

7 下村観山 「不動尊」
岩の上に座って剣と羂索(けんさく)を持つ不動明王と、両脇の制多迦童子・矜羯羅童子が描かれている作品です。輪郭は金色、肌は黒という変わった色合いとなっていて、燃え盛る炎の光背は黄緑色をしています。その色合いのせいか凄い迫力となっていまいた。金の輪郭は見栄えがします。 解説によると、この不動明王は高野山の明王院の不動像を参照したとされるようですが、だいぶ印象が異なっているとのことでした。

9 荒木十畝 「晩秋」
これは堂々とした2本の松が大きく描かれ、そこに赤くなった蔦が絡まっている様子が描かれています。松の緑と蔦の葉の赤が色鮮やかで、明るい雰囲気に思えます。一方、樹の根元には2羽のつがいのウズラが寄り添い、竜胆の花が咲くなど可憐な感じも受けました。解説によると、元々この絵は四季の四部作のうちの1つだったのだとか。

10 横山大観 「夜桜」 ★こちらで観られます
これはローマ展でも絶賛された6曲1双の屏風です。緑の松とその向こうの桜が描かれ、木々の合間には篝火がたかれ煙があがっています。また、背景には丸っこくデフォルメされた山?があり、山間から月が顔をのぞかせていました。桜は木の大きさの割に花びらが大きく描かれ、ハラハラと散っていくような感じです。琳派的な単純化・装飾化となっていて、華やかで見応えのある画面となっていました。

14 前田青邨 「洞窟の頼朝」 ★こちらで観られます
これは2曲1隻の大きな屏風で、立派な兜を被った鎧姿の武者(頼朝)を中心に全部で7人の武者がところ狭しと座っている様子が描かれています。右側の2人はやや不安げな表情で右のほうをみつめて、何かを警戒しているようです。解説によると、これは石橋山での戦いで惨敗し、箱根山中に身を隠している源頼朝たち一行だそうで、暗い洞窟の中で頼朝の兜が光り輝いて見えました。なお、鎧などは当時の鎧などを参考に描いているようで、研究の成果が伺えます、


<2階>
続いての2階はローマ展に関する資料などもありました。

15 大智勝観 「梅雨あけ」
これは恐らく2曲1双の屏風を額装したもので、金地を背景に筍と竹が勢い良く伸びている様子が描かれています。同じ緑でもちょっとずつ違う色が使われていて爽やかな雰囲気です。雨後の様子らしく竹が生き生きとしていて、竹のしなりも軽やかに感じられました。

この近くには横山大観によるローマ日本美術展のポスターも展示されていました。この展覧会は大倉喜七郎の尽力で1930年にローマで開かれたもので、日本画家80名204点の作品が展示されました。企画運営と画家の選定は横山大観に一任されたそうで、それが理由でレベルが高いのかもしれません。近くには当時の写真や図録・絵葉書などもあり、16万人もの人々がこの展示に訪れたそうです。

19 川合玉堂 「奔潭」
これは大きな屏風で、岩山の間を勢いよく川の水が流れている様子が描かれています。飛沫は意匠化され、岩はゴツゴツした感じを出しています。白黒の濃淡だけですが、非常に力強く表現されていて水の音まで想像できるような光景でした。

21 小林古径 「木菟図」
これは暗闇の中で咲く紅梅の枝にとまるミミズクが描かれた作品です。背景の闇は漂うように描かれていて、花の色が引き立っているように見えます。ミミズクはきりっとした表情で緊張感が感じられました。

22 速水御舟 「鯉魚」
これは黒っぽい鯉が泳いでいる様子が描かれていて、右上には白い花も描かれています。水面には墨の滲みがあり、これは尾形光琳ら琳派が得意とした「たらしこみ」の技法を使っているようです。鯉がすい~~っと泳いでいる感じがよく出ていて、涼しげに見えました。

24 宇田荻邨 「淀の水車」
これは葦の生えている川岸とその向こうに見える水車が描かれた作品で、水車の脇には真っ白な2羽の鷺の姿もあります。川の青や葦の緑は大和絵らしい色合いで、雅な印象を受けます。また、水車は円と線と幾重にも並べた複雑な形をしていて目を引かれました。隣の鷺もフワフワした毛並みまで緻密に書かれていて見事です。これはこの日観た作品の中でも特に気に入りました。

28 酒井三良 「豊穣」
これは、田んぼの稲刈りをした女性が左手で稲を持ち上げ右手は下向きで鎌を持っている姿が描かれた作品です。背景は夕暮れらしく一面に黄金色の田んぼが広がり、子供にお乳を上げている母親や農作業している人々などのどかな風景です。ローマ展ではどこか西洋的な筆法が話題になったとのことですが、点描のような感じで描かれているところもある為かな? むしろ大きく描かれた娘のポーズが西洋の女神像を彷彿とさせました。


ということで、観たことがある作品も多かったのですが思った以上に楽しめる内容でした。大画面の作品も多かったし、素晴らしいコレクションです。このホテルオークラではチャリティ展(2013/9/1まで)も開催されているので、セットで訪れてみるのも良いかと思います。次回はそのチャリティ展についてご紹介の予定です。


 参照記事:★この記事を参照している記事


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テーマにみる近代日本画 【泉屋博古館分館】

先週の日曜日に、六本木一丁目の泉屋博古館分館で最終日となった「テーマにみる近代日本画」を観てきました。この展示はすでに終わっていますが、今後の参考に記事にしておこうと思います。

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【展覧名】
 テーマにみる近代日本画

【公式サイト】
 http://www.sen-oku.or.jp/tokyo/program/

【会場】泉屋博古館分館
【最寄】六本木一丁目/神谷町


【会期】2013年6月15日(土)~8月18日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間30分程度

【混み具合・混雑状況(日曜日14時頃です)】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
最終日だったこともあり、意外とお客さんが多くてロッカーが埋まるくらいでした。まあ鑑賞には差し支えない位だったかな。

さて、今回は泉屋博古館分館が持つ近代の日本画をテーマ別に観ていくという内容となっていました。点数はそれほど多くありませんが、詳しくは章ごとに気に入った作品と共にご紹介しようと思います。


<人物画>
まずは人物画のコーナーです。人物画はその名の通り人間を主題とした絵画ですが、日本画では実際の人間だけでなく仙人・仙女・神話の女神などを描いた作品も含まれるようです。また、中国の故事にちなんだ人物画もこのジャンルに含まれ、女性を描いた作品は美人画とも呼ばれます。ここにはそうした様々な人物画が並んでいました。

[故事山水(故事人物)・道釈人物画・歴史画]
3 尾竹竹坡 「蜀三顧図」
これは三国志の「三顧の礼」のエピソードを主題にした2幅対の掛け軸です。右幅は馬に乗り笠と箕を被った三兄弟と雪の積もった木が描かれ、左幅には雪の積もる林間にある庵とその手前の小川にかかる橋が描かれています。微妙な濃淡で奥行きや雪の積もり方が表現されていて、寒い冬のしんみりした雰囲気と故事になぞらえた物語性が感じられました。

[美人画・道釈人物画]
6 小林古径 「人形」
これは黒いドレスを着て黒いヴェールを被った貴婦人風の青い目のフランス人形を描いた作品です。黒地に黒の花模様という難しそうな服を着ていますが、濃淡でしっかりとそれを再現しているのが目を引きます。また、この作品の手前にはモデルとした実際の人形も展示されていて、比較しながら鑑賞できたのが面白かったです。本物より絵のほうがしっとりとした気品が感じられるかな。解説によると、これは渡欧した際の娘へのお土産の品だったとのことでした。

9 上島鳳山 「十二月美人 二月 羅浮仙」
これは12幅対の掛け軸で、1幅に1ヶ月の題材となりそれぞれに1~2人の女性が描かれています。私が特に気に入ったのは2月で、ここには梅の仙女である羅浮仙が梅の木に腰掛けてやや上を見上げる感じで描かれていました。白い肌で帯を垂らし、夢見るような気だるい感じが何とも色っぽく感じられます。また、輪郭が強めの画風に思いましたが髪などはふわっと描かれているのも面白かったです。

[故事人物画・道釈人物画・歴史画]
20 原田西湖 「乾坤再明」
これは長い鉾を持った白い衣の女性が上を向いて微笑んでいる様子が描かれた作品です。首から肩には植物の装飾を付け、衣は透けるようで瑞々しい雰囲気があります。解説によると、これは天照大神が天岩戸から出てきた時の様子らしく、多分この女性が天照大神なのかな(もしくはアメノウズメ?) 足元には3羽の鶏の姿もあり、左から光が差して来る夜明けを感じさせる場面となっていました。
 参考記事:近代日本画にみる東西画壇 -東京・京都・大阪の画家たち- (泉屋博古館 分館)


<花鳥画と山水画の世界>
続いては花鳥画と山水画のコーナーです。花鳥画は草花・花木と鳥を主体とする東洋絵画の1部門で、吉祥の画題として大きく発展したようです。さらに細分化すると草花・花木だけの「花卉画」、鳥の代わりに昆虫を配する「草虫画」、犬猫など獣と組み合われた「れい毛画」と分けられるようで、それぞれ発展していきました。原則的に花鳥画は生きた生物をモチーフにしていますが、西洋の静物画では切り取られた草花や死んだ動物が基本であり、ここに東西の大きな違いがあるとのことでした。

[花鳥画・静物画]
26 高橋広湖 「水墨猛虎」
これは水墨の掛け軸で、かなり写実的に虎たちが描かれています。1頭はこちらをじっと見つめていて威厳があり、もう1頭は横になってコロコロした虎の子どもたちにお乳を飲ませているようです。虎の一家の絵とはだいぶ珍しいのでは?? 一家でいるので虎の親の緊張感と和む感じが渾然としていました。また陰影が濃く西洋風な写実となっている点も面白かったです。

28 岸田劉生 「四時競甘」
これは洋画家の岸田劉生の日本画の掛け軸で、縦に連なるようにブドウや桃、柿、ザクロ、琵琶?などの四季の果物が描かれています。その並び方が流れるようで、配置の妙が気に入りました。解説によると、1つの画面に四季の果物を配するのは東洋の花鳥画の特徴とのことです。色合いも流石といった感じでした。

30 望月玉渓 「白れい孔雀」
これは6曲1双の金屏風で、右隻は巨木の上にとまる真っ白な孔雀が描かれ、後ろを振り返っています。かなり立派な尾を持っていて純白な羽が凛々しく感じられました。一方の左隻では竹と牡丹の近くで右の孔雀を見上げるような孔雀が描かれています。こちらも結構写実的な感じですが、幻想的な雰囲気も感じることが出来ました。

[山水画・風景画]
34 東山魁夷 「スオミ」 ★こちらで観られます
タイトルはフィンランド語で「湖の国」という意味だそうで、フィンランド人は自分の国をそのように呼ぶそうです。この絵には森と横たわる川か湖のようなものが交互に描かれていて、全体的に往年の東山魁夷らしい深い緑が使われています。静けさや自然への畏怖が感じられるような幻想的な作品でした。

[花鳥画]
43 安田靫彦 「清香」
これは梅の木の先の方だけ描かれた、色紙くらいの大きさの作品です。白い花を咲かせていて、雄しべまで見えるような緻密な描き込みとなっています。まだ蕾もついていて、可憐な雰囲気かな。背景はやや暗めで、夜の梅を表現しているようでした。夜にどこともなく漂ってくる梅の香りをモチーフにしたようです。


ということで、それほど多くはありませんでしたが予想以上に楽しめる内容でした。もう終わってしまいましたが、またいずれ観られる機会もあると思いますので、その時を楽しみにしていようと思います。


 参照記事:★この記事を参照している記事


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秋本 【鎌倉界隈のお店】

前回ご紹介した横須賀の展示を観てスパに寄った後、帰りがてらに鎌倉で途中下車して、鎌倉駅近くにある「秋本」というお店で夕食を摂りました。

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【店名】
 秋本

【ジャンル】
 和食

【公式サイト】
 http://www.akimoto-kamakura.com/
 食べログ:http://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140402/14003222/
 ※営業時間・休日・地図などは公式サイトでご確認下さい。

【最寄駅】
 鎌倉駅

【近くの美術館】
 鏑木清方記念美術館
 神奈川県立近代美術館 鎌倉館
 鎌倉国宝館


【この日にかかった1人の費用】
 2500円程度

【味】
 不味_1_2_3_4_⑤_美味

【接客・雰囲気】
 不快_1_2_③_4_5_快適

【混み具合・混雑状況(土曜日19時半頃です)】
 混雑_①_2_3_4_5_快適

【総合満足度】
 地雷_1_2_3_④_5_名店

【感想】
ここはかなり人気のお店のようで、お店の前で15分くらい待ちました。それでも夜の方が空いているらしく、お昼は大変な行列ができるようです。

さて、このお店は鎌倉駅近くのi-ZA(アイザ)という店舗が集まったビルの3階にあり、鎌倉ならではのメニューを用意していることもあって人気のようです。店内はこざっぱりした日本料理屋らしい感じで、テーブル席と座敷になっているところがありました。

この日はまず、タコ刺し(735円)を頼みました。
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このタコは地蛸だそうで、コリコリとしていて味も詰まっていました。

私は鎌倉づくし(1995円)を頼みました。こちらのセットは先付、ミニしらす丼、温泉玉子、鎌倉野菜天ぷら、赤出汁、香の物、デザートとなっています。

まずは先付のチーズ豆腐
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味が付いているのでこのまま頂きました。豆腐というよりはレアチーズケーキみたいな味で、濃厚でまったりしていました。これはかなり好みw

セットはこんな感じ。予想以上に天ぷらが山盛りです!
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こちらは湘南名物のしらすを使ったミニしらす丼。時間帯が良かったのか、サービスでいつもより多めに盛ってくれたようですw
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生しらすが特に美味しくて鮮烈な味でした。半分くらいのところで玉子も入れて違った味も試してみました。いずれにしてもこれは予想以上に美味しかった…。

こちらは鎌倉野菜の天ぷら。
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この天ぷらも良い腕前で、衣は薄くパリっとしていて中はジューシーで暖かいという理想的なあがり具合でした。素材そのものもかなり美味しいです。

デザートはゆずのシャーベットでした。
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天ぷらが脂っこいので口直しにぴったりでした。

連れは桜(1890円)というセットで、これは小付、お造り(小)、天ぷら盛り合わせ、御飯、赤出汁、香の物、デザートとなっていました。
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天ぷらは海老とか入っていて私の鎌倉づくしとは内容が違うようでした。

お造りはこんな感じ
P1120369.jpg
やはり生しらすは欠かせないようです。


ということで、かなり満足できるお味でした。ボリュームもあるし結構リーズナブルなのでこれは人気なのもうなづけます。 是非また再訪したいと思いますが、お昼は混雑しそう…。(ランチは予約もなし) 行くなら夜かな。鎌倉に行った際の夕飯としてお勧めです。




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日本の「妖怪」を追え! 北斎、国芳、芋銭、水木しげるから現代アートまで 【横須賀美術館】

前回ご紹介した横須賀美術館の常設とレストランに行った後、今回の特別展「日本の[妖怪]を追え! 北斎、国芳、芋銭、水木しげるから現代アートまで」を観てきました。この展示は前期・後期に分かれているようで、私が観たのは後期の内容でした。

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【展覧名】
 日本の「妖怪」を追え! 北斎、国芳、芋銭、水木しげるから現代アートまで

【公式サイト】
 http://www.yokosuka-moa.jp/exhibit/kikaku/1302.html

【会場】横須賀美術館
【最寄】馬堀海岸駅、浦賀駅、JR横須賀駅など


【会期】
 前期:2013年07月13日(土)~08月04日(日)
 後期:2013年08月06日(火)~09月01日(日)
  ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況(土曜日15時半頃です)】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④
_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
空いていて快適に鑑賞することができました。

さて、今回の展示は日本の「妖怪」をテーマにした展示で、江戸時代から現代まで様々な妖怪画が並んでいます。お互いの作品は特に繋がりはないのですが、時代ごとに3つの章に分かれていましたので、詳しくは各章ごとに気に入った作品ともにご紹介していこうと思います。


<1章 妖怪登場―大都市・江戸に生まれた物語>
まずは江戸時代の浮世絵などが並ぶコーナーです。

1 鳥山石燕 「画図百鬼夜行」
狩野派の絵師による妖怪図鑑で、1ページに1体ずつ描かれています。うぶめ(産女)という子供を抱っこしている妊婦の亡霊や、家鳴りという縁側や戸板を揺らす小さな鬼のような妖怪のページが展示されていました。全部で52の妖怪が描かれているそうで、怖くは無いものの妖しい気配が漂っていました。
近くにも同じよな冊子があり、雪女やぬらりひょん、枕返し等の挿絵がありました。「今昔画図続百鬼」という冊子には解説もついているようでした。

13 秀斎 「後鳥羽法皇の夢中にあわられる妖怪の図」
これは6枚続きの錦絵で、白い象を中心に鬼や付喪神のような異形の者達が集まっています。左上には雲間から仏が太陽のように光を放っていました。これも怖いというよりは卑近な感じを受けるかな。

23 歌川国芳 「相馬の古内裏」
これは今回のポスターにもなっている有名な作品で、山東京伝の「善知安方忠義伝」に取材していて、巨大な骸骨が現れた様子が描かれています。解説によると、これは滝夜叉姫の幻術の骸骨らしく、山東京伝の本では沢山の普通の大きさの骸骨が現れるようですが国芳は1つの巨大な骸骨としています。骸骨の前には大宅太郎光国が滝夜叉姫の部下の荒井丸を押さえつけていて、その背後には滝夜叉姫が巻物を読んでいる姿がありました。骸骨は人体に基いているようで、おどろおどろしい雰囲気の作品です。
この隣には歌川国芳の「源頼光公館土蜘作妖怪図」もありました。
 参考記事:
  破天荒の浮世絵師 歌川国芳 前期:豪傑なる武者と妖怪 (太田記念美術館)
  没後150年 歌川国芳展 -幕末の奇才浮世絵師- 前期 感想前編(森アーツセンターギャラリー)

15 月岡芳年 「百器夜行」
提灯に顔がついていて、口をあけている様子が描かれた作品です。この妖怪は「東海道四谷怪談」のお岩さんの亡霊で、提灯には「南無阿みた仏 俗名いわ女」と描かれています。提灯に亡霊が乗り移ったところらしく、これは歌舞伎の「提灯抜け」という舞台演出から着想を得ているとのことです。大きく口を開けて上を見るような目が何とも恨めしげでした。
この近くには皿屋敷を題材にした作品もありました。

19 葛飾北斎 「百物語 笑ひはんにや」 ★こちらで観られます
牙を生やした老婆のような般若がニヤニヤ笑っていて、その手には青白い顔の赤子の首が握られています。赤子の首は血を流していて、般若の口には血がついているので今食べたような感じです。表情からも狂気が感じられ、この日一番怖かった絵はこれじゃないかな。

33 歌川芳藤 「五拾三次之内猫之怪」
これは9匹の三毛猫が集まって化け猫を形作っているという作品で、目の辺りは酒瓶みたいなもので表されています。こうした技法は寄せ絵といい、師匠の歌川国芳もよく寄せ絵作品を残しています。化け猫は可愛いような怖いような可笑しいような…w 独特の妖怪画でした。

39 歌川国芳 「道外とうもろこし 石橋の所作事」
髪の長いトウモロコシが擬人化された作品で、その後ろにはカボチャとさつまいも?の擬人化で笛を吹いたりして舞台演奏しているような感じです。タイトルから察するに能の石橋(しゃっきょう)を演じているのかな? 結構緩い単純化で可笑しみが感じられました。
 参考リンク:石橋 (能)のwikipedia

45 歌川芳虎 「百物語戯双六」
これは妖怪の双六で、タイトルは百物語となっていますがマス目は20もないかな。踊る化け猫(猫又)や提灯のお岩さん、火車、ろくろ首などお馴染みの妖怪たちが描かれ、あがりは十二単姿の九尾の狐となっていました。これは100マスで作ったら面白そうw 妖怪たちは江戸の頃から親しまれていたようです。


<2章 妖怪変化―近代にあらわれたさまざまな妖怪像>
続いては明治以降の近代の錦絵などが並ぶコーナーです。ここでは幽霊や妖怪は前時代的なものとして取り扱っている作品もありました。

57 月岡芳年 「新形三十六怪撰 源頼光土蜘蛛ヲ切ル図」
これは病気で臥せっていた源頼光と僧侶の格好をした土蜘蛛を描いた作品で、布団の上で刀を抜こうとしている源頼光と薄布のような巣網をかけようとしている土蜘蛛がこれから戦うような感じです。土蜘蛛の目は黄色くランランとしているのが非常に不気味…。解説によると、このぎょろっとした目の土蜘蛛は師匠の歌川国芳が描いた「源頼光公館土蜘作妖怪図」と類似しているとのことでした。
 参考記事:没後120年記念 月岡芳年 感想後編(太田記念美術館)

72 岸勝 「幽霊図」
これは白装束の女性の幽霊を描いた掛け軸で、髪は風で流され顔は青白く、歯をむき出しにしてニヤッと笑っています。また、掛け軸の下の方は掛け軸の表装の部分とその間が曖昧になっていて、「描き表装」の技法も使われています。その為、幽霊が絵から抜けだしてくるかのように感じられ、ちょっと恐ろしい絵でした。

この近くには河鍋暁斎の幽霊がも展示されていました。

117 松井冬子 「夜盲症」
これは現代の画家 松井冬子 氏の作品で、内容的には3章ですが、2章の辺りに展示されていました。白黒の掛け軸で、縦に引き伸ばしたように女性の幽霊が描かれ、手には羽をむしりとられた鳥?を逆さまにもっています。髪が異常に長く、足あたりまで(肩より下の部分はうっすらしているので推定)伸びているのもも不気味でした。表情も虚ろなのが怖い…。
この隣にも松井冬子の作品があり、下絵なども展示されていました。

68 落合芳幾 「東京日々新聞 九百十一号」
これは明治時代の新聞で、男性が跪いている女性の胸ぐらを掴んで問いただしているような光景が描かれています。解説によると、この女性(隣に住む女房)が男性の亡くなった奥さんの幽霊のふりをして、小袖や首飾り 金品などを巻き上げていたらしく、その正体を見破って締めあげているところのようです。男性は散切り頭をしていて、幽霊は迷信であるという文明開化の風潮を象徴的に描いているようでした。

この辺には同じように落合芳幾による東京日々新聞の挿絵が並んでいました。そして続いては水木しげるの妖怪のコーナーです。水木しげるの妖怪画は墨で描いたモノクロと、それをコピーして水彩絵の具で彩色したカラー作品の2種類があるそうです。

80 水木しげる 「朧車」
草むらの上にいる牛車に顔がついたような妖怪です。しずく型の黄色い目をしていて妖怪らしいおどろおどろしい雰囲気となっていました。水木しげるらしい作風です。

83 水木しげる 「飴屋の幽霊」
屋根の上で三日月を眺めているような髪の長い白装束の女の幽霊が描かれ、その背後にはハイハイする子供が描かれています。タイトルから察するにこれは幽霊となって飴屋に通って子供を育てた「飴屋の幽霊」の話かな。ざらついた雲の表現が水木しげる独特の画風のように思えました。やや物悲しい雰囲気の作品です。
 参考記事:番外編 京都旅行 祇園~清水寺エリアその2

87 水木しげる 「雪女」
両手を前にして何かを捕まえようとしているような雪女が描かれた作品です。髪は吹雪で乱れ、黄色い目が猫のようにランランとしています。そのポーズと髪をくわえるような表情が恐ろしく、やや狂気を含んでいるようでした。
この近くにあったツララ女も恐ろしい姿をしていました。


<3章 妖怪はここにいる―現代アートにみる妖怪像>
最後は現代アーティストの作品が並ぶコーナーです。現代の作品には社会批判が含まれているようです。

93 池田龍雄 「化物の系譜 舞台」
体の長い動物のような人間のような妖怪が、逆立ちしている妖怪の足を食べている様子が描かれた作品です。周りには沢山の倒れた妖怪の姿もあり、全体的に茶色いモノトーンカラーとなっていて、静かで不気味な雰囲気です。解説によるとこの作者は米軍基地問題をテーマにした作品など日本社会の矛盾をえぐり出す風刺画を制作した人物だそうで、ここでは現代社会の不条理や人間世界を化物姿で寓意的に描いているとのことでした。

94 池田龍雄 「化物の系譜 ショーバイ」
口がチャックのようになっていて人の足を持つサメのような化物が、小さな手で書類を貪るように食べている様子が描かれた作品です。背景にはビルや工場が描かれ、化物の顔は無いのが一層不気味に感じられます。盲目的に仕事をしていることへの批判なのかな? これも風刺が込められていそうでした。 
この近くには昭和期の画家の油彩の作品もありましたが、抽象的でちょっと分かりづらいかも。

106 漆原英子 「The Sybarite―快楽を求める人―」
肉腫のような感じでぼこぼこした顔の人が白目をむいてニヤッと笑っている様子が描かれた作品です。タイトルのせいか強欲な印象を受けるかな。これも生理的に不気味に感じられる作品でした。

145 鎌田紀子 「ふすまのとって」
これは様々な形の襖の取っ手の部分がずらっと並んだ作品で、それぞれの取っ手の窪みには目の大きな妖怪の顔や全身像が描かれています。その為、取っ手がまるで窓のような感じで、中を覗きこんでいるような感じを受けるかな。これもちょっとキモいキャラクターでしたが、どこか愛嬌もあるように思えました。発想も面白い作品です。

109 今道子 「烏賊+ネギ+少女」
これはイカと花とネギ?などを組み合わせて少女の生首のようにしたものを撮った白黒写真です。真ん丸の目をしていて、異形の雰囲気が怖い…。この近くにはこの作家による同様の写真が並んでいたのですが、これはアルチンボルドや国芳の寄せ絵を妖怪写真にしたような面白さがありました。

127 フジイフランソワ 「ここに居ぬ」
これは3匹の子犬が集まっている様子が描かれた作品です。…と思ったら、犬の額や頭にも目があり、尻尾は唐獅子のような妖怪犬かな。ぱっと観た感じで長沢芦雪の狗子図を彷彿としますが、これは千葉市美術館所蔵の長沢芦雪「花鳥蟲獣図鑑」に由来しているそうで、目が沢山あるのは中国の霊獣 白澤(はくたく)に通じるそうです。また、この画家は伊藤若冲や長沢芦雪などをモチーフにしているらしく、特徴をよく押さえた画風となっていました。

最後は先ほどご紹介した鎌田紀子の作品が1部屋を埋め尽くすような感じになっていました。人間に近い容姿ですが大きな眼玉が飛び出すような妖怪で、フィギュアなどが並んでいました。


ということで、古今の妖怪を堪能することができました。特に江戸と近代の作品は奇想天外で面白い内容だと思います。この美術館は景色や食べ物も素晴らしいので、残り少ない夏休みに日帰りでどこか行こうと考えている方には特にお勧めです。

おまけ:

美術館からほど近いところに砂浜があり、海の家もありました。
P1120345.jpg

また、美術館のすぐ近くにはスパ施設があり、今回も寄ってきました。海水浴客も結構来ていました。
P1120352.jpg


 参照記事:★この記事を参照している記事
 
 


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