関東近辺の美術館めぐり ~美術・美景・美味を楽しむブログ~

最近観た展示(2014年8月) まとめ

少し遅くなりましたが、8月も色々と観てきたのでまとめてご紹介しようと思います。お盆頃に東北に行ったので、番外編は仙台と盛岡の展示となります。既に終わっている展示も多いですが、中には巡回するものもあるので参考にして頂ければと思います。

以下の順序で書いていきます。

 番外編 篠山紀信展 写真力 (宮城県美術館)
 番外編 ゴッホの《ひまわり》展 (宮城県美術館)
 番外編 ジョルジョ・デ・キリコ展 (岩手県立美術館)
 第20回 記念特別展 日本の美を極める (ホテルオークラ アスコットホール)
 ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展 印象派を魅了した日本の美 (世田谷美術館)
 戦後日本住宅伝説ー挑発する家・内省する家 (埼玉県立近代美術館)
 だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵 (Bunkamuraザ・ミュージアム)




 番外編 篠山紀信展 写真力 【宮城県美術館】

【展覧名】
 篠山紀信展 写真力

【公式サイト】
 http://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/exhibition-20140806-s01-01.html

【会場】宮城県美術館
【最寄】仙台 勾当台公園駅


【会期】2014年8月6日(水)~10月19日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況(お盆の平日13時半頃です)】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_4_⑤_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
こちらは仙台の展示です。結構お客さんがいましたが作品が大きいので混んでいるというほどでもありませんでした。

この展覧会は現在も活躍中の著名な写真家である篠山紀信氏が今まで撮ってきた作品が並ぶ内容で、女優やスポーツ選手、アイドルなど時代のアイコンとも言える人々の像が数々展示されていました。見る度に、ああこの人はこうだったとか、この時代はこうだったと言った会話があちこちで聞かれたので正に時代の証人を見ている感じでした。私も古いのはそれほどピンとこなかったのですが、最近の時代はその感覚を味わうことができました。サンタフェとかもこの人が撮ったものだったのかー、あれは大騒ぎになった! と会場で聞かれた感想に全く同意してしまいました。 勿論 写真としての魅力もあり、各人物の個性をよく引き出している、と言うよりもこの人の写真がその人の個性を方向付けているように感じられました。 難解なところもなく多くの人が楽しめる展示でした。




  番外編 ゴッホの《ひまわり》展 【宮城県美術館】


【展覧名】
 東日本大震災復興支援 特別公開 ゴッホの《ひまわり》展

【公式サイト】
 http://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/exhibition-20140715-s01-01.html

【会場】宮城県美術館
【最寄】仙台 勾当台公園駅


【会期】2014年7月15日(火)~8月31日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間30分程度

【混み具合・混雑状況(お盆の平日14時半頃です)】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
こちらは結構混んでいて、ゴッホの「ひまわり」の周りには人だかりができていました。
この展覧会は宮城県立美術館の常設に損保ジャパンにあるゴッホの「ひまわり」が展示されていたもので、東京の美術ファンにはお馴染みの作品ですが東北に来るのは貴重な機会だったようで大人気となっていました。
私としては宮城県立美術館のコレクションが面白く感じられ、特に世紀末ウィーンの分離派関連の作品が良かったです。シーレやココシュカの版画などは特に見応えがあり、じっと見入ってきました。素晴らしいコレクションです。
この展示は既に終わっているので、この間 損保ジャパンに行ったらもう戻っていましたw



 番外編 ジョルジョ・デ・キリコ展 【岩手県立美術館】

【展覧名】
 ジョルジョ・デ・キリコ展

【公式サイト】
 http://www.ima.or.jp/ja/exhibition/past/details/1452-2014_ex02_2.html

【会場】岩手県立美術館
【最寄】盛岡駅


【会期】2014年6月21日(土)~8月22日(金)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間30分程度

【混み具合・混雑状況(お盆の平日11時頃です)】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
こちらは空いていて快適に鑑賞することができました。

この展示は盛岡にある岩手県立美術館で開催されていましたが、この後は東京にも巡回が来る予定となっています。
 汐留ミュージアム 2014年10月25日(土)~12月26日(金)
 公式サイト http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/14/141025/

シュルレアリスムの先駆者とも言うべきデ・キリコは、形而上絵画という独特の奥行きの無い平面的かつ幾何学的な画風で知られていますが、その後は古典絵画に回帰していたこともありました。さらに、ネオ・バロックの時期を経て形而上絵画の自己複製や新作を作っていくのですが、今回の展示ではそうした流れを観ることができます。特にパリ市立近代美術館の作品の質と量が良かったので、見応えがありました。シュルレアリスムが好きな人は楽しめる展示だと思います。



 第20回 記念特別展 日本の美を極める 【ホテルオークラ アスコットホール】

【展覧名】
 第20回 記念特別展 日本の美を極める

【公式サイト】
 http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/special/art2014/

【会場】ホテルオークラ アスコットホール
【最寄】六本木一丁目/溜池山王/神谷町


【会期】2014年8月8日(金)~8月31日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間30分程度

【混み具合・混雑状況(土曜日 14時頃です)】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
こちらは招待客などがいたようで結構お客さんが多かったです。混んでいるというほどでも無いですが、たまに人だかりができることもありました。

この展覧会は毎年恒例の夏の時期のチャリティ展覧会で、今年は「日本の美を極める」ということで日本人作家(主に近現代)による作品が並んでいました。大倉集古館のコレクションなどもありましたが大半は見たことがない作品だったのが収穫かな。個人蔵などは中々貴重な機会です。
タイトルの通り日本の四季などを感じさせる作品が多く、テーマ別に章立てされている感じでしたが特に作品同士の繋がりなどはないので、普段から美術に慣れ親しんでいる人以外には理解しやすいというわけではなかったと思います。しかし、作品自体の美しさで魅了できるものが多く、感嘆の声もあがっているようでした。私としては竹内栖鳳の作品などが気に入りました。




 ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展 印象派を魅了した日本の美 【世田谷美術館】

【展覧名】
 ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展 印象派を魅了した日本の美

【公式サイト】
 http://www.boston-japonisme.jp/top/

【会場】世田谷美術館
【最寄】用賀駅


【会期】2014年6月28日(土)~9月15日(月)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況(日曜日13時頃です)】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_4_⑤_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
夏休み終盤の8月末頃に行ったこともあり、結構混んでいてモネの「ラ・ジャポネーズ」の前などは人だかりができていました。

この展示は欧州で19世紀から20世紀初頭で巻き起こった「ジャポニスム」という日本趣味のムーブメントをテーマにしたもので、日本文化がいかに西洋に咀嚼され新しい文化を生んだかを示すものとなっていました。その為、日本の作品と西洋の作品が入り交じるような感じで展示されていて、幅広い分野の作品がありました。特に見どころはこの度修復されたモネの「ラ・ジャポネーズ」で、これは以前観たことがあるのですが色が鮮やかになったように感じられました。それ以外にも今回はアメリカでのジャポニスムの展開なども観られたのが興味深かったです。 かなり網羅的な感じなので若干それぞれの分野での言及/解説が浅いようにも思えましたが、これだけの質・量となると収拾が大変なことになると思うので、よくまとまった展示に思えました。もう終わってしまいましたが、巡回もあるのでお勧めの展示です。




 戦後日本住宅伝説ー挑発する家・内省する家 【埼玉県立近代美術館】

【展覧名】
 戦後日本住宅伝説ー挑発する家・内省する家

【公式サイト】
 http://www.pref.spec.ed.jp/momas/?page_id=292

【会場】埼玉県立近代美術館
【最寄】北浦和駅


【会期】2014年7月5日(土)~8月31日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間30分程度

【混み具合・混雑状況(日曜日14時頃です)】
 混雑_1_②_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_③_4_5_満足

【感想】
こちらはリニューアルに伴う休館の直前に行ったこともありかなり多くの人が詰めかけていました。説明のための文字が多めなのでボードの前など混雑感もありました。

こちらは戦後の日本を代表する建築家たちの様々な建物を模型と写真を使って紹介する内容となっていました。結構、ジャンルがバラバラと言うか方向性が違う建築家が並んでいるので、予備知識の無い建築家について理解するのは難しかったかな。知ってる建築家についてもコンセプトがよく分からない(解説されていない)ものがあり、ちょっと私には難しめでした。とは言え、奇抜な建物に見えて深い考察がされていることが分かると急に面白く見えるのが楽しかったです。建築についてはもっと勉強しないとなあ…w




 だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵 【Bunkamuraザ・ミュージアム】

【展覧名】
 Bunkamura25周年特別企画
 だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵

【公式サイト】
 http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/14_deception.html

【会場】Bunkamuraザ・ミュージアム
【最寄】渋谷駅/京王井の頭線神泉駅


【会期】2014年8月9日(土)~10月5日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況(土曜日14時頃です)】
 混雑_①_2_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
こちらは私が行った時は入場制限やチケットの行列はありませんでしたが、中はかなりの混雑でどこでも列を組んでいるような感じでした。

この展示はタイトルに2と入っている通り、2009年に同会場で行われただまし絵展の2回めという感じの内容となっています。大体トリック的には1の時と同じで、迫真のトロンプルイユや、歪んだ鏡を通してみる鞘絵の類や、ダブルイメージ、錯覚を利用した作品、オプアート、マグリットやエッシャーの作品などが並んでいました。その為、トリックアートが好きな人には定番といった感じですが、今回はインスタレーション的なものもあったのが新鮮でした。逆に今回は日本人の作品は少なく(特に浮世絵は皆無)、主に西洋のトリックアートが中心になっていた感じがしました。
中にはこれはどこがトリックなんだろう?と首をかしげてる人もいましたが、分かりやすい作品が多いので家族連れで楽しんでいる人が多かったように思います。今後もまだまだ人気が出る展示だと思いますので、気になっている方はお早めにどうぞ…。


ということで、ご紹介が遅れて終わっている展示も多いですが、今後の参考になるものがあれば幸いです。


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