関東近辺の美術館めぐり ~美術・美景・美味を楽しむブログ~

驚きの明治工藝 【川越市立美術館】

この展示は5/20に観てきました。前回ご紹介したヤオコー川越美術館から徒歩でハシゴしました(すぐ近く) 

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【展覧名】
 驚きの明治工藝

【公式サイト】
 http://www.city.kawagoe.saitama.jp/artmuseum/tokubetutenji/toku-index.html

【会場】川越市立美術館
【最寄】本川越駅・川越市駅・川越駅

【会期】2017年4月22日(土)~6月11日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
空いていて快適に鑑賞することができました。
この展示は台湾在住の漢方薬剤師である宋培安(ソンペイアン)氏のコレクションを中心に明治から昭和初期頃までの工芸品を集めたもので、漆工、金工、陶磁、七宝、染織といった幅広いジャンルの品が並ぶ内容でした。条件付きで写真を撮ることもできましたので、気に入った作品の写真を使いながらご紹介しようと思います。

写真のルールはこんな感じ。
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まず第一章は「写実の追求 -まるで本物のように-」ということで、リアルな品々が並んでいました。

田中宗義 「自在龍」
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これは世界最大の自在置物の龍。自在置物というのは可動する置物で、今で言うリボルテックです。首だけでなく指とかも動きそう。鱗も細かくて緻密な設計に驚きです。

この辺には蛇の自在置物もあり、それを動かしてる映像がありました。映像を観ると気味悪いほど蛇に見えますw

守由 「自在伊勢海老」
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色がついてればエビそのものw 立派です。

宮本理三郎「柄杓蛙」
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こちらは色も大きさもかなり本物っぽい。発想も面白い。

橋本市蔵「竹塗煙管筒」
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これは一見すると竹ですが、実は紙と漆塗りで出来ています。斑点のところは黒い漆という徹底ぶり。

好山「自在トンボ」
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これは少しアール・ヌーヴォー的な宝飾品みたいに見えるかな。他にもカマキリやセミなどもあり、いずれも驚くほど精緻です。

この近くには漆絵でも有名な柴田是真の作品などもありました。

続いて第二章は「技巧を凝らす -どこまでやるの、ここまでやるか-」ということで、技巧を駆使した作品が並んでいます。その背景には輸出や博覧会への出品があったようです。

米原雲海「無弦琴」
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高村光雲の弟子の雲海。日本だけでなく西洋の技法も取り入れたようで、生き生きとしています。

三代清風与平「黄釉牡丹文壺」
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焼き物もありました。黄色が柔らかくて非常に気品があります。牡丹の文様も優雅。

周山「薩摩焼竹図花瓶」
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こちらは海外向けかな? 豪華さと静謐さが印象的。

濤川惣助「秋草鶏図花瓶」
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明治期の七宝と言えば2人のナミカワ(並河靖之と濤川惣助)が有名。こちらは濤川惣助で、柔らかい表現が独特です。

海野勝珉「背負籠香炉」
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中に香炉が入っている背負いかごのデザインが秀逸でした。

この近くには根付や蒔絵などもあり、いずれも驚かされるような技巧が見られます。

善拙「猫置物」
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ちょっと悪そうな猫。ニヤッとしてるw

大島如雲「狸置物」
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こちらは狸の和尚さんかな? とぼけた顔が可愛い。

最後は友禅で出来た絵などもありました。

ということで、タイトル通りの驚きだけでなく、面白さや可愛さなど様々な面を見せてくれる工芸品が並んでいました。
老若男女が楽しめる内容だと思いますので、川越観光に行く予定がある方はついでに足を運んでみるのも良いかと思います。



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評価




三栖右嗣「旅の記憶」海外での取材作品から 【ヤオコー川越美術館 三栖右嗣記念館】

この展示は5/20に観ました。お客さんはそれほど多くなく、快適に鑑賞することができました。

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【展覧名】
 三栖右嗣「旅の記憶」海外での取材作品から 

【公式サイト】
 http://www.yaoko-net.com/museum/

【会場】ヤオコー川越美術館 三栖右嗣記念館
【最寄】本川越駅・川越市駅・川越駅

【会期】2017年3月14日(火)~9月10日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間30分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
この展示は埼玉県の川越のヤオコー川越美術館で行われているのですが、私はヤオコー川越美術館を初めて訪れました。場所は氷川神社のすぐ近くで、川越市立美術館にも歩いて5分くらいで行けるので川越市立美術館に行くついでに寄った感じです。ヤオコー川越美術館の設計は「建築界のノーベル賞」と呼ばれるプリツカー賞受賞者の伊東豊雄 氏によるもので、コンクリのスッキリした雰囲気の外装です。中はそれほど大きな美術館ではなく、3部屋におよそ30点くらいだったかな? 川越観光のついでに気軽に寄れるくらいのボリューム感です。
外観はこんな感じ。
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企画展は主に三栖右嗣(みすゆうじ)という画家の作品コレクションを入れ替わりで展示しているようで、今回は海外で取材した作品が並んでいました。私は三栖右嗣 氏のことは知らなかったのですが(見覚えがある気がしたので観てはいたかも?)、簡単な略歴を観ると1952年に東京藝術大学の油絵科(安井教室)を卒業し、安井曾太郎らが結成した一水会に出品し画家活動を始めたようで、1976年に安井賞を受賞したり国内外での個展を開催するなど活躍していたようです。埼玉県比企郡ときがわ町にアトリエを構えたり一水会の本部は埼玉の浦和にあったりするので、埼玉ゆかりの画家と言えそうです。そして川越に本社があるヤオコーの創業者が三栖右嗣の作品を気に入って集めだし、親交を結んで集めたコレクションをヤオコーの創業120周年事業として美術館の形にしたようです。

肝心の三栖右嗣の作風についてですが、主に風景画や人物画などを題材として、写実的でありながら近づいてみると結構大胆な筆使いで生き生きしています。個性的ですが強いて言えば色使いの強さなどはフォーヴィスムに似たものがあるかな。1972年にアメリカの画家アンドリュー・ワイエスに会ったこともあったらしく、どことなく侘しさや漠然とした寂寥感が漂う作品があるのはその影響もあるように思いました。とは言え、全体的には独特の画風で、濃い色彩と強い陰影がドラマチックです。今回は特に海外を描いた作品が集まっていたので、異国情緒を感じさせます。スペイン、フランス、イタリア、中国、パキスタンなどの風景や人物が並んでいました。 私が気になったのは壁や背景のマチエールで、古くてひび割れた壁の表現が特に目を引きました。割りと油彩は背景に実力が出ます。

2つめの部屋は大型の作品があって、多分ここは常設かな?沖縄海洋博覧会のコンクールで大賞を受賞した「光る海」という120号の作品や「麦秋一風」という500号もの大型作品もあります。特に「麦秋一風」はその大きさも相まって強い風が吹き渡っている麦畑の中にいるような感覚になれました。 最後の部屋にも500号の「爛漫」という桜を描いた大型作品があり、一際目立っています。こちらは色彩が鮮やかなのにどこか儚い静けさがありました。

ということで、点数は少なめでしたが大型作品もあり見応えのある内容でした。川越は非常に観光も楽しいところなので、氷川神社や本陣に行く際に立ち寄るのも良いかと思います。


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評価




雪村-奇想の誕生 【東京藝術大学大学美術館】

この展示は5/14に観てきました。この記事を書いている時点で既に終了していますが、滋賀のMIHO MUSEUMに巡回予定(2017年8月1日(火)~9月3日(日))のため、ご紹介しておこうと思います。

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【展覧名】
 雪村-奇想の誕生

【公式サイト】
 http://sesson2017.jp/

【会場】東京藝術大学大学美術館
【最寄】上野駅

【会期】2017年3月28日(火)~5月21日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_4_⑤_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_4_⑤_満足

【感想】
この展示は15年ぶりに行われる雪村周継の大回顧展となっています。キャッチコピーに【「ゆきむら」ではなく「せっそん」です。】とわざわざ書いてあるのが面白いですが、日本美術史の重要人物でありながらあまり展覧会でも観る機会が少なく、一般的には知名度が低いのかもしれません。今回はそんな貴重な雪村の主要作品が一挙に100点近くあり、さらにそれを追った絵師たちへの影響なども取り上げていました。

雪村について簡単に説明すると、1489~92年頃に常陸国部垂で誕生したと言われ、近くの常陸太田の正宗寺(夢窓疎石が開山)に10代で入寺して修行していたそうです。その後はよく分かりませんが、50代で常陸を出て会津に向かい、蘆名盛氏に絵画の鑑賞法を伝授したそうです。その後、栃木の鹿沼の今宮神社に「神馬図」を奉納したり、佐野・足利を回ってから鎌倉・小田原に向かい、そこでも作品を残しています。 60代半ばは奥州を中心に活動。最晩年の80代は三春田村氏の庇護を受けて福島の郡山あたり(三春)で活動し、86歳で瀟湘八景図屏風を描くなど割りと長生きしていたようです。名前に「雪」が入っていることからも雪舟をリスペクトしていたようですが、雪舟のように中国に渡ったわけでもなく作風が似ているわけでも無いかなw

展覧会は入ってすぐに「欠伸布袋・紅白梅図」が展示されていて、その前には尾形光琳の「紅白梅図屏風」(MOA美術館のやつ)の垂れ幕がかかっていました。これは雪舟の「欠伸布袋・紅白梅図」の構図を江戸時代の尾形光琳が模して「紅白梅図屏風」を描いたのではないか?という説に基づいたもので、確かに言われてみれば布袋の部分が川になっているものの紅白梅は重なる部分があったように思えます。そもそもの紅白梅を両脇に置く着想はそのものと言って良さそうだし、尾形光琳は雪村を熱心に研究していたようなので、この説の妥当性は高いように思いました。そう考えると、江戸時代の美術の代名詞ともいえる琳派も元を辿れば雪村からの影響もあったのだなと感慨深いものがあります。

その後は時代順に観ていく流れで、奇想天外な作品が並びます。特に代表作の「呂洞賓図」や「琴高仙人・群仙図」「龍虎図屏風」などはファンタジーの世界なのにリアルで、存在感があります。首がもげそうなほど上を向いていたり、鯉に乗ったり、龍と猫みたいな虎が相対していたりと、どれも奇妙なのに愛らしく、一方で緊張感が漲る不思議な面白さがあります。龍なんかは雪村の描いたものがスタンダードとなって、後世の絵師が真似している様子なども展示されていました。
しかし、雪村の凄さはそれだけでなく、猿や馬など動物を描くとゆるキャラ的な可愛さがあり、これがまた面白い(特に神馬図の馬) 単純に可愛いだけでなく、背景との相似形を描くなど絵としての完成度も高く驚くばかりでした。勿論、風景画や人物画も手がけていて、人物画では顔は細かく描かれている一方で衣などは太く流麗な線で大胆に描くなど、1枚の絵でも表現に大きな差があります。風景画においては、風や波の表現が特に面白く、臨場感あふれる表現が見事でした。
展覧会の最後のあたりでは割りと近代の画家(橋本雅邦や狩野芳崖など)への影響なども観ることができました。これだけ影響力があったのにあまり知られていないのは勿体無いとしか言いようがないw

ということで、本当に自由闊達な画風を凄腕で描く絵師でした。関東ではもう終わってしまいましたがこれから始まる関西の方にオススメしたい展示です。


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評価




映画「帝一の國」(ややネタバレあり)

久々に映画の記事も復活させました。こちらは5/14に観てきました。この記事公式ページに書いてある程度のネタバレを含んでいますので、ネタバレを読みたくない方はご注意ください。

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【作品名】
 帝一の國 

【公式サイト】
 http://www.teiichi.jp/

【時間】
 2時間00分程度

【ストーリー】
 退屈_1_2_③_4_5_面白

【映像・役者】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【総合満足度】
 駄作_1_2_3_④_5_名作

【感想】
この映画は漫画が原作の高校学園コメディ映画で、総理大臣を目指す主人公がその足がかりとして政財界に強力なコネができるという名門高校の生徒会長になるのを目指すという内容となっています。海軍学校が前身という学園が舞台なので、全体的に時代がかった台詞回しが誇張気味に使われているのが独特で、それが可笑しな感じです。登場人物も個性豊かで、いかにも漫画的なキャラ付けがされているので「濃い」世界感がありました。役者は人気の若手が集まっている感じで、ファンの女の子が喜びそうな?シーンなんかもあります。しかしキャラ設定と相まって割りと一本調子の演技で、やたら大声を出している印象がw
ストーリーについては、意外な展開もちょいちょいあって結構面白かったかな。しかし、伏線のようなものが回収されなかったり(次回作があるのかな?)、後半が端折られている感じがしたりと、やや話のバランスが良くなかった気がします。私は原作を読んでいないので、連れに訊いたところでは原作とは細部も違っているようで、時間の都合か色々と省かれているようです。しかし別物として楽しめたと言っているので、ファンにとっても許容範囲なのかも。

ということで、色々細かく考えると粗もあったようにも思えますが、総じての感想は割りと面白かった!w みんな声がでかいせいか勢いがあるので、何だか雰囲気で押し切ってるように思えなくもないw 映画館で観る程だったかはさておき、コメディらしく笑えたので良かったと思います。



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評価




サカツ・コレクション 日本のポスター芸術:明治・大正・昭和の彩り 【うらわ美術館】

この展示は5/7に観ました。空いていて快適に観ることができました。

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【展覧名】
 サカツ・コレクション 日本のポスター芸術:明治・大正・昭和の彩り

【公式サイト】
 http://www.city.saitama.jp/urawa-art-museum/exhibition/whatson/exhibition/p052020.html

【会場】うらわ美術館
【最寄】浦和駅

【会期】2017年4月22日(土)~6月18日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_③_4_5_満足

【感想】
この展示は明治から昭和にかけての商業ポスターを集めた展示で、主に飲料メーカーのポスターが並んでいました。基本的には時代順に並んでいて、やはり明治や大正の頃のポスターは貴重らしく、昭和のポスターのボリュームが多めかな。特に最初のほうは酒(特にビール)のポスターが中心で、美人がモチーフになっているものばかりです。この時代、ポスター作成はお金がかかるので酒造メーカーや百貨店といった限られた業種でしか作られていなかったようで、美人画としても鑑賞できるような作りとなっていたようです。その出来栄えは様々で、日本画家や洋画家が描いた美術的なものもあれば、拙い感じのものもあり、好みのポスターはそれほどありませんでした。やはり杉浦非水のようなポスターばかりではなかったのかな。 しかし昭和くらいになるとバリエーションも出てきて、僅かですが子供や男性(男性はコメディリリーフ的な存在)も描かれていたり、より世相を反映しているような感じでした。お酒だけでなくジュースのポスターもあって、今でも見覚えのあるロゴもあったりします。まあその分出来栄えもバラつきがあるように思いましたが、それがどこか郷愁を誘う独特の味わいとなっていました。

ということで、商業品なので純粋な美術品と比べると見劣りする部分もありますが、それ故に当時の世相をよりリアルに感じることができたと思います。貴重な生き証人としての側面もあると思いますので特に歴史好きの方が楽しめる展示だと思います。


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評価




ニューヨークが生んだ伝説 写真家 ソール・ライター展 【Bunkamura ザ・ミュージアム】

この展示は5/6に観ました。それほど混んでいるわけでもなく、快適に鑑賞することができました。

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【展覧名】
 ニューヨークが生んだ伝説 写真家 ソール・ライター展

【公式サイト】
 http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/17_saulleiter/

【会場】Bunkamura ザ・ミュージアム
【最寄】渋谷駅

【会期】2017/4/29(土・祝)~6/25(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_4_⑤_満足

【感想】
この展示はニューヨークで活動したソール・ライターという写真家の個展で、私はこの人のことを知りませんでしたがポスターがカッコよかったので楽しみにしていました。そして観終わった後の充実感は現在開催中の展覧会の中でも随一だったと思います。

まずソール・ライターについてですが、ソール・ライターはユダヤ教の聖職者ラビの息子として生まれ、子供の頃からカメラを買ってもらって写真を撮っていたそうです。一時は神学校に入ったものの中退し、画家を志してニューヨークに出て、表現主義の画家リチャード・プセット・ダートと出会って写真への関心が深まったようです。その後、ライフ誌に掲載されたりニューヨーク近代美術館の展覧会に出品したりと中々順調なスタートとなり「ハーパーズ・バザー」をはじめ「ELLE」や「ヴォーグ」といったファション誌の商業写真を手がけました。しかし、ファッション誌の仕事は本人にとっては単なる生活の糧のように捉えていたようです。「ハーパース・バザーでの1年よりボナールの1枚のデッサンのほうが私にとっては意味がある」なんて言って編集者に軽蔑の眼差しで観られたというエピソードもありましたw また、売れることに全く興味がなかったのか、1980年代に商業写真から退くとしばらく世間から忘れ去られていたようです。しかし2006年にドイツで作品集が出されるとセンセーションを呼び、多くの人に知られるようになりました。それでもまだまだ現像していない写真が山のようにあるらしく、今後の傑作の発見も期待される写真家です。

展覧会は初期の作品から並び、ハーパース・バザーでの写真などもあります。写真家の展覧会は白黒中心になりがちですが、ソール・ライターはカラーの作品が多く、消費期限切れの安いフィルムを使っていたのが逆に良い味になっています。普段の生活の中で撮られた写真は色々な視点からのものとなっているのが面白いのですが、ざっくりと特徴を挙げていくと
 街角と人が好き
 傘が好き(アシスタントに呆れられるくらい好き)
 雪が好き
 反射が好き
 窓越しが好き
 水滴が好き
 見下ろすのが好き
こんな感じかなw これはこの展示で1番良い写真に違いない!と思ったそばから更に好みの写真が次々と出てきて本当に素晴らしい写真家です。
後半には知人女性のヌード写真や、絵画作品(人物画、抽象画)などもありました。研究者はソール・ライターを「ニューヨークのナビ派」と呼んでいるようで、ソール・ライターはナビ派のボナールやヴュイヤールの他、マティスやピカソ、フェルメールなど幅広い画家が好きだったそうです。大胆な構図などは確かにナビ派や日本の浮世絵に通じるものがあるかも。とは言え、それだけでは説明できない都会的なセンスが非常に洒落ていました。


ということで、私にとって非常に刺さる展示でした。これだけ素晴らしい写真を大量に観られて感動もひとしおだったので、もちろん図録も買ったしポスターも買いました。今季イチオシの展示です。



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評価




「福ねこ at 百段階段」 ~和室で楽しむねこアート~ 【目黒雅叙園 百段階段】

この展示は5/5に観ました。この記事を書いている時点で既に終了していますが、写真も撮れたのでご紹介しておこうと思います。

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【展覧名】
 「福ねこ at 百段階段」 ~和室で楽しむねこアート~

【公式サイト】
 http://www.hotelgajoen-tokyo.com/event/hyaku

【会場】目黒雅叙園 百段階段
【最寄】目黒駅

【会期】2017年4月26日(水)~ 5月14日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_②_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_4_⑤_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
こちらは目黒雅叙園の百段階段で開催されたもので、前回ご紹介した目黒区美術館の後に目黒川沿いに散歩してハシゴした感じです。
1部屋に1人くらいずつ9人のアーティストの猫をテーマにした作品が並び、多くのお客さんで混み合っていました。詳しくは1人ずつ写真を使ってご紹介しようと思います。

もりわじん
この方は立体作品でコミカルな感じの可愛い猫が多かったかな。
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この部屋には365日の誕生日猫が並んでいました。私の誕生日の猫も喜んでるような顔していて可愛かったw

小澤康麿
この方は浮世絵を立体化した陶芸作品で知られるそうで、歌川国芳の作品を元にした作品が並んでいました。
これは「見立東海道五拾三次岡部 猫石 由来」かな
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化け猫なのに可愛いw

これは「猫飼好五十三疋」
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どの猫がどの宿場か分かる人は凄いかもw 

川上けいすけ
この方の作品は日本古来の雅さと現代性が合わさった感じでした。
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石渡いくよ
この方は球体関節人形の猫たちが並んでいました。これは必殺仕事人
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1人あくびしてますw

もりわじん
ここで再度もりわじん氏の猫。
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神仏を模した猫たちが無数にありました。

松風直美
この方は切り絵アーティスト。
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悪戯っぽいけど愛嬌のある猫がたくさんいました。

なかむらじん
この方は有名な絵をモチーフにした作品を作っているようです。ボッティチェリのヴィーナスの誕生と伊藤若冲の旭日鳳凰図かな?
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猫もちっちゃく左のほうに入ってます。

石黒亜矢子
この方の作品は木彫りの小さな猫たちでした。
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彫ったあとが残っていてハンドメイドの温かみがありました。

はしもとみお
この方の作品は少なめでしたが、怖いような可愛いような絵画作品でした。
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アクセント
この方はジャンプしている猫など猫拳法のようあ躍動感のある猫の写真が並んでいました。
(写真を写真で撮るのはやめておきました)


ということで、猫づくしの展示となっていました。猫の可愛さや悪戯っぽさ、野性味、神秘性など様々な面を取り上げている作品が多かったと思います。
ちなみに猫グッズもかなり充実していて、多くのお客さんで混み合っていました。人気だったのでまたやって欲しいですね…。


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評価




よみがえる画家-板倉鼎・須美子展 【目黒区美術館】

こちらは5/5に観に行きました。GWでしたが空いていて快適にみることができました。

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【展覧名】
 よみがえる画家-板倉鼎・須美子展

【公式サイト】
 http://mmat.jp/exhibition/archives/ex170408

【会場】目黒区美術館
【最寄】目黒駅

【会期】2017年4月8日(土)~6月4日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
この展示は板倉鼎(かなえ)という若くして亡くなった1920~30年代の洋画家の作品と、板倉鼎から手ほどきを受けて絵を描いていた妻の板倉須美子の作品を集めたものとなっています。不幸なことに2人とも27~28歳という若さで亡くなったこともあり、今まであまり知られなかった(私も聞いたこともなかったです)のですが、この展示では多くの作品に接することができました。

まず板倉鼎の作品が並んでいて、板倉鼎は中学の頃から洋画家・堀江正章に学び、東京美術学校西洋画科に入学。そこで岡田三郎助や田辺至に指導を受けたそうです。初期の作品は印象派風の風景作品が多いように思えますが、輪郭のくっきりした静物などもあり幅広い画風のようです。時折、人物画などは岡田三郎助の影響を感じるものもあったかな。その後、1924(大正13)年に大学を卒業すると須美子と結婚し、翌年の冬には2人でハワイ、アメリカ経由でパリに留学に出ました。この頃の作品はかなり画風が変わっていて、どことなくキスリングや藤田嗣治といったエコール・ド・パリを感じさせるように思えました。しかしここでも色々な画風にチャレンジしていたのか、定まっている訳ではなくキュビスム風の作品や、パリで仲良くしていた岡鹿之助に共通するような画風の作品なんかもあります。特に花や金魚をモチーフにするのが好きだったようで、愛らしい雰囲気の作品が多く並んでいました。その先には人物像もあり、勿論奥さんを描いた作品が多く、赤い服を着て振り返る構図が好みだったのかも。おかっぱ頭に洋装でモガって感じです。仲睦まじい様子が伝わります。
しかしそんな幸せそうな時、歯の治療で敗血症になったらしく27歳の若さで急死してしまったそうです。2人いた子供のうち1人は生後間もなく亡くなり、もう1人も鼎が逝去してすぐに亡くなりました(さらにその1年後には奥さんも亡くなってしまうので、何かの呪いかという勢いで一家全滅してしまった…)
ということで、板倉鼎は研究熱心だったんだろうなと思わせる画風の変遷ぶりで、いよいよこれからという所で夭折したのがひしひしと伝わってきました。

次に板倉須美子の作品が並んでいたのですがこちらは点数は少なめで、素朴派のような自由な画風でハワイの思い出を中心とした画題となっていました。
いずれも風景を背景にした人物像ですが、アンリ・ルソーやアンドレ・ボーシャンのような独特の大らかさがあって、素朴派に傾倒した岡鹿之助からの影響なのでは??とも勘ぐったりしながら観てました。私としては美術の主流を行く旦那さんより個性の強いの奥さん画風が好きですw 描かれてる人たちが皆幸せそうだし。

ということで、2人とも非常に才能がある画家だったというのが伝わる展示でした。本当に嵐のように一気に失われてしまったのが惜しいばかりです。ミニ図録のアウトレット?が安かったので、購入して大事に取っておくことにしました。
世間的には有名な画家ではないですが、光るものを感じる展覧会でした。



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評価




デンマーク・デザイン 【横須賀美術館】

こちらは5/4に観に行きました。五月晴れのGWだったこともあり結構お客さんがいましたが、展示物が大きめなので快適に観ることができました。

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【展覧名】
 日本・デンマーク外交関係樹立150周年記念 横須賀美術館開館10周年
 デンマーク・デザイン

【公式サイト】
 http://www.yokosuka-moa.jp/exhibit/kikaku/1701.html

【会場】横須賀美術館
【最寄】馬堀海岸駅/浦賀駅

【会期】2017年4月28日(金)~6月25日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
今年は日本とデンマークの外交樹立150周年らしく、先日ご紹介した国立西洋美術館のスケーエン展などでデンマーク関連の展示が開催されているようです。この展示はそうした展示の中でもデンマークのデザインを取り上げていて、約190点の家具やポスター、自転車など多岐にわたる品が並んでいました。

展示内容はまずロイヤル・コペンハーゲンの食器などデンマークの産んだ伝統的なものが並び、その後に20世紀のデンマークのデザインを時代を追って観ていく感じでした。20世紀初頭は割りとシンプルで布や木を使った家具が多くてお洒落というよりは素朴な印象を受けるのですが、やはりデンマークデザインの絶頂期と言えるミッドセンチュリー(1950年頃)が見どころかな。解説には無かったけど、確かこの頃に曲線的な合板加工の技術が広がったこともあって、デザインに自由度が生まれて滑らかな曲線の家具が生まれたと記憶しています(うろ覚え) うっとりするような滑らかなフォルムが見事です。他にも植物を模した家具やポップなテキスタイルなど、非常に心が沸き立つようなデザインが多いので、このコーナーを見てるだけで楽しくなります。
その先には私の大好きなヴェルナー・パントンのコーナーがあったり、自転車(少々ごついw)などもあり、中にはレゴもありました。レゴもデンマークなんですねw 最後の方は割りと最近のポスターなどもあり、一番最後には実際に座ることのできる椅子もありました。
2017-05-04 13.21.26
この椅子めちゃくちゃ座り心地良いですw

ということで、満足度の高い展示となっていました。デンマークのデザインは洗練された部分と自然との調和を感じさせる部分があって温かみがありました。デザイン好きの人にオススメの展示です。なお、この展示は横須賀の後は静岡美術館に巡回するそうです。

おまけ
横須賀美術館自体もこの時期は最高に気持ちがいい所です。
DSC00631.jpg
これは屋上からの眺め。
また、レストランのアクアマーレは激混みでしたが綺麗な海を見ながら食事をしました。谷内六郎館や常設も魅力の美術館です。

帰りに近くの公園を散策して行きました
DSC00643.jpg
バーベキュー場も近いのでファミリーが多かったです。


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評価




花 * Flower * 華 ―琳派から現代へ― 【山種美術館】

こちらは5/3に観に行きました。GWでしたがそれほど混んではいませんでした。

DSC00614.jpg

【展覧名】
 花 * Flower * 華 ―琳派から現代へ―

【公式サイト】
 http://www.yamatane-museum.jp/exh/2017/flower.html

【会場】山種美術館
【最寄】恵比寿駅

【会期】2017年4月22日(土) ~ 6月18日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
前回ご紹介した根津美術館からタクシーで約10分くらいなのでハシゴしました。
こちらの展示にもタイトルに琳派が入っていますが、酒井抱一は3点、 鈴木其一は2点程度、酒井鶯蒲1点などで、主な面子としては昭和の院展系の画家の作品となっています。春夏秋冬の順に章立てされていて、四季に相応しい様々な花が描かれた作品が並んでいました。
各画家の流派や作風はバラバラなので一概にまとめられるものではありませんが、まさに「華」のある作品が多く、単純に綺麗なだけではなく叙情的で故事などになぞらえた花たちの共演となっています。 この美術館には何十回も行っているので大体は観たことがある作品だったのですが、それでもまだ観たことが無い作品も結構あったのも嬉しかったかな。勿論、奥村土牛の「醍醐」など何度観ても素晴らしい傑作も展示されているので、この美術館のコレクションの粋を味わえる内容でした。

おまけ
DSC00615.jpg
恵比寿駅近くの公園に咲いていた花。絵の花も良いですが実物の花を愛でるのも楽しいものです。



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評価




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