関東近辺の美術館めぐり ~美術・美景・美味を楽しむブログ~

黒田清輝-作品に見る「憩い」の情景 【東京国立博物館 本館18室】

前々回前回とご紹介した東京国立博物館の特別展を観た後、本館に移動して1階の18室で「黒田清輝-作品に見る「憩い」の情景」を観てきました。

DSC_19489.jpg

【展覧名】
 黒田清輝-作品に見る「憩い」の情景

【公式サイト】
 http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1452

【会場】東京国立博物館 本館18室  ★この美術館の記事  ☆周辺のお店
【最寄】上野駅(JR・東京メトロ・京成)

【会期】2012年2月21日(火) ~ 2012年4月1日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間20分程度

【混み具合・混雑状況(祝日16時半頃です)】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_③_4_5_満足

【感想】
常設は空いていてゆっくり観ることができました。

さて、この展示は日本西洋画界の偉人とも言える黒田清輝の展覧会となっています。この18室では定期的に黒田清輝の作品が展示されているようで、今までも何度かご紹介していますが、今回も代表作と言える作品も含めて展示されていました。本館の常設はルールを守れば撮影禁止作品以外は写真を撮ることができますので、撮ってきた写真を使ってこの展覧の一部をご紹介しようかと思います。

 参考記事:
  ぬぐ絵画-日本のヌード 1880-1945 (東京国立近代美術館)
  黒田清輝と京都 (東京国立博物館 本館18室)
  黒田記念館の案内 (2010年11月)
  近代日本洋画の巨匠 黒田清輝展 (岩手県立美術館)
  農村(田園)へのまなざし (東京国立博物館 本館18室)
  黒田清輝のフランス留学 (東京国立博物館)


黒田清輝 「マンドリンを持てる女」
DSC_19495.jpg
これはフランス時代にサロン出品の為に描かれた作品のようです。くつろいで親しげな表情に観えました。

この辺には以前ご紹介した「読書」や「舞妓」も展示されていました。

黒田清輝 「美人散歩(逍遥)」
DSC_19501.jpg
これは日本に帰国した頃に描かれた作品だそうです。柔らかく気品のある雰囲気で、師のラファエル・コランの影響を感じます。

この辺には「昔語り」の下絵も展示されていました。

黒田清輝 「昼寝」
DSC_19507.jpg
これは日本で描かれた初期の作品だそうですが、最初に観た時はちょっと驚きました。印象派の筆触分割の技法を使っているそうで、他の作品に比べて色が強いように思えます。

黒田清輝 「書見」
DSC_19511.jpg
後の夫人の父親をモデルにした作品です。正面から陽が当たっているような感じがします。

黒田清輝 「大磯」
DSC_19514.jpg
大磯の海岸を描いた作品で、のんびりした夏の日を思い出させます。

黒田清輝 「海辺の遊び」
DSC_19517.jpg
こちらも海を主題にした作品。子供たちが遊んでいる様子が微笑ましい。

黒田清輝 「夏図画稿(女の顔)」
DSC_19523.jpg
これは黒田清輝の作品によく描かれているマリア・ビョーじゃないかな。ここには沢山の画稿が展示されていました。

黒田清輝 「野辺(画稿)」
DSC_19526.jpg
これはポーラ美術館にある「野辺」の下絵。本画とかなり近い作品に思いました。
 参考記事:ポーラ美術館の常設

黒田清輝 「花野下絵」「花野」
DSC_19536.jpg
こちらは下絵と本画がセットで展示されていました。理想的な女性美を感じさせます。

黒田清輝 「湖畔」
DSC_19542.jpg
後の夫人をモデルに箱根で描かれた作品で、パリ万博に出品された黒田清輝の代表作です。涼しげで遠くを見るような表情が魅力的でした。


ということで、憩いというタイトルはおまけのような感じですが、傑作が並ぶ展示でした。特に「湖畔」や今回は紹介しなかった「読書」「舞妓」などは代表作でもあるので、特別展に行く機会があったらこちらも観ておいた方が良いかと思います。


 参照記事:★この記事を参照している記事


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