関東近辺の美術館めぐり ~美術・美景・美味を楽しむブログ~

【江戸東京博物館】の案内 (2012年12月)

前々回前回とご紹介した江戸東京博物館の特別展を観た後、常設展も観てきました。ここの常設はルールを守れば写真を撮ることが出来ます(企画展はNGの時もあります)ので、今回も撮ってきた写真と共にいくつかご紹介しようと思います。

 参考記事:
 江戸東京博物館の案内 (2012年09月)
 江戸東京博物館の案内 (2011年10月)
 江戸東京博物館の案内 (2011年06月)
 江戸東京博物館の案内 (2010年03月)
 江戸東京博物館の案内 (東京編 2009年12月)
 江戸東京博物館の案内 (絵画編 2009年12月)
 江戸東京博物館の案内 (江戸編 2009年12月)


今回は江戸時代の食に関するコーナーが面白く感じられました。これは日常の御膳。
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目刺し鰯、八杯豆腐、白飯、沢庵漬け と質素なメニューです。朝食ならちょうどいいかもしれないけど何時食べるメニューかは分かりませんでした。

「江戸前大蒲焼番付」
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これは江戸で人気の鰻屋を番付にしたもの。今で言えばミシェランガイドみたいなものでしょうか。この隣には蕎麦屋の番付もあり、日本人のランキング好きは今も昔も変わらなそうです。

歌川広重 「びくにはし雪中」
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タイトルの「びくに橋」は現在の有楽町付近にあった橋の名前で、画中の「山くじら」はイノシシの肉のことだそうです。その向かいの「十三里」というのはサツマイモ屋で、「栗より美味い」と「九里+四里」をかけて十三里としているのが面白いです。風情もあり洒落も効いている作品でした。

「大酒大食会絵巻」
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これは大酒飲み大会・大食い大会を描いた作品で、酒組・菓子組・鰻組・飯組・蕎麦組にわかれて競われたそうです。ここに写っているのは酒組かな? 寝てる人とかいるけどw これまた今も昔も変わらず大食い競争は人気だったようです。

歌川国貞(三代豊国)「十二月之内 師走 餅つき」
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新しい年を迎える準備のため餅をついたり丸めたりしていいる人々が描かれています。活気があって何だか楽しそうです。提灯やはっぴの模様は版元の蔦屋重三郎の印だそうです。
 参考記事:歌麿・写楽の仕掛け人 その名は蔦屋重三郎 (サントリー美術館)

しばらく進むと江戸時代の海外との関わりのコーナーもありました

ヨンストン 「動物図譜」
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ラテン語で書かれた動物や魚、鳥などの図鑑で、以前何度か観た覚えがあります。平賀源内もこの本を持っていたそうです。
 参考記事:不滅のシンボル 鳳凰と獅子 (サントリー美術館)

更に進むと葛飾北斎のコーナーがありました。

葛飾北斎 「新板浮絵忠臣蔵 第十一段目」
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仮名手本忠臣蔵の討ち入りの場面を描いた作品。由良之助らが高師直の屋敷に討ち入り戦っています。歌舞伎などで当時から人気があったようです。
 参考リンク:仮名手本忠臣蔵のwikipedia


さらに進んで幕末から明治のコーナーです。

川村清雄 「江戸城明渡の帰途(勝海舟江戸開城図)」の複製
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これは今回観てきた特別展に展示されていた複製品。川村清雄が恩人の勝海舟を描いた作品で、江戸城無血開城の際のシーンを描いています。よく観ると勝海舟は後ろから命を狙われているのが分かります。
 参考記事:維新の洋画家 川村清雄 感想前編(江戸東京博物館)

ニコライ堂の模型。
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結構よくできています。かつては東京の至るところから見えたそうで、スカイツリーの先輩みたいなものかなw
 参考記事:ニコライ堂と神田明神の写真

浅草六区の電気館の模型。
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これは1903年(明治36年)にできた日本初の常設の活動写真館。「アントニーとクレオパトラ」と書かれたのぼりが見えるように海外の作品もやっていたようで、チャップリンのフィルムなど数々の名作が上映されたそうです。1976年に閉鎖。今は跡地に複合施設があるようです。

「松竹座ニュース 第1巻第1号」
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これは1928年(昭和3年)に浅草にできた松竹座のパンフレット。このキュビスムを思わせる表紙が洒落ています。

原田三夫・子供の科学社 「ラジオ双六(『子供の化学』3巻1号付録)」
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これは大正15年に作られた遊びながらラジオの知識を身につけるという双六。絵柄がなんともレトロで漫画っぽい感じ。電信の妨害で1回休み! 盗聴で1回休み! とかちょっとシュールです。


ということで、今回も常設も楽しむことができました。ここの常設はかなり広く、ご紹介したのはほんの一部です。外国の方にも人気のスポットですので、一度はここの常設を観ておくと参考になると思います。

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■2009/10/28
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