関東近辺の美術館めぐり ~美術・美景・美味を楽しむブログ~

平成24年度(第16回)文化庁メディア芸術祭 【国立新美術館】

この前の日曜日に、六本木の国立新美術館で、最終日となった「第16回文化庁メディア芸術祭」を観てきました。こちらはすでに終了していますが、面白い内容でしたの記事にしておこうと思います。

P1080469.jpg

【展覧名】
 第16回文化庁メディア芸術祭

【公式サイト】
 http://j-mediaarts.jp/
 http://www.nact.jp/exhibition_special/2012/jmaf16/index.html

【会場】
 A:国立新美術館[1階 企画展示室1E/3階 講堂/3階 研修室A・B]
 B:東京ミッドタウン[ガレリア地下1階 アトリウム/ミッドタウン・タワー5階 インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(東京ミッドタウン・デザインハブ内)] C:シネマート六本木[1階 エントランス/3階 スクリーン4]
 D:スーパー・デラックス

【最寄】
 千代田線乃木坂駅/日比谷線・大江戸線 六本木駅

【会期】2013年2月13日(水)~2月24日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況(日曜日14時頃です)】
 混雑_①_2_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
無料ということもあり非常に混んでいて、どこもかしこも人だらけで満員電車のように混んでいました。去年も最終日に行って混んでいたのに、また同じ轍を踏んでしまいましたw 恐らく来年もやるので、次こそは早めに行きたいところです。

さて、この展示は1997年から毎年開催されている文化庁主催の芸術祭です。今年も4つの会場に分かれて開催されていたのですが、私はメイン会場の国立新美術館の展示だけ観てきました。展覧会はアート、エンタメ、漫画、アニメの4つの部門に分かれていて、さらにそれぞれのブースに分かれている感じです。今回は写真を撮っても良かったので、いくつか写真を使ってご紹介しようと思います。
 参考記事:平成23年度(第15回)文化庁メディア芸術祭 (国立新美術館)


<アート部門>
まずはアート部門です。映像作品が多めだったと思います。

Cod.Act (Michel DECOSTERD / Andre DECOSTERD) 「Pendulum Choir」
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こちらはアート部門の大賞作品で、映像が流れていました。9人のアカペラが機械に固定されていて、生きた音響要素となるようです。何だか人間が機械的で怖いw ちょっとシュールな作品でした。

YANG Wonbin 「Species series」
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こちらは映像作品と共に展示されていた傘のゴミのような作品です。実はこれはロボットで、ゆっくりとゆらゆらと動いていました。何故こんなゴミっぽい形にしたのかは分かりませんが、他にも紙くずのようなロボットなども映像に出てきて、その発想が変わっていて面白かったです。

大脇理智 「skinslides」
P1080516_20130226003730.jpg
こちらは床に写った影絵のようなインスタレーション。音もするのですが、まるで下に人間がいるような感じでちょっと不気味w インタラクティブアートとのことでしたが、どうインタラクティブなのかはよく分かりませんでした。

三上晴子 「欲望のコード」
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これは以前に見覚えがありました。天井からカメラが吊り下がっていて、写されたものが蜂の巣のようなスクリーンに無数に映されるというもので、壁にも小刻みに動く機械が並んでいます。監視するように動きまわるカメラはちょっと暴力的に思えるほど迫り来る感じを受けました。
 参考記事:三上晴子 欲望のコード (NTTインターコミュニケーション・センター ICC)


<エンターテインメント部門>
続いてはエンターテインメントのコーナーです。

真鍋大度/MIKIKO/中田ヤスタカ/堀井哲史/木村浩康 「Perfume "Global Site Project"」
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こちらはエンタメ部門の大賞を受けた映像作品で、アイドルのPerfumeの世界デビューのためのプロジェクトです。幾何学的な要素で構成された人型のものがテクノ音楽に合わせて踊るというもので、リズミカルかつ近未来的な雰囲気がありました。

大西景太 「ハイスイノナサ「地下鉄の動態」」
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こちらも音楽に合わせた映像作品。音を視覚化したような映像が面白く、様々な音が絡みあう感じやリズムを刻む様子などが見て取れました。

倉田稔 「勝手に入るゴミ箱」
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こちらは可動式のゴミ箱で、このゴミ箱とキネクトみたいなセンサーで構成されています。ちり紙を丸めてゴミ箱に投げるという経験をしたことがある方は多いと思いますが、このゴミ箱はそのゴミの動きを察知して勝手にゴミをナイスキャッチしてくれますw 実際に動くところは見られませんでしたが、映像でその凄技ぶりを見ることができました。メイキングも面白いです。

新井風愉 「永野 亮「はじめよう」」
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これは永野亮というアーティストのミュージックビデオで、全編に渡って浮遊しているような人々が映しだされています。見ればその種はすぐに分かるのですが、その発想が面白くて親しみが持てました。

↓メイキング映像もあり、実際はこんな感じで撮影されていることが分かります。予想以上にローテクですw
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neurowear 「necomimi」
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これはニュースでも話題になった猫耳のおもちゃ。脳波に合わせて動くという、ハイテクなんだけど脱力系のおもしろアイテムです。私は装着しませんでしたが実機もあり、大勢の人が並んで楽しんでいました。
 参考記事:amazonでnecomimiの検索結果

倉田光吾郎/吉崎航 「水道橋重工「KURATAS」」
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こちらもニュースで話題になった人型ロボット。ガンダムというよりはレイバーとかヴァンツァーを彷彿とするかな。実物がなかったのが残念ですが、中に人が入って操縦する様子を映像で流していました。搭乗者が微笑むとBB弾のガトリングガンが発射される「スマイルショット」など、ジョークギミックも面白いです。


<マンガ部門>
続いては漫画のコーナー。こちらには原画などが並んでいました。

ブノワ・ペータース/フランソワ・スクイテン 訳:古永 真一/原 正人 「闇の国々」
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こちらは大賞となった作品で、フランス・ベルギーのコミックのようです。緻密な描写の漫画で、絵画的な感じを受けるページもあり、1ページに1週間もかけて制作されているのだとか。ちょっと面白そうでした。

漫画のコーナーも結構色々あったのですが、私の知らない漫画ばかりでしたw


<アニメーション部門>
最後はアニメのコーナーです。PVのように短い紹介映像が流されていました。

細田守 「おおかみこどもの雨と雪」
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こちらは昨年ヒットしたアニメ映画。私はまだ観ていませんが、「時をかける少女」や「サマーウォーズ」を手がけた監督の作品なので面白そうです。早く見ないと…。

杉井ギサブロー 「グスコーブドリの伝記」
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こちらは宮沢賢治の小説をアニメ映画化した作品です。私はそれほど満足したわけではないですが、映像の幻想性などは良かったとおもいます。
 参考記事:映画「グスコーブドリの伝記」(ややネタバレあり)

モンキー・パンチ/山本沙代 「LUPIN the Third ~峰不二子という女~」
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こちらは昨年放送されていたルパン3世のアニメで、主人公は峰不二子となっている作品です。私も録画して観ていましたが、5話くらいで観なくなりましたw 本編はそんなに面白いとは思いませんでしたが、独特の作画は良かったと思います。


ということで、今年も大いに楽しむことができました。こちらは毎年開催されるので、来年も楽しみです。今年はどんな新しいメディア作品ができるのかな…。来年こそは超混みの最終日は避けたいと思いますw


 参照記事:★この記事を参照している記事


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評価




コメント
No title
こんばんは。

メディア芸術祭最終日…混雑がすごそうですね。。。
(私はその2日前に行きました…が、混んでいました…)

個人的には機械の動きに愛らしさを感じるものが多かったです、
ゴミ(傘とか…)やゴミ箱や(動く所は見られませんでしたが)
欲望のコードの壁面一面の機械とか。
(センサーを利用して操って楽しんでました…)
はじめようのアナログな温もり感もよかったです。

来年はどんな作品が出てくるのか、行く度に楽しみになりますね!
2013/03/01(金) 01:29 | URL | naotomomo #-[ 編集]
Re: No title
>naotomomoさん
コメント頂きましてありがとうございます。
む、2日前でも混んでいましたか。これは来年はもっと早いタイミングのほうが良いかも。

言われてみると面白機械の作品が多かったですね。
日本人のメカ好きは世界屈指ですが、こういう遊び心のあるところも日本っぽいですw
(傘のロボは韓国の作品だったかな)

来年も楽しみですね^^
2013/03/02(土) 01:52 | URL | 21世紀のxxx者 #-[ 編集]
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