関東近辺の美術館めぐり ~美術・美景・美味を楽しむブログ~

新春展 春の妝(よそお)い 【泉屋博古館 分館】

2月上旬の金曜日に休暇を取って、ラフォーレミュージアム六本木のファミリーセールで買い物をした後、すぐ近くの泉屋博古館分館で「新春展 春の妝い」を見てきました。ここに来るのは半年ぶりかな。小規模ながら良い展覧会が多い所なので、もっと通いたいと思うけれど六本木一丁目という場所が微妙だったりしますw

P1110324.jpg P1110326.jpg

【展覧名】
新春展 春の妝(よそお)い

【公式サイト】
http://www.sen-oku.or.jp/tokyo/program/index.html

【会場】泉屋博古館 分館
【最寄】六本木一丁目/神谷町


【会期】2010年01月09日~03月14日
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間30分程度

【混み具合・混雑状況(平日14時半頃です)】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
この展示は前期後期の入れ替えがあるようで、私が行ったときは前期でした(2/8から後期になっています。下記の▲は前期のみの展示) ここは2部屋しかなく、そのうち最初の部屋は絵画、もう一つの部屋は工芸品や着物となっていました。気に入った作品をいくつかご紹介。

木島桜谷 「雪中梅花」
雪の積もった実物大くらいの梅の木が描かれた屏風です。背景の金地と共に鮮やかで、雪をよく観ると絵の具の跡が本当に雪のようでした。

狩野芳崖 「寿老人」 ★こちらで観られます
大きな水墨画の掛け軸です、木の根に座る寿老人と、傍らには鶴や蝙蝠、背後には鹿も見られます。いずれも中国の絵では吉祥のモチーフなので、お目出度い絵のようです。寿老人の輪郭が太くて濃く、特に寿老人の頭巾?や右腕は密度が濃い感じでした。また、右下に垂れる枝、鶴の垂れた首など右下がりの線が多く、計算して描いているのかな?と思ったり。 寿老人はかくかくしているのに背後の鶴はふわっとした表現なのも面白かったです。

木島桜谷 「竹林白鶴」 ★こちらで観られます
6曲1双の金屏風で、川辺の竹林で鶴たちが休んでいる様子が描かれています。金と緑と白黒というのが目に鮮やかでした。デフォルメされているようで鶴は写実的に描かれていました。

板谷波山 「葆光彩磁珍果文花瓶」 ★こちらで観られます
淡い色合いの壷で、粉でもかかっているのかと思うくらいマットな感じの幻想的な淡さがありました。桃やびわ、葡萄のような果実がかなり細かく描かれていて、寿とか福などお目出度い字も観られました。この作品の釉薬は本当に驚きです。


ここからは次の部屋です。陶器や着物、香木などもありました。

野々村仁清 「色絵鶏撮丸形香炉」
丸い香炉の上に、横向きの鶏のつまみがついています。あまり鶏っぽくないと思いましたが、きょとんとした顔が可愛かったw

柴田是真 「鶏籠色絵蒔絵硯箱」
先日ご紹介した柴田是真の作品もありました。 籠目模様の穴の空いた蓋と、鶏の蒔絵の箱です。顔は鶏ですが、ポーズは鶴っぽいかも。尾羽が透き通って見えました。

瑞祥絵替沓形向付
青で絵付けしてある楕円形の磁器が6つ並んでいて、それぞれの中には鳥や木など別々の絵が描かれていました。どれも愛嬌のある姿で親しみがもてました。

紅白浅葱段霞松原波模様縫箔
着物です。上から等間隔で7つの段に分かれていて、上から順に
 オレンジ(松の絵)→水色(波の絵)→白(松の絵)
→オレンジ(波の絵)→水色(松の絵)→白(波の絵)→オレンジ(松の絵)
となっています。模様も波の順序よく並んでいるのですが、ちょっとずつずれていくのが面白かったです。

ということで、30分くらいでさくっと観られる規模ながらも面白い内容だったと思います。特に板谷波山「葆光彩磁珍果文花瓶」には驚かされた…。 これだけでも十分元が取れた気分でした。

さらにこの後、智美術館と大倉集古館にもハシゴしました。次回は智美術館をご紹介しようかと思います。
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