関東近辺の美術館めぐり ~美術・美景・美味を楽しむブログ~

モネ・ルノワールと印象派・新印象派展 【松岡美術館】

もう半月ほど前ですが、松岡美術館へ行って「モネ・ルノワールと印象派・新印象派展」を観てきました。何枚か館内で写真を撮ってきたので それを使ってご紹介しようと思います。(この美術館はフラッシュ不可、機材不可、携帯での撮影不可、シャッター音不可などのルールを守れば写真撮影が出来ます。)

 ※もし掲載に問題がありましたら掲載をおろしますので、お申し付けください。

P1120951.jpg

【展覧名】
 モネ・ルノワールと印象派・新印象派展

【公式サイト】
 http://www.matsuoka-museum.jp/exhibit56.html
 http://www.matsuoka-museum.jp/

【会場】松岡美術館
【最寄】白金台駅(東京メトロ) または 目黒駅(JR・東京メトロ)
【会期】2010年4月25日~9月26日
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間30分程度

【混み具合・混雑状況(日曜日15時頃です)】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
今回の展示は印象派と新印象主義がメインの特別展で、少し前の時代のブーダンから新印象主義やナビ派あたりまで約40点の作品が並んでいました。現在、国立新美術館で開催されている「オルセー美術館展2010 ポスト印象派」とテーマが似ているかな。流石にあれほど超一流の作品はこちらにはありませんが、印象派展で定番の画家からあまり知らなかった画家まで、ちょっと違った面白さのある内容でした。

今回も2つの展示室のみで、1部屋目はこんな感じです。
P1120954.jpg

気に入った作品をいくつかご紹介。

クロード・モネ 「サン=タドレスの断崖」
P1120974.jpg
まだ27歳頃の作品。右奥に見えるのはモネが育ったル・アーヴルの街だそうです。雲や光と影の表現なども気になりますが、手前の丘が斜めに走って絵を2分しているように思いました。
この辺はブーダン3点、モネ3点、シスレーなどもありました。

ピエール=オーギュスト・ルノワール 「リュシアン・ドーデの肖像」
P1120986.jpg
パステルの作品。お菓子を持ってふっくらした可愛い子供が描かれ、背景の赤も温かみを感じます。 結構輪郭がしっかりしているように思えました。
ルノワールはこの他にも1枚ありました。

カミーユ・ピサロ 「羊飼いの女」
P1120996.jpg
グワッシュの少し淡い色彩の作品。のんびりとした風景で、光りに溢れた明るい画面が爽やかです。こういう生活してみたいw

アルマン・ギヨマン 「アリエ河畔のサン=ジュリアン=デ=シャーズ」
P1130009.jpg
今回気に入った作品の中の1枚です。あまり印象派然としていないというか、色彩が力強い作品です。解説によると親交のあったゴッホやゴーギャンを思わせる奔放な筆致や色彩があるとのことで、なるほどと思いました。

アンリ・モレ 「ブルターニュの海岸」
P1130017.jpg
これもかなり気に入りました。モレはゴーギャンの影響を受けたポン・タヴェン派に位置づけられるようで、後年はモネを思わせる作風だそうです。また、解説によると色をパレットで混ぜずキャンバスで並列させる手法などに特徴が見られるようです。そのせいかかなり鮮明な色彩で岩と海の荒々しさを感じました。
 ポン・タヴェン派とナビ派の参考記事:オルセー美術館展2010 ポスト印象派 感想後編 (国立新美術館)

この辺はアンリ・モレ、マクシム・モーフラ、ギュスターヴ・ロワゾー、ルイ・ヴァルタといったあまり観たことがない画家の作品が並んでいて貴重な機会でした。

ルイ・ヴァルタ 「黄色い背景と大きな花瓶」
P1130033.jpg
展示室の中で一際目立っていた作品です。ルイ・ヴァルタはナビ派のドニやボナール、後にルノワールやシニャックとも親交があったそうで、フォーヴの一員と見なされたこともあるそうです。確かにこの絵はフォーヴのようなナビ派のようなどちらとも言えない個性を感じます。オレンジ色の背景に青や紫の花がよく映えて色彩の強さを感じました。
ルイ・ヴァルタはこれ以外にも興味深い作品がありました。

ポール・シニャック 「サン=トロペの湊」
P1130058.jpg
新印象主義のシニャックの作品で、結構大きな点描で描かれています。解説によると船体の赤と緑を対比させ並列させることで、お互いを引き立てる補色となっているそうです。点と点の色の組み合わせを1つ1つ観てから離れて観ると一層面白かったです。

ということで、あまり知らない画家の作品なども観られて面白かったです。勿論これ以外にも気に入った作品はあるのですが、あまり沢山載せるのもあれなので、気になる方は是非美術館に足を運んでみて下さい。常設も充実している良い美術館です。ぐるっとパスで観られるし、空いていて静かで写真まで撮れるのも嬉しいw
関連記事


記事が参考になったらブログランキングをポチポチっとお願いします(><) これがモチベーションの源です。

  人気ブログランキングへ 

評価




コメント
No title
この辺はよく散歩等で行きますが、
お恥ずかしい限り初めて知った美術館です!
是非、期間中に覗きに行ってみます。
2010/06/19(土) 03:26 | URL | きぼう丸 #skMrwbAU[ 編集]
こんばんは!
松岡美術館は初めて知りました!
ブルターニュの海岸、綺麗な絵ですね~^^
見にいってみたいな~☆

ポチポチっ☆
2010/06/19(土) 23:02 | URL | 東京レポーターじゃみ~る #EBUSheBA[ 編集]
Re: No title
>きぼう丸さん
結構目立たない場所にあるから気づかれないかもしれませんね。
絵画以外にも彫刻や仏像、エジプトなど様々なものがありますので是非行ってみてください。
猫の給仕頭が迎えてくれますよw
2010/06/20(日) 00:31 | URL | 21世紀のxxx者 #-[ 編集]
Re: こんばんは!
>東京レポーターじゃみ~る さん
いつも応援ありがとうございます!
この美術館も面白い作品が見つかると思いますよ。
よく庭園美術館とハシゴしています。周りに良いカフェも多いのが嬉しい^^
2010/06/20(日) 00:33 | URL | 21世紀のxxx者 #-[ 編集]
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

21世紀のxxx者

Author:21世紀のxxx者
 
多分、年に70~100回くらい美術館に行ってると思うのでブログにしました。写真も趣味なのでアップしていきます。

関東の方には休日のガイドやデートスポット探し、関東以外の方には東京観光のサイトとしてご覧頂ければと思います。

画像を大きめにしているので、解像度は1280×1024以上が推奨です。

↓ブログランキングです。ぽちっと押して頂けると嬉しいです。


人気ブログランキングへ



【トラックバック・リンク】
基本的にどちらも大歓迎です。アダルトサイト・商材紹介のみのサイトの方はご遠慮ください。
※TB・コメントは公序良俗を判断した上で断り無く削除することがあります。
※相互リンクに関しては一定以上のお付き合いの上で判断させて頂いております。

【記事・画像について】
当ブログコンテンツからの転載は一切お断り致します。(RSSは問題ありません)

更新情報や美術関連の小ネタをtwitterで呟いています。
更新通知用twitter

展覧スケジュール
現時点で分かる限り、大きな展示のスケジュールを一覧にしました。

展展会年間スケジュール (1都3県)
検索フォーム
ブログ内検索です。
【○○美術館】 というように館名には【】をつけて検索するとみつかりやすいです。
全記事リスト

全記事の一覧リンク

カテゴリ
リンク
このブログをリンクに追加する

日ごろ参考にしているブログです。こちらにも訪れてみてください。

<美術系サイト>
弐代目・青い日記帳
いづつやの文化記号
あるYoginiの日常
影とシルエットのアート
建築学科生のブログ
彫刻パラダイス
ギャラリークニャ
「 10秒美術館 」 ~元画商がほんのり捧げる3行コメント~ 
だまけん文化センター
横浜を好きになる100の方法
美術品オークション

<読者サイト>
アスカリーナのいちご日記
Gogorit Mogorit Diary
青い海(沖縄ブログ)
なつの天然生活
月の囁き
桜から四季の花まで、江戸東京散歩日記
うさみさんのお出かけメモ (u_u)
森の家ーイラストのある生活
Croquis
ラクダにひかれてダマスカス

<友人のサイト>
男性に着て欲しいメンズファッション集
Androidタブレット比較
キャンペーン情報をまとめるブログ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
メディア掲載
■2012/1/27
NHK BSプレミアム 熱中スタジアム「博物館ナイト」の収録に参加してきました
  → 詳細

■2011/11/21
海の見える杜美術館の公式紹介サイトに掲載されました
  → 詳細
  → 掲載場所

■2011/9/29
「週刊文春 10月6日号」に掲載されました
  → 詳細

■2009/10/28
Yahoo!カテゴリーに登録されました
  → 絵画
  → 関東 > 絵画

記事の共有
この記事をツイートする
美術鑑賞のお供
細かい美術品を見るのに非常に重宝しています。
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード
外部ツール
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
73位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
デザイン・アート
13位
アクセスランキングを見る>>
広告