関東近辺の美術館めぐり ~美術・美景・美味を楽しむブログ~

桐島洋子 骨董物語 【ポーラミュージアム アネックス POLA MUSEUM ANNEX】

10日ほど前の土曜日に、ポーラミュージアム アネックスで「桐島洋子 骨董物語」を観てきました。

P1130958.jpg

【展覧名】
 桐島洋子 骨董物語

【公式サイト】
 http://www.pola.co.jp/m-annex/
 http://www.pola.co.jp/m-annex/exhibition/detail.html

【会場】ポーラミュージアム アネックス (POLA MUSEUM ANNEX)
【最寄】東京メトロ 銀座駅・銀座一丁目駅 JR有楽町駅
【会期】2010年7月10日(土) ~ 8月22日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間30分程度

【混み具合・混雑状況(土曜日14時半頃です)】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_③_4_5_満足

【感想】
この展示はフリーライターの桐島洋子氏が50歳を過ぎてから集めたという美術品を紹介するという内容でした。私は桐島洋子氏のことを知らなかったのですが、中々奔放な人生を送っている方のようで、売れっ子ライターとは言え、一個人がこれだけのものを集めたのか~と驚きがありました。中々趣味が良く、幅広いコレクションとなっていましたので、ざっくりとご紹介しようと思います。

最初にマティスのリトグラフが数点ありました。子供時代は富豪の家に生まれたらしく、父がマティスを集めていたそうです。その後、破産して美術品は売られてしまったそうですが、マティスのリトグラフが1枚だけ残ったそうです。 まあ、美術館の所蔵品のような傑作という訳ではありませんでしたが、個人としては良いコレクションだと思います。

その後、ベル・エポック(特にアールヌーボー)の時代の椅子やステンドグラス?、女性像、女性の横顔のついた花瓶、レースのカーテンなど、華やかな品々が並んでいました。 他にも、バッグ、劇場の入場証、マッチ入れ、地下鉄の回数券など、アールヌーボーのデザインの細々した品もあり、こんな所までこういうデザインだったのかと興味深かったです。なかなかニッチなコレクションで面白いです。

この辺で、桐島洋子氏の人生について紹介されていました。桐島洋子氏の父は上海でナチスの迫害を逃れた芸術家を庇護していたそうで、戦後に破産してからは葉山で自然に囲まれた生活をしていたようです。桐島洋子氏が大人になると文藝春秋に入社したようですが、海外旅行中に隠し子を2人??作ったりしたとのことでした。2人の娘を産んだ後は退社してベトナム戦争に従軍記者として赴いたそうで、その後1970年になると『渚と澪と舵』という本を出し、さらに72年の『淋しいアメリカ人』という本で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞したとのことです。そして、その後はライターとして第一線で活躍されていて、仕事で得たお金(本人いわく「重からぬ財布」)を元手にせっせと足を運んで各地から品々を集めているそうです。
 参考:桐島洋子のwiki

この後、私が一番楽しめたガラス器のコーナーがありました。ローマのガラス、帝政ロシア時代のガラス、ボヘミアングラス、アールヌーボー様式、エミール・ガレ、ドーム兄弟、ルネ・ラリック、アール・デコ様式 などなど様々な時代の色とりどりのグラスが並んでいました。煌びやかで美しく、素晴らしいコレクションでした。

その後にはイギリスの茶器や皿、ロマノフ王朝の食器、ヨーロッパの古地図などがありました。この辺には本人によるコレクション紹介もありました。

会場の一番奥の辺りの壁には中国の皿?が飾られ、愛新覚羅一族の家具なども展示されています。特に目を引いたのは中国の染付けのセットで、これは300年イギリスの倉庫で忘れられていたものが骨董市に出てきたものだそうです。現在でもお客さんが来たときに実際に使ってるのだとか。何とも贅沢で羨ましい話です。 展覧の最後には中国の家具セットや刺繍、鳥篭、皇帝の命令書などもありました。


ということで、幅広いコレクションでした。個人でここまで集めたというのが素晴らしいと思います。 洒落た雰囲気の展示となっていますので、銀座に行ったらふらっと寄ってみると面白いと思います。
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